月間推し蔵ランキングとは
月間推し蔵ランキングとは『ユーザー投票型の日本酒メディア』です。
各テーマ毎に皆さんが「一番推せる!」と感じた推し蔵を集計して発表します!
皆さんから投票していただくことで、流行りではなくそれぞれのリアルな「推し蔵」を知ることが出来ます。
このランキングを通して、おすすめの日本酒や酒蔵を発掘し、日々の日本酒ライフをより楽しくしてみてはいかがでしょうか♪
第1回目のランキングテーマは、
『3月に飲んだお酒であなたの推し蔵は?』
です。
それでは、記念すべき第1回目のランキング結果を見ていきましょう!
第1回 月間推し蔵ランキングTOP3 結果発表!
- 若波酒造 2票
- 白杉酒造 2票
- 森酒造場 2票
今回が初めての企画にもかかわらず、30名もの方に投票いただきました。
結果は、同率1位でこちらの3軒の酒蔵がランクインしました!
票数が偏ることなく均等に分かれていることから、しっかりそれぞれの推し蔵があるということが伺えますね。
なかなか面白い結果になったのではないでしょうか♪
それでは、見事TOP3に輝いた3軒を詳しくご紹介していきたいと思います!
皆さんから投票いただいた際に、推し蔵の日本酒の写真もご提供いただいたのでそちらも併せてご覧ください♪
若波酒造
大正11年(1922年)創業。
日本有数の家具と建具の生産地として栄えてきた福岡県大川市に蔵を構えています。
蔵の傍には九州一の大河である筑後川が流れており、その大河の如く「若い波を起こせ」という想いを込めて「若波」と銘々されました。
若波酒造のお酒のコンセプトは「味の押し波・余韻の引波」。
ぐっと押し寄せる味わい、すっと引き行く余韻がまるで穏やかな波に漂っているかのような心地に誘います。
※写真引用元:若波酒造HPより
若波酒造は、四代目当主である今村嘉一郎さん、当主の姉であり製造統括担当の今村友香さん、友香さんの同級生で九代目杜氏の庄司隆宏さんの「若き三本の矢」が中心となりお酒造りを担っています。
その若い推進力を備えながら、定期的に利き酒を行い、「再現性」を追求するなど実直にお酒造りと向き合うことで躍進し続けています。
また、若波酒造には、県内で2名しかいない清酒専門評価者がおり、厳しい品質審査をクリアした確かなお酒のみを販売しております。
この絶対的な安心感が日本酒「若波」の人気の理由と言えるでしょう。
近年では、「第一回 福岡県酒類鑑評会 大吟醸の部 最高位 福岡県知事賞」の受賞をはじめ、数々の賞を受賞するなど快進撃が止まりません。
これからも目が離せない福岡の酒蔵です。
投票者おすすめの日本酒「若波 純米吟醸 山田錦 生酒」
「銀の若様」とも呼ばれているシルバーラベル若波。
山田錦の一大生産地でもある福岡県糸島産の山田錦を全量使用した贅沢な純米吟醸酒です。
バナナ香に包まれながらもフレッシュでジューシーな飲み口。
程よい酸味と上品でクリアな余韻はまさに心地より引き波のようです。
【若波酒造】
〒831-0008
福岡県大川市鐘ヶ江752
TEL:0944-88-1225
FAX:0944-88-1226
HP:https://wakanami.jimdofree.com/
白杉酒造
※写真引用元:白杉酒造HPより
安永6年(1777年)創業。
「丹後ちりめん」で有名な京丹後市に蔵を構えます。
現在は11代目蔵元の白杉悟さんが杜氏を務め、蔵元の婦人、営業、蔵人の少数精鋭で一丸となり全力でお酒造りを行っています。
酒蔵からは創業300年という重厚な歴史を感じられますが、お酒造りはこれに反して非常に革新的なのが特徴的です。
11代目が杜氏を継いだ2013年、自身に出来るお酒造りとは何か?と考え辿り着いたのが、「地元の食用米を使用して美味しいお酒を造る」というまったく新しい試みでした。
斬新的な発想ですが、日々口にしているお米で造る日本酒の味わいは、飲み手の口に非常に馴染みやすく、瞬く間に評判となりました。
今では日本で酒造好適米を使用せず、食用米で日本酒を造る唯一無二の酒蔵を確立しました。
代表銘柄は「白木久」。
白木久は、「白杉」を「白杦」と表記したことに由来します。
こちらの「shirakiku BLACK LABEL revolution」は、丹後産のコシヒカリと黒麹を使用。
一般的に日本酒造りに用いられる麹は黄麹ですが、黒麹を使用することでクエン酸がたくさん生成されます。このクエン酸によって通常の黄麹より、健全で純度の高い酵母を生み出すことができます。
そのためフレッシュでジューシーな味わいとなっているのが特徴です。
また、麹選びだけでなくワインボトルに瓶詰めするなど随所に革新的な一面が伺えます。
この他にも白木久には様々な個性的な種類があり、遊び心のあるネーミングやラベルのデザインなど、伝統を紡ぎながらも時代と共に挑戦し、進化し続けています。
今後どのような日本酒を世に送り出してくれるのか楽しみな酒蔵です♪
投票者おすすめの日本酒「白木久 無濾過生原酒 NUE-鵺-」
鵺(ぬえ)とは、平家物語などに登場する、顔が猿、胴体が狸、手足が虎、尻尾が蛇の4種類の生物が融合した伝説の妖怪です。
その4種類に因んで、麹には「黄麹」「白麹」「黒麹」「味醂麴」の4種類。
酵母には「京の華」「京の恋」「京の咲」「京の珀」の4種類を使用しています。
一見複雑な造りに思えますが、味わいは非常にシンプル。
洋酒のような上品な香りに、優しい甘みと爽やかな酸味が広がります。フレッシュでジューシーな飲み口です。
【白杉酒造】
〒629-2503
京都府京丹後市大宮町周枳954
TEL:0772-64-2101
HP:https://shirakiku.shopinfo.jp/
森酒造場
明治28年(1895年)創業。
日本で初めて西洋貿易が行われた港町、かつて大航海時代には「フィランド」と呼ばれた長崎県平戸市に蔵を構えています。
創業当初は「小松屋」の屋号で営んでいましたが、時代の変遷と共に昭和30年代、「有限会社森酒造場」へ法人化しました。現在は4代目の森幸雄さんが当主を務めています。
代表銘柄「飛鸞」で有名な森酒造場ですが、実は数年前まで廃業寸前の状況でした。
そんな危機的状況だった蔵を救ったのが若き五代目杜氏「森雄太郎」さんです。
大学時代に醸造学を専攻していた雄太郎さんは、蔵に戻った際、老朽化した蔵の復旧作業に取り組み、日本酒造りの原点に立ち戻りました。
日本古来の酒造りの手法である「生酛(きもと)造り」を導入し、櫂(かい)入れ、加水、濾過など行わず、味の仕上がりを酵母の働きに任せた自然体のお酒造りを行うことにしたのです。
これにより芯がしっかりとした酒に仕上がり、開栓後も安定した味を楽しめるようになります。
また、原料であるお米と水にもこだわりました。
水は創業当時から使用している最教寺のふもとから湧き出る名水を。
お米は平戸産山田錦や長崎の食用米「にこまる」を使用。
無理に着飾らず、地元の素材を使用することでこれまで長年酒蔵を支えてくれた人々に循環し、平戸の風土や魅力を発信し続けられると考えています。
そのような想いから誕生した日本酒が「飛鸞」です。
飛鸞の由来について、かつて平戸の地名は、海より眺めた平戸の島影が神霊の精が鳥と化した「鸞」(らん)が飛び立つ姿に似ており、「飛鸞島」と呼ばれていたことから命名されました。
この飛鸞は、フルーティーで軽やかなものから、あっさりとキレの良いものまで種類も様々で、2020年全国酒類鑑評会の入賞を皮切りに、2021年パリで開催された「クラマスター」で金賞を受賞するなど国内のみならず海外でも評価されるほどの人気となりました。
これも雄太郎さんの「好奇心」と「探求心」が成せるお酒造りの賜物と言えるでしょう。
また、「飛鸞」といえば、2023年にハンズオンが日本酒特化型クラウドファンディングサービスにてプロジェクトを企画した「俺達の飛鸞」も記憶に新しいです!
「俺達の飛鸞」についても是非こちらからチェックしてみてください♪
投票者おすすめの日本酒「俺達の飛鸞」
やはりハンズオンSAKEユーザーだけあり、「俺達の飛鸞」を推してきてくれました!
総勢110人の出資者と森雄太郎杜氏がタッグを組んで生み出された唯一無二の日本酒。
「森酒造場では初となる6号酵母の使用」「平戸産食用米にこまるの使用」「生酛造りの採用」「火入れなしの無濾過生酒」など。
こだわりと情熱が注がれました。
【森酒造場】
〒859-5115
長崎県平戸市新町31-2
TEL:0950-23-3131
FAX:0950-22-4174
MAIL:morishuzoujo@hiransake.com
HP:https://mori-shuzou.jp/
投票いただいた推し蔵一覧
TOP3以外で投票があった推し蔵をすべて一覧でご紹介いたします!
皆さんどのような酒蔵を推しているのでしょうか♪
推し蔵と共に代表銘柄の日本酒も記載していますので是非参考にしみてください。
酒蔵 | 所在地 | 代表銘柄 |
---|---|---|
阿部酒造 | 新潟県 | あべ |
越後鶴亀酒造 | 新潟県 | 越後鶴亀 |
王紋酒造 | 新潟県 | 王紋 |
花の香酒造 | 熊本県 | 産土 |
松緑酒造 | 青森県 | 六根 |
寒菊銘醸 | 千葉県 | 総乃寒菊 |
五町田酒造 | 佐賀県 | 東一 |
浦里酒造店 | 茨城県 | 霧筑波 |
今西酒造 | 奈良県 | 三諸杉 |
上川大雪酒造 | 北海道 | 上川大雪 |
仁井田本家 | 福島県 | にいだしぜんしゅ |
西出酒造 | 石川県 | 春心 |
西野金陵 | 香川県 | 金陵 |
石川酒造 | 東京都 | 多満自慢 |
大地酒造 | 大分県 | 花笑み |
辻本店 | 岡山県 | 御前酒 |
天吹酒造 | 佐賀県 | 天吹 |
杜の蔵 | 福岡県 | 杜の蔵 |
二世古酒造 | 北海道 | 二世古 |
白糸酒造 | 福岡県 | 田中六五 |
豊国酒造 | 福島県 | 一歩己 |
矢野酒造 | 佐賀県 | 肥前蔵心 |
櫻田酒造 | 石川県 | 初桜 |
萬乗醸造 | 愛知県 | 醸し人九平次 |
北海道から九州まで全国各地の酒蔵が名を連ねていて、知らなかった酒蔵があるとワクワクしちゃいますね♪
これでまた推し蔵が一つ増えていきそうな予感がします!
回答者の内訳
今回ランキングに回答していただいた方たちの内訳を見ていきましょう。
年代別
- 25-29歳 3人
- 30-34歳 3人
- 35-39歳 3人
- 40-44歳 2人
- 45-49歳 5人
- 50-54歳 6人
- 55-59歳 6人
- 60-64歳 3人
50代が最も多く、次いで40代後半となっています。
ご覧の通り、20代後半から60代前半までまんべんなく回答しており、幅広い層から関心が寄せられているのが分かります。
性別比率
- 男性 22人
- 女性 9人
圧倒的に男性の割合が多いですね。
しかし、回答者の約3分の1を女性が占めていると考えると、女性の日本酒愛好家が多いことが伺えます。
居住地
- 福岡県 9人
- 東京都 5人
- 大阪府 2人
- 石川県 2人
- 熊本県 2人
- 北海道 1人
- 茨城県 1人
- 愛媛県 1人
- 岡山県 1人
- 静岡県 1人
- 神奈川県 1人
- 岐阜県 1人
- 宮崎県 1人
- 三重県 1人
- 新潟県 1人
- 千葉県 1人
上は北海道、下は宮崎まで全国各地から回答がありました。
特に福岡県からの回答率が圧倒的で、日本酒好きが集まっているのがよく分かります。
日本酒の消費頻度
- 週に2-3日 13人
- 毎日 10人
- 週に4-5日 5人
- 頻度は決まっておらず付き合いがあれば飲む程度 2人
- 週に1日 1人
週に2、3日飲んでいる方が最も多く、ほどよく日本酒を嗜んでいるという感じでしょうか。
また、毎日飲んでいるという方も多く、毎日でも飲みたいという気持ちは非常に共感できます!
まとめ
第1回月間推し蔵ランキングはいかがでしたでしょうか?
初の試みでしたが、皆さんから投票いただいたことで、全国各地にそれぞれの推し蔵があることが知れ、日本酒愛を感じられました。
たくさん投票していただきありがとうございました。
今回は「若波酒造」「白杉酒造」「森酒造場」の3軒が同率TOP3でした。
それぞれの蔵の特徴や歴史、お酒造りに対する想いなどを知ると推せる理由にも納得です。
今後もランキングを通して「推し蔵文化」を広めていきたいと思います。
次回のランキングもお楽しみに♪
<次回予告>母の日におすすめしたいお酒は?
■次回テーマ:「母の日におすすめしたい推し蔵」
■募集期間:①一次推し蔵投票期間:4月20日〜23日まで
②決選投票期間:4月25日〜27日まで(①で投票された推し蔵に対してみんなで投票)
花酵母を使用したもの。お花のラベルデザインなど。
母の日におすすめな日本酒を扱っている推し蔵を大募集!
「それなら絶対この推し蔵だ!」と思った方は是非ランキングに参加して投票してください!
あなたの一票をお待ちしています!
月間推し蔵ランキングに参加するには?
「自分の推し蔵をもっと拡散していきたい!」「推し蔵を他の人とも共有したい!」などなど…
月間推し蔵ランキングに興味がある方は、以下のステップで簡単に投票することが出来ます。
一緒に「推し蔵文化」を創っていき、日本酒業界を盛り上げていきませんか?
知名度や都道府県などは問いません。
皆さんの清き一票をお待ちしています♪
■月間推し蔵ランキング募集期間
①一次推し蔵投票期間:毎月20日〜23日まで
②決選投票期間:毎月25日〜27日まで(①で投票された推し蔵に対してみんなで投票)
■集計発表:毎月初旬に各SNS及びHPで発表します。
■発表場所:
・ハンズオンSAKE インスタグラム
・愛酒クリーム インスタグラム
・ハンズオンSAKE HP
毎月25日に決選投票のアンケートが送られてくるので、回答すれば完了。