【対馬・河内酒造】伊藤真太郎杜氏をご紹介!
今回は長崎県対馬で唯一の酒蔵"河内酒造"から伊藤真太郎杜氏をご紹介。 島の酒として長年愛されてきた日本酒を醸す伊藤杜氏が目指すお酒造りとは? オンライン酒蔵留学を楽しむため、Check it now! 河内酒造 杜氏 伊藤 真太郎 さん 島唯一の蔵元で100年企業として島の伝統と文化を担う河内酒造。東京農業大学を卒業後すぐに蔵に入った真太郎さんは、父親とともに日本酒と焼酎を醸しながら4代目の修業に励んでいる。 目次 「河内酒造」について 国境の島「対馬」の特徴 お酒造りに携わり始めたきっかけ お酒造りにおいて、嬉しかったこと お酒造りにおいて、最も辛かったこと お酒造りに込める想い・将来のビジョン 最後に 「河内酒造」について 人口2万8,000人弱の小さな島の小さな酒蔵です。 平野地が少ない為に住宅街の中に蔵を構え、日本酒と焼酎合わせて年間400石ほどを生産し、そのほとんどが島内で消費されています。 河内酒造そのものの創業は1919年ですが、それ以前に醸造されていた高橋氏から曾祖父の河内辰次が譲り受けたと聞いていますので、酒蔵としての歴史はもっと長いかと思います。 1933年河内酒造合名会社に法人化、2019年には河内酒造となってからの歴史だけで100周年を迎えることが出来ました。 これも島の人々の変わらぬ支持のお陰です。これからも日々の大切な営み、その癒しや励ましとして常にそばに寄り添う酒でありたいと思います。 国境の島「対馬」の特徴 日本には北海道、本州、四国、九州、沖縄本島の他、周囲が100m以上ある離島が約6,800島もあり、小さなものまで入れると、数万に及ぶと言われています。 その中に国境の離島が500以上あり、対馬は「有人国境離島地域」に指定されている29地域148島の中のひとつです。 日本海北西部、九州エリアの最北端に位置し日本本島よりも韓国の方が近い為、古代から大陸との交易・交流の拠点として栄え「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋」として日本遺産にも認定されています。 島は上下2島からなり、その狭間には年間を通して波の穏やかな美しいリアス式海岸があり、手つかずの原生林には天然記念物であるツシマヤマネコが生息し、自然と歴史があふれています。 緯度だけで考えれば九州の中では最北の寒冷な気候と、島の面積の9割弱を占める山林が蓄えた豊富な地下水を活かして酒造りをしています。...
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