「大納川」は酒どころで有名な秋田県横手市にある日本酒酒蔵です。
「大納川」の特徴は、自社の蔵付き酵母を使ったお酒造り。
一体どんなお酒で、どんなつくり手さんの考えがあるのか。
今回の記事では、来るオンライン乾杯イベントに備えて、「大納川」の田中文悟社長をご紹介します!
大納川 社長
田中文悟 さん
鹿児島県生まれ、横浜育ち。以前はアサヒビールにお勤めされており、ビールから日本酒造りに転身されたこれまた異色の酒蔵経営者です。
目次
「大納川」について
私たち大納川は秋田県横手市大森町にある蔵人6人の小さな酒蔵です。
経営理念である「心を酔わす酒造り」の下、山内杜氏 佐藤好直を中心に毎日真摯に酒と向き合っております。
蔵の歴史は古く、船乗りであった先祖が当地に居を構え商いを行うとともに大正三年に酒造業を始め、創業以来横手の地酒として人々に長く愛され続けています。
また、社名や銘柄にもなっている「大納川」は、地元の中心を流れる川の呼び名から命名しました。
秋田県横手市の特徴
大納川は、出羽丘陵の酒造りに適した清廉な水を仕込水に使い、山内杜氏伝統の秋田流寒仕込みで醸されます。
特に力を入れているのが原料処理。蔵直下20メートルを流れる保呂羽山の伏流水を用いての洗米作業、甑への盛りは手作業で行っております。
雪国秋田の中でも横手は特に雪の多い街です。有名な「かまくら」をはじめ、この地で暮らす人々の風土や文化は雪とともに育まれてきました。
杜氏の佐藤好直を中心に、地元の空気・蔵の雰囲気を1本の瓶に丁寧に詰め込み、令和元酒造年度より純米蔵となり、全量瓶貯蔵を行っております。
田中社長がお酒作りに携わり始めたきっかけ
アサヒビール時代の後輩である青森県陸奥八仙の駒井君より、日本酒業界の衰退の話を聞き、この業界を自分の力で活性化してみたいと思ってアサヒビールを退職して、酒蔵再生事業を始めました。
酒造り・酒蔵経営において、最も辛かったこと
一進一退の経営の中で、辛いことだらけですが(笑)なるべく辛いと考えないようにしております。
酒造り・酒蔵経営において、最も嬉しかったこと
地元の方々より大納川の社員さん・蔵人さんみんな明るくなったねと言われた事。
お酒造りに込める想い・将来のビジョン
酒造りは街づくりをモットーに、酒蔵を介して、街を活性化したいと思っております。
日本酒の力はこんなものではないと思っております。
日本酒の魅力を正しく、明るく伝える活動をしていきたいと思っております。
最後に
12月19日(日)19:00から、今回ご紹介した田中社長に加え、大納川の杜氏 佐藤好直さんを迎えオンライン乾杯イベント(オンライン酒蔵留学)を開催!
大納川の代表銘柄「天花」の初しぼりを含む3種の日本酒と秋田の名物“山内いぶりがっこスライス”を一緒にお届けして、全国各地の日本酒ファンと共に一緒に乾杯♪
秋田のお酒が美味しい秘密や、これらのお酒に合うペアリング料理まで直々に教えていただくことができますよ♪
ぜひ、ご参加ください!