オンライン酒蔵留学レポート
オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方のお酒の作り手さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒通販サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。
本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪
今回は、第31回オンライン酒蔵留学にご出演いただいた榎酒造(広島県)をご紹介いたします♪
榎酒造(えのきしゅぞう)について

広島県呉市・音戸町。平清盛の伝説で知られる「音戸の瀬戸」に架かる赤い大橋がシンボルの町に、榎酒造は明治32年(1899年)に創業されました。
代表銘柄「華鳩(はなはと)」は、蔵がある「鳩岡」の地名と、昔の国語教科書の冒頭に登場する「ハナ、ハト」から名付けられた親しみやすい名前です。
華鳩のお酒は一言でいうと『たおやかでやさしい味わい』。
1.皆さまにおいしく飲んでいただき、元気になるお酒づくり。
~日本酒の楽しみを拡げるためにチャレンジし続ける。
2.お酒を味わい、楽しみ、語らうきっかけづくり。
~ほろ酔いコミュニケーションの潤滑油となるお酒を提供する。
3.やさしく思いやりのある、豊かな心づくり。
~『豊かな心の種まき運動』を実践し、社会に貢献できる人と会社になる。
この三つの使命を胸に、華鳩の酒造りは行われているのです。
戦前には全国品評会で名誉賞を受賞。その後も全国新酒鑑評会で16回の金賞に輝き、
平成13年には広島の蔵として初の4冠を達成。現在も安定した品質と確かな技術で高く評価されています。

「華鳩」の顔となっているのが何といっても【貴醸酒】。
通常、日本酒造りは米、麹、水を原料として造られますが貴醸酒は仕込み水の代わりに日本酒を使用して醸されます。
これにより濃厚でジューシーな甘みと旨味が口いっぱいに広がるなめらかな味わいへと仕上がり、デザート酒として人気を博しています。
この貴醸酒を全国で酒蔵として初めて醸造したのが榎酒造なのです!
昭和49年(1974年)、三代目蔵元「榎徹」が、
「誰も飲んだことのない新しい酒にチャレンジし、日本酒の幅を広げたい」
という一心で醸造に取り込んだのが始まり。
「華鳩 貴醸酒」は発売以降、徐々にその評価を高めていき、世界最大のワイン・日本酒コンペ「IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)」古酒の部では、2008年以降数多くのトロフィーや金賞などを受賞。
そして、2010年には世界チャンピオンにも輝き、世界で認められる日本酒へと登り詰めたのです。
こうして貴醸酒は国内での需要も高まり「貴醸酒は華鳩!」と言わしめるほど多くの貴醸酒ファンを魅了し続けています。
貴醸酒のパイオニア!「華鳩 貴醸酒」の歩み

榎酒造は言わずと知れた貴醸酒のパイオニア。
昭和49年(1974年)、日本酒が「男は黙って辛口」と言われていた時代に、ひとりの蔵人が新しい扉を開きました。
榎酒造三代目蔵元及び現会長の「榎徹(えのきとおる)」氏です。
きっかけは、ヨーロッパのワイナリー巡り。
どの蔵でも「最高の一本」として出されたのは、甘く芳醇なデザートワイン(貴腐ワイン)でした。
当時の日本では甘いものは高級品という“幸福感”があり、その体験が、彼の中に「日本にも甘いお酒の時代が来る」という強い思いを芽生えさせたのです。
帰国後、醸造試験所で「迎賓館の乾杯にふさわしい、これまでにない日本酒を」という国家プロジェクトが始動。
彼は迷わず手を挙げ、ただ一人の挑戦者として誕生させたのが「貴醸酒」でした。
当初は大反響!初年度は飛ぶように売れました。
しかし辛口全盛期の日本では甘口酒は異端。翌年以降は苦戦が続きました。
それでも彼は諦めませんでした。
大きなタンクで仕込まれた貴醸酒が、時を経て円熟の旨みを増していくことに気づいたのです。
古くなるほど美味しくなる――この“偶然の発見”が、今の貴醸酒文化を形づくったのです。
食文化の多様化に伴い、貴醸酒は徐々に評価を高めていき、「IWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)」古酒の部にて2010年にチャンピオン獲得。
2011年には金賞受賞、2012年以降5年連続トロフィー受賞など数々の輝かしい結果を残してきました。
人がやらないことに挑み続けた先見の蔵人の情熱とチャレンジ精神。
それは今も甘美で奥深い一杯として受け継がれています。
G7広島サミットで提供!「華鳩 貴醸酒10年熟成古酒」

華鳩の貴醸酒は"貴醸酒と言えば華鳩!”と誰もが認めるほどの代表的存在であり先駆者。
2023年に開かれた【G7広島サミット】ではこちらの「10年熟成古酒」がディナーに提供されました。
国賓を招くために開発された貴醸酒が大きな舞台で役目を果たすことが出来たのです。
「国際的に評価された日本酒銘柄」という体験は、日本酒マニアにとっても大きな喜びになるでしょう。
代表的な「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」よりもさらに円熟を増した10年熟成は、琥珀色の輝きに深みが増し、とろりと濃厚でまろやかな甘口な味わい。
レーズンやナッツのような香味が豊かでコクが感じられ、シェリー酒やマデイラワインのような洋酒の風味を感じられます。
リニューアルされたパッケージは、「広島グッドデザイン賞2021」で準グランプリを受賞するなどおめでたい尽くしの逸品です!
思わぬ形で誕生「華鳩 貴醸酒オーク樽貯蔵」

「華鳩 貴醸酒」の中でも特に国外で人気なのがこちらのオーク樽貯蔵。
2000年に16年熟成貴醸酒を使ってオーク樽に仕込んだのが始まり。
しかし、このオーク樽貯蔵は意図して生まれたものではありませんでした。
当時は、透明でキレイなお酒が主流の時代。
熟成特有の「ひねた香り」がする古酒は、あまり好まれなかったのです。そこで「どうにかこの香りをマスキングできないか」と考えたのが最初の動機。
ちょうど貴醸酒の古酒をアメリカへ輸出していた時のこと。
ニューヨーク・タイムズに取り上げられ、「美味しい日本酒」として紹介されたのですが、記者がソムリエに「このお酒はどうやって造られているのか」と尋ねた際、
ソムリエが「これはオーク樽で熟成されたお酒で、複雑な香りを持っている」と答えたのでした。
実際はその時点では、まだオーク樽熟成はしていなかったのですが、
「それなら、試しにやってみようか」という思いと、古酒ならではの香りを和らげたいという実用的な理由が重なり、挑戦が始まりました。
オーク樽の優雅な香りと共に深みのある甘さも楽しめる味わいは、海外の方にも親しみやすくスウェーデンなどにも輸出されています。
仕込み水の代わりに日本酒!貴醸酒の醸造方法とは?

貴腐ワインを連想させる上品な甘さと旨味のある「貴醸酒」はどのように造られているのでしょうか?
日本酒は通常、「水+麹+米」を使用し、3回(初添え、仲添え、留添え)に分けて「三段仕込み」と呼ばれる製法で造られます。
しかし、「貴醸酒」では、3回目の「留添え」の段階で、”水の代わりに日本酒を使う”のが最大の特徴!
仕込の工程では、米、麹、水、酒母を投入することにより、米のでんぷんから糖分へ。そしてアルコールへと発酵させる日本酒特有の「並行複発酵」を行っています。
貴醸酒では、留添えの際に日本酒を加えることで発酵がゆるやかに進み「糖」が残り、甘いお酒が出来るのです。
ちなみに、この時使われる日本酒は、本醸造や純米酒、普通酒など特に規定はなく、日本酒ならば問題ないとのこと。
榎酒造では、貴醸酒を造る際には純米酒を使用することに決めており、これによってまろやかでコクのある味わいが生まれるのです。
大変贅沢な日本酒とも言えるこの貴醸酒ですが、ただ日本酒を入れればいいというわけではありません。
投入する日本酒の度数や量など、酵母がきちんと働くバランスを見極めるには、長年の経験と勘が欠かせない。
まさに蔵の歴史と杜氏の技が織りなす日本酒と言えるでしょう。
また、ご存じのように日本酒づくりに欠かせないのが“水”。
榎酒造のある音戸町は島ですが、瀬戸内海でも5番目の広さを誇り、かつて7件もの造り酒屋があったほど水が豊かな土地です。
柔らかな湧き水と、やや硬度のある井戸水に恵まれ、酒のタイプによって使い分けています。
現在の藤田杜氏は、この水を巧みに選び分けることで、やわらかさと奥行きを兼ね備えた酒を生み出しています。
少数精鋭で造るたおやかでやさしい味わい。

「貴醸酒」は、普通の日本酒に比べて甘みとまろやかさがあり、ワインやリキュールに近い飲みやすさも特徴です。
アルコールが苦手な人でも少しずつ楽しめる味わいで、食後のデザート酒としても人気♪
日本酒初心者にとっても、最初の一杯が“飲みやすいかどうか”はとても大事。
華鳩の貴醸酒なら、口に含んだ瞬間に「日本酒ってこんなにまろやかなんだ!」と驚くはずです。
そんな榎酒造では、研究熱心で「できない」と決して言わない藤田杜氏を中心に、わずか3人の少数精鋭が心を込めて日本酒を造っています。
「やらずにはいられない」という性格の杜氏たちは、どんなに厳しい作業でも手を抜きません。まさに情熱の酒造り!
蔵はとても広く、急な階段を上りながら、一人あたり5〜10kgの麹を何度も2階の麹室へ運びます。合計でおよそ100kg。
まさに体力と気力勝負の世界です。
しかし、この苦労こそが、榎酒造の貴醸酒にさらなる愛情を与えているのではないでしょうか。
また、先代がいち早く導入した県内最古の「ヤブタ式自動圧搾機」も榎酒造の見どころでもあります。
ヤブタとは、日本酒を搾る際に両側から圧力をかけて、余すことなく旨味を引き出す機械のこと。
実はこのヤブタ式は、醤油の圧搾にも使われるほど精密な構造をしています。
搾り終えた後に残る板粕(いたかす)は、その丁寧な仕事の証。
この度、最新式のヤブタに更新されたとのことで、好評な酒粕の風味がバージョンアップされることに期待したいです。
そして、蔵の”半地下”には大型の冷蔵庫があります。なぜ半地下なのでしょう。
それは温度変化が少なく、日本酒の長期熟成に理想的な環境を保てるから。
ここには、8年ものの貴醸酒など、時をかけて熟成された貴重な日本酒が静かに眠っています。
温度・湿度・時間、そして杜氏たちの情熱——それらすべてが一体となって、榎酒造の日本酒を特別なものにしているのです。
榎酒造の酒造りは、単なる仕事ではなく「生き方」と「情熱」そのもの。
一滴一滴に込められた職人たちの想いを、ぜひ一度味わってみてください。
「ああ、これは本気の酒だ」と感じていただけると思います。
華鳩の新たな挑戦!「貴醸酒×三種の熟成樽」でファンを魅了。

2000年に偶然と好奇心から生まれた、オーク樽貯蔵の貴醸酒。
そこから時を経ること20年以上...。
さらに、樽貯蔵の貴醸酒の可能性を大きく広げる商品がハンズオンSAKEが運営するSAKEクラファンのプロジェクトによって誕生しました!
なんと“オーク樽以外の3種類の異なる洋酒樽で貴醸酒を熟成させ、飲み比べを楽しめる”のです!
さらに芳香の幅を広げ、異酒によるかけ合わせで相乗効果が得られるとして選んだ樽は「シェリー樽」「マデイラワイン樽」「バーボン樽」。
これは恐らく業界でも前例のない試みです。
3種類の樽で貯蔵された深い味わい。それぞれの個性ある香りと風味に唸ることでしょう。
華鳩 貴醸酒 シェリー樽熟成

榎酒造の人気商品「貴醸酒8年貯蔵」をベースに、さらに熟成の妙を追求。6年間熟成させた原酒を、さらにシェリー樽で10ヶ月間じっくりと寝かせました。
シェリー酒はスペイン・アンダルシア地方のヘレスで生まれたお酒で、樽熟成による豊かな香りと独特のコク、そしてまろやかな甘みが特徴です。
この熟成貴醸酒からは、レーズンやイチジク、デーツといったドライフルーツの香りに、蜂蜜やジャム、コーヒー、ダークチョコレートのような深みのある余韻が期待できます。
ラベルには、香りやコクの力強さを表現するため、邪気を払う意味を持つ「籠目(かごめ)」文様を採用しました。
力強く、気品ある味わいを一目で伝えるデザインです。
華鳩 貴醸酒 マデイラワイン樽熟成

6年貯蔵の貴醸酒をマデラワイン樽で約10ヶ月間、じっくり寝かせました。
マデラワインは、ポルトガル・マデイラ島で造られる世界三大酒精強化ワインのひとつ。
イチジクやナツメヤシ、柑橘、夏のチェリーのような、華やかで奥行きのある果実香が特徴です。
このマデイラワイン樽熟成の貴醸酒は、シリーズの中でも特にフルーティーで、女性にも人気の味わいです。
イチジク、ナツメヤシ、柑橘類の豊かな風味や夏のチェリーといったジューシーなフルーツ風味、季節の果物を含む多彩な風味も期待できます。
ラベルデザインには、和の文様「麻の葉」を採用。
凛とした上品さの中に、どこか可愛らしさを感じる仕上がりとなっています♪
華鳩 貴醸酒 バーボン樽熟成

熟成6年の貴醸酒を、バーボン樽でさらに10ヶ月間追熟させました。
バーボンは、アメリカで生まれたトウモロコシを主原料とするウイスキー。
バーボン樽ならではのバニラやはちみつの香りに、バナナやナッツのような柔らかな甘いフレーバーが重なります。
樽の個性が穏やかで、スムースな口当たり。クセがなく、原酒本来の旨みがしっかりと生きています。
日本酒でありながら、ウイスキーを思わせる芳醇な香りと深みが期待できる一本です。
ラベルには、穏やかで男性的な印象を持つ「青海波(せいがは)」文様を採用。
和の伝統を大切にしながらも、バーボンの洋酒的な世界観に自然と溶け込むデザインに仕上げました。
3つの樽が織りなす、まったく異なる世界観。
同じ日本酒が、熟成の器によってどう変化するのか――。
それを体感できるのは、まさに榎酒造だけの贅沢です。
【榎酒造】
〒737-1205
広島県呉市音戸町南隠渡2-1-15
TEL:0823-52-1234
FAX:0823-51-2238
MAIL:info@hanahato.ocnk.net
HP・オンラインショップ:https://hanahato.ocnk.net/
榎酒造の日本酒とペアリングをご紹介♪
華鳩 貴醸酒8年貯蔵

世界のマスターソムリエが認めたお酒。
そんな言葉を聞くと、ちょっと気になりませんか?
この日本酒は水の代わりに日本酒を使って仕込む、特別な製法で造られたものです。通常のお酒よりも濃厚で、とろりと甘い口当たりが特徴。
まるで“飲むデザート”のような味わいです。
さらにこの一本は、8年以上もじっくり熟成させ、 時間の流れとともに深みを増し、香りはシェリー酒やマデイラ酒、上等な紹興酒を思わせる複雑さ。
グラスを傾けるたび、甘く芳ばしい香りがふわりと広がります。
一口含むと、まろやかな甘みが舌を包み、ゆっくりとした余韻が心まで溶かしてくれる――そんな癒しの一杯です。
古酒ファンはもちろん、日本酒初心者の方でもきっと驚くはず。
■華鳩 貴醸酒8年貯蔵 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米)・清酒(純米酒) |
|---|---|
| 使用米 | 中生新千本(広島県産) |
| 精米歩合 | 65% |
| アルコール度 | 16.5度 |
| 日本酒度 | -44 |
| 酸度 | 3.4 |
「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」におすすめのペアリング

フォアグラやチーズ、豚の角煮、てんぷらなど、こってりしたお料理との相性抜群!
さらに、チョコレートやバニラアイスに少しかければ、大人の贅沢デザートに早変わり♪
そして何より、この“超いやし系”の味わい。
一日の終わり、辛口の日本酒やワインのあとに、2杯目としてゆっくり楽しむのもおすすめです。
香り、味わい、色、余韻――嗅覚、味覚、視覚で感じる熟成。
あなたも一度、この「貴醸酒8年貯蔵」に酔いしれてみませんか?
さわやか貴醸酒 華colombe~白麹混合仕込み~

熟成や古酒のイメージが強い貴醸酒ですが、新酒の貴醸酒も美味しいことも知ってもらいたいと開発されたこちらの一本。
冷やしてグラスに注げば、まるで甘口の白ワインのよう。
さわやかな酸味とやさしい甘みが口いっぱいに広がり、まるで果実をかじったようなジューシーさが楽しめます♪
その爽やかな酸味の秘密は、広島県が開発した新酵母「ひろしまLeG-爽(れぐそう)」。
リンゴ酸をたっぷり生み出す酵母で、スイートなのにサワーな、心地よいバランスを生み出しています。
また、焼酎造りに使用される白麹を利用することでさらに酸味がプラスされ、夏にぴったりな味わいとなっています。
お肉料理の脂をすっきり流してくれるのはもちろん、デザートとの相性も抜群。
チーズケーキやフルーツタルトなど、ワイン感覚で合わせてみるのもおすすめです。
そして名前の由来。
「Hana」は蔵元・華鳩(はなはと)の“華”、
「colombe(コロンブ)」はフランス語で“平和の鳩”を意味します。
素敵ですね。
ラベルには、蔵の看板犬・黒い子犬のコロンブ(愛称コロちゃん)が描かれています。
胸の白い模様が、まるで白い鳩のように見えることから名付けられたそう。
フルーティーで華やか、どこか優しくて幸せな味わい。
あなたの食卓にも、“平和の一杯”を運んでくれるお酒です。
■さわやか貴醸酒 華colombe~白麹混合仕込み~ スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米)・清酒(純米酒) |
|---|---|
| 酵母 | ひろしまLeG-爽(れぐそう) |
| 精米歩合 | 麹米(70%)、掛米(65%) |
| アルコール度 | 15.5度 |
| 日本酒度 | -35 |
| 酸度 | 3.0 |
「さわやか貴醸酒 華colombe~白麹混合仕込み~」におすすめのペアリング

「さわやか貴醸酒」のペアリングにはなんとスライストマトに直接かけて食べるのがおすすめとのこと!!
ドレッシングやオリーブオイルなどのようにかけることで、食べながら飲む時とはまた違った風味を味わえるそうです。
その他、天ぷらなどの油ものとの相性もばっちりです!
華鳩 『杜氏自ら育てた米で醸した特別純米酒』

音戸で生まれ、音戸で育った、まさに”オール音戸産”の純米酒。
このお酒は、藤田杜氏が自ら育てたお米「吟のさと」を100%使用。
丹精込めて育てたお米を自らの手で醸した、まさに“農醸一貫”の一本です。
生産者の顔が見える安心感と、土地の恵みをそのまま感じられる味わいが魅力です!
使用している酵母は「広島令和1号酵母」。
協会9号酵母で知られる「熊本酵母」を使用し、広島県が令和元年に開発したもの。
酢酸イソアミルのバナナやブドウのような華やかな香りを多く生成し、軽快で冷酒向きの味わいが特徴です。
酒質としては、香りは穏やかで落ち着きがあり、派手さよりも“ほっとするような優しさ”が印象的。
「純米酒らしいお米の旨みを感じたい」「毎日の晩酌で疲れを癒したい」
そんな方にぴったりです。
味わいはすっきりと軽やか、後味もきれい。
さらに冷やしても、ぬる燗でも楽しめる懐の深さ。
一日の終わりに、瀬戸内海の島々、音戸の風を感じるようなやさしい一杯。
心ゆるめる晩酌時間に、この「吟のさとで醸した音戸町の純米酒」でほっとひと息ついてみませんか?
■華鳩 『杜氏自ら育てた米で醸した特別純米酒』 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 使用米 | 藤田杜氏が育てた米『吟のさと』100%使用 |
| 酵母 | 広島令和1号酵母 |
| 精米歩合 | 60% |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +3 |
| 酸度 | 1.6 |
「華鳩 杜氏自ら育てた米で醸した特別純米酒」におすすめのペアリング

特別純米酒ならば白身魚の塩焼きやだし巻き卵、筑前煮など、やさしい味付けの日本料理と好相性はもちろんですが、意外や意外、トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼとの相性も抜群だそうです!
基本的はアジフライや天ぷらなどの油ものを洗い流してくれる純米酒ですが、カプレーゼと合わせればトマトの酸味とオリーブオイルが上手く同調してくれる新しい発見を体感できます♪
榎酒造Q&A
今回の留学中に挙がった榎社長への質問を一部ご紹介します。
- 貴醸酒は何度ぐらいの環境で貯蔵しているのですか?
- 8年熟成の貴醸酒は、タンクで常温貯蔵しています。
タンクは半地下にありますので、大体20℃程度で収まっています。
よくできたことに、半地下の環境は夏でも商品を外に出すと結露してしまうぐらい安定しています。
またタンクは容量がありますので外界の温度にそれほど影響されず、安定した貯蔵が可能になっています。 - 国が製造方法を開発した貴醸酒の登録商標が、榎酒造さん(民間)に登録されているのはなぜですか?
- 貴醸酒の製造方法は元々国の特許でしたが、特許期間は終了しています。
また初年度に先代が貴醸酒づくりを始め、翌年に「貴醸酒協会」を設立して仲間と研鑽していた関係もあり、便宜上、協会を立ち上げた先代のもと、商標は「榎酒造」で登録されました。
現在も榎酒造が保有しつつ、同協会が管理しています。 - 留添え時(最後の仕込み)の日本酒のアルコール度数は?
- 18度程度です。
ただ酵母というのは自分でアルコールを作りますが、初期の段階でアルコールが大量に入ってくると死滅してしまいます(アルコール消毒と同じですね)。
例えば1トン仕込む場合、600リッターぐらい日本酒を加えますが、必要以上に入れてしまえば、酵母が死んでしまい、必要量より少なくすれば普通のお酒に近づいていきます。
したがって量やタイミングは杜氏の長年の勘と経験がものをいう、繊細な工程になります。
オンライン酒蔵留学に参加するには?

「もっと酒蔵さんの想いを知りたい!」「オンライン酒蔵留学に興味がある!」という方は、下記よりご参加ください!
毎月異なる酒蔵さんとダイレクトにお話が出来る貴重な場となりますので、推せる蔵が見つかるかもしれませんよ♪
是非皆さんのご参加お待ちしております!
オンライン酒蔵留学の流れ

①事前にお酒が届く!
・オンライン酒蔵留学をお申し込み後、ご自宅にお酒をお届け。
②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。
③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。
過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
↓ ↓ ↓

つくり手さんと「つながる」
つくり手さんの想いを「のぞく」
自分たちの世界観を「ひろげる」
次回もハンズオンポーズで乾杯!
※過去のレポート記事はこちらから!!

