オンライン酒蔵留学とは?
オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方のお酒の作り手さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒通販サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」が生まれます。
離れて暮らす仲間と「たのしく学ぶ」ことで、いつものお酒がさらに美味しく味わい深くなっていきます。
44回目となる今回のオンライン酒蔵留学は、青森県弘前市にある松緑酒造から千田社長、田代テイスターの2名にご登壇いただきました!
蔵の魅力や青森県の特徴、テイスティングのことまで幅広くお話いただきましたので是非ご紹介いたします♪
第44回 オンライン酒蔵留学
■日時:6月29日(土)19:00~
■登壇者:
・松緑酒造代表取締役社長 千田 祐理子(ちだゆりこ)さん
・松緑酒造取締役/テイスター 田代尚志さん
■参加留学生:22都道府県から46名(内6名初参加)
■留学内容■
<前半>
・松緑酒造についてご紹介
・青森県についてご紹介
・1本目で乾杯&ペアリング紹介
・2本目で乾杯&ペアリング紹介
・テイスティングについて学ぶ
・質問タイム
<後半>
・留学生同士でディスカッションタイム
【松緑酒造の推しフレーズを付けるなら?】
・質問タイム
・まとめ
・次回予告
前回の新潟県・竹田酒造店に引き続き、青森県の酒蔵をご紹介するのはハンズオンSAKEでは初めて!
松緑酒造さんにご登壇いただいたきっかけは、今年度よりハンズオンSAKEで新しく開始された投票企画『月間推し蔵ランキング』にて、投票数が上位だったことから注目させていただきました。
しかし、福岡が拠点の私たちには真逆に位置する松緑酒造さんとは縁もゆかりもなく、コンタクトしようにも出来ずに困り果てていたところ、北九州の酒仲間の一人が松緑酒造さんと繋がっていることを知ります!
この酒仲間の方は、なんと全国に6名しかいないと言われている「松緑酒造公認アンバサダー」の一人なのです!
非常に強力な後ろ盾のおかげで私たちは松緑酒造さんと繋がることが出来、今回のオンライン酒蔵留学を実現することが出来ました。
オンラインが苦手で、実は今回が初のオンラインイベントとなる千田社長と、酒蔵留学では初登場の役職「テイスター」の田代さん。
なかなかお話を聞くことが出来ない珍しいお二人の登場に留学生も興味津々で、貴重な学びの場となりました!
松緑酒造について
※画像引用元:松緑酒造HPより
創業は1904年(明治37年)。
春の見事な桜で知られる弘前城の城下町に蔵を構えます。
蔵の敷地内に、江戸時代に造園した庭があり、樹齢300年以上の老松が今でも残っています。
屋号でもあり銘柄でもある「松緑」は、この老松にちなんで命名されました。
酒造業として創業する以前は、江戸時代から酒母造りを生業とし、津軽一円の造り酒屋に販売していました。
酒母とは、日本酒を醸造するために培養された優良な酵母のことで、もろみを発酵させるのに欠かせない醸造源です。
その後、各地で醸造試験場が創設され、その指導で各酒造家が自製の酒母を造るようになったため、1904年(明治37年)日本酒製造へと事業転換を図り、1959(昭和34)年に株式会社を設立。
近年まで「株式会社齋藤酒造」の名で蔵を営んでいました。
転換期
創業以来120年もの間、地域に根差して日本酒を醸してきましたが、2016年(平成28年)、蔵人の高齢化や跡継ぎ不足に伴い経営破綻に追い込まれます。
そんな折、ユダヤの食品安全規定「コーシャ認証(KJマーク)」を取得する際に、外資系会社「チャータードグループ」のオーナーと知り合うことに。
チャータードグループのオーナーには『日本のお酒やワイン、ウイスキーなどはもっと世界的に評価されるべき』という考えがあったため、当時の齋藤酒造と資本提携を結び、蔵を存続させることに成功しました。
青森県で初めてコーシャ認定を取得し、醸造アルコールを一切添加しない純米蔵へ転換するなど、伝統を重んじながらも時代を見据え、変革を行うなど新たな舵を切ります。
そして、2019年1月1日付で社名を「株式会社松緑酒造」に変更。
現在では、白神山地系岩木山の湧き水と津軽平野で育まれた良質米を原料に、原点でもある酒母造りの技を活かし、「呑んで旨い、喜ばれる酒」を信条にお酒造りをしています。
伝統ある南部杜氏制を採用
松緑酒造では、南部杜氏制を採用してお酒造りを行っています。
南部杜氏とは、岩手県花巻市石鳥谷町を拠点とする杜氏集団の一つ。
(※南部杜氏の発祥は岩手県紫波郡。)
越後、丹波、南部の杜氏集団は「日本三大杜氏」と呼ばれ、その中でも南部杜氏は組合員が300人を超える日本最大の杜氏集団です。
年に何度も講習会を開き、研鑽を積んだ技術力は一級品で、「南部杜氏ほど勉強している集団はないのではないか。」と言わしめるほど。
もともと杜氏は、自身の拠点で農業を営み、冬の間だけ日本酒造りを行う季節労働者でした。
春から秋は農作業をし、冬には日本酒の蔵に出稼ぎに出て酒を造るというスタイルは今現在でも継承されており、松緑酒造にもお米農家(南部杜氏)さんが冬の間お酒を造りに出向きます。
いざ南部杜氏を招いてお酒造りをスタートする際、松緑酒造では製造計画を提示し、思い描いている酒質や味わいなどを共有してお酒造りに取り組んでもらっています。
やはり年度によってお米の味わいや杜氏の造り方が変わるため、どの段階で工程を止め、どこで完成品とするかを決める判断はテイスターの田代さんに一任されているのだとか。
代表銘柄
蔵人、南部杜氏が一体となって醸す松緑酒造の代表銘柄のひとつが「六根(ろっこん)」です。
“三蔵法師が伝えた般若心経は五根、即ち五感について説いています。
五根をいかすには、心が動かなければなりません。
人は六根ではじめて真実を知り、本物を感じ、理解をすることができると説いています。
心をこめて造り、心で感じて飲む酒。
この酒を六根と名付けさせていただきました。”
※六根の由来(松緑酒造HP紹介文を引用)
新しい酒造りへの挑戦の想いが込められて誕生した六根には様々な種類が販売されていますが、中でも人気なのがこちらの【宝石シリーズ】!
ルビー、サファイア、ダイヤモンドなど宝石の名が付けられているのは、宝石の原石のように大切にお米を磨いていることから由来しています。
また、ブルーラベルや赤ラベルのようなシンプルなラベル名称ではなく、宝石の名前を付けてより印象に残るようにしているのが狙いです。
「六根 ルビー」に関しては、柔らかな飲み口ときれいな甘みが日本酒ビギナーには定評があり、ルビーから日本酒を飲み始めたという方が多いそうです。
まさに松緑酒造の顔とも言える銘柄です♪
他にも地元津軽で愛され続けてきた「麗峰」「松緑」、特別な想いで醸された「刑事(デカ)」が松緑酒造のラインナップを飾っています。
伝統を守りながら次代への日本酒造りへ挑戦していく姿勢や南部杜氏の確かな技術が認められ、【Kura Master】や【全国新酒鑑評会】など数多くの賞を受賞するなど青森県を代表する酒蔵として成長を遂げています。
ただいま蔵をリノベーション中♪
2024年7月現在、松緑酒造の蔵は一部分をリニューアルに向けて改装中です。
仕込み水で淹れたコーヒーやお茶などが味わえるカフェを新設する予定とのこと!
8月1日のオープンを目指して改装を進めているようですので、皆さん是非足を運んでみてください♪
もしかしたら千田社長がお出迎えしてくれるかも!!
【松緑酒造】
〒036-8366
青森県弘前市大字駒越町58番地
TEL:0172-34-2233
FAX:0172-34-2234
オンラインショップ:https://matsumidorideka.shop-pro.jp/
HP:https://matsu-midori.com/
千田社長と田代さんの出会い、そして蔵に入るまで
松緑酒造へ入る以前は、デザインや広告関連の職に就いていました。
2016年(平成28年)、松緑酒造の前身である齋藤酒造がチャータードグループと資本提携を結んだ後に財務担当として蔵に入ります。
会社の裏方としてお金の管理など当たり前のことをきちんと当たり前にやっていこうと蔵を支えていました。
ある時、日本酒のラベルの準備が間に合わず蔵の担当者が困っていたところ、千田社長が知り合いであるデザイナーの方を頼りに製作を手伝うことに。
これが見事に好評となり、次回以降もラベル製作を頼まれるようになりました。
そのうち、イベントへの応援なども頼まれ、他の業務のお手伝いの方が本来の業務よりも忙しくなっていく中、2019年(令和元年)10月、社長に就任することに。
現在では、持ち前の勤勉さと揺るがない芯の強さ、呑兵衛の心意気で青森県の日本酒業界を牽引しています。
コーヒー・紅茶・日本酒のテイスターである田代さん。
会社員を経て、日本でトップレベルのコーヒーと紅茶を扱うカフェを営んでいました。
経営するにあたり、コーヒーと紅茶だけでは厳しい部分があったためアルコール類の扱いを考えたところ、蒸留酒の苦手な田代さんには、選択肢が日本酒かワインの醸造酒二択となるのは必然。
日本で最高レベルのワインをカフェで出すのはコスト面で現実的ではなく、日本酒ならば1,500円~2,000円の価格帯で上質なお酒が手に入るため、もともと日本酒が好きだったということもあり、日本酒を扱うことにしました。
コーヒー・紅茶・日本酒、この3種類のテイスターをしているのは全体的に珍しく、田代さん自身も異端児と認めているほど。
しかし、どれも実力は折り紙付きで、千田社長曰く、田代さんの淹れた紅茶がひっくり返るくらい美味しくて衝撃を受けたとのこと。
またコーヒーも一杯に重みがあり、他の人が淹れるコーヒーよりも美味しいと絶賛されていました!
二人の出会い
そんな異色の二人の出会いは、田代さんが、千田社長が運営していた料理ブログの読者だったことがきっかけでした。
ブログをきっかけに二人は知り合いの仲となり、千田社長は田代さんから日本酒を学び、お互い吞兵衛への道と進んでいきます(笑)
やがて本音で語り合える関係となっていき、千田社長が蔵に入った当初は、田代さんから蔵に対する辛口な意見をよく言われていたそうです(笑)
千田社長には田代さんに対して、「そこまで言うなら蔵の仕事を手伝ってほしい」という想いがあり、松緑酒造の代表取締役社長に就任した際、田代さんに声をかけて蔵に入ってもらいました。
もともと蔵の外部の人間であり、ただのお酒好きと自称する二人がトップに立つことで、常に消費者目線となり蔵の運営の循環が上手くいっているように感じられます!
仲の良さも健在で、なんでも熱燗にする田代さんに対して「燗変態」と呼ぶほどです(笑)
青森を知るにはまず「津軽藩」と「南部藩」の歴史を知ることから!
青森県は本州の最北端に位置し、ニューヨーク、北京、ローマ、マドリッドとほぼ同じ緯度にあります。
日本第8位の面積を誇り、言わずと知れた寒冷地です。
青森市の平均気温は10度前後。
長く厳しい冬は豪雪に閉ざされ、蔵の中は-5度前後になるため、場合によってはタンクを温めて温度管理をするほど。
弘前市、青森市、八戸市と大きく3つの地域に分類され、奥羽山脈の西側の弘前を含む「津軽地方」と東側の「南部地方」は、異なる歴史、気候、文化、風土を持ちます。
南部地方は、奥羽山脈から吹き降りる冷たい風「ヤマセ」の影響により農産物が育ちにくく、漁業に力を入れています。
津軽地方は、農産物がよく育ちますが、冬は山で雲が止められ大雪の地域となります。
春から秋にかけて農業をし、冬は我慢をして過ごすという文化です。
津軽藩と南部藩の歴史
同じ県でありながら津軽地方と南部地方は全く異なる文化となった背景には、安土桃山時代から始まる確執があったから。
その確執について、田代さんに解説してもらいました。
戦国時代、青森県と岩手県の北部は、南部氏の支配下にありました。
そして、その南部氏の家臣として、津軽地方の統治を任されていたのが津軽氏(大浦為信)です。
(津軽家の菩提寺である長勝寺に安置される津軽為信像)
安土桃山時代に入り、主家の南部氏で家督争いが起こり、津軽氏もこれに巻き込まれる形となりましたが、この機に乗じて津軽氏は、周辺の敵対勢力を攻めて領土を拡大し独立を宣言します。
ちょうどその頃、豊臣秀吉が九州平定を終え、東に来ることを、情報戦の得意な津軽氏はいち早く知り、石田三成に働きかけ領土を安堵してもらうことに。
こうして正式に津軽氏は南部氏から独立することに成功したのです。
南部氏にしてみれば、今まで家来だった津軽氏が、独立して自分と対等な大名になることなどは、とうてい認められるものではありませんでした。
こうして津軽氏が、強引に独立したことにより、津軽氏と南部氏は、対立するようになりました。
時は流れ、明治維新の頃。
戊辰戦争で薩長が東北に攻め込んできた際、東北は仙台と会津を中心に奥羽越列藩同盟を結び対抗していましたが、弘前藩(津軽)は早期に藩論を同盟を離脱し新政府軍に参加と決めました。
その後、盛岡藩(南部)が降伏しますが、降伏が受け入れられた後に弘前藩が盛岡藩に出兵する野辺地戦争を起こし更なる遺恨を残します。
そして、その名残が現在の文化の違いへと繋がるわけです。
青森を訪ねる際は、まず津軽と南部の歴史を知ることをおすすめいたします!!
食材の宝庫♪青森県の特産品をご紹介!
青森の特産品について千田社長にご紹介していただきました♪
●りんご
なので、あちこちにりんごの木。ずーっとりんごの木が植えられていて、こんなにりんごの木を見ることはないくらいです。
●ホタテ
私は北海道生まれなんですけど、北海道の天然のホタテはムチっとした食感に対して、青森の養殖のホタテはサクッとした感じがしますね。
●にんにく
香りも良くて大ぶりで美味しいと思います。
●嶽(だけ)きみ
嶽高原で獲れる糖度が高くて甘い美味しいとうもろこしです。
北海道出身なので美味しいとうもろこしは沢山食べてきたんですけど、この嶽きみには負けたと思いました!それくらい甘くて美味しいです。
●トゲクリガニ
味噌が甘くてとっても美味しくてお酒にはぴったりです!
よく“花見のシーズンはトゲクリガニの季節”と青森の人は言っていますね。
その他、大間のマグロを始めとした海産物やきくらげなどの山菜類も豊富で、まさに食材の宝庫!!
魅力ある地元の食材をおつまみに六根で一杯やりたいものです!!
「ねぶた」と「ねぷた」
青森には、日本の祭りとして有名な「青森ねぶた祭」があります。
誰もが聞いたことがある「ねぶた祭」ですが、「ねぷたまつり」の方もよく耳にする方も多いのではないでしょうか!
そこで!「ねぶた」と「ねぷた」の違いについて田代さんにそれぞれ解説していただきました♪
青森ねぶた祭
青森県青森市で開催される東北三大祭りの一つで、1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。
毎年8月2日~7日に行われ、延べ200万人以上の観光客が訪れるほど人気のお祭りです。
青森ねぶたは、骨組みと奉書紙で造られた立体像を引いて回るのが特徴で、歴史的な物語に登場する武者たちが練り歩く姿はまさに圧巻の一言に尽きます。
ハネトという踊り手には、誰でも自由に参加できるので体験型のお祭りとしても魅力的です。
弘前ねぷたまつり
弘前ねぷたまつりは、松緑酒造がある弘前市で開催されるお祭りで、青森のねぶたは立体像でしたがこちらは扇形。
表には勇敢な武者絵が描かれていて、裏面には見返り美人が描かれています。
この扇形の山車は、繰り返し張り替えることで使い続けられるのが特徴で、長年、自治体同士が魂を込めて魅せ合ってきました。
勇壮な青森のねぶたに対して、弘前のねぷたは荘厳な景色を楽しむことが出来ますので是非弘前にも足を運んでみてください。
ちなみに、「ねぶた」も「ねぷた」も睡魔を追い払う「眠り流し」という行事が起源になっていて、この「眠り」のなまり方が地域によって異なり、“ねぶた”と“ねぷた”に呼び名が分かれたのではないかと言われています。
五所川原の立佞武多(たちねぷた)
これまではねぶた祭りと言えば「青森ねぶた祭」と「弘前ねぷたまつり」の2大ねぶたが有名でしたが、最近では五所川原の立佞武多(たちねぷた)も有名になってきました。
これは立体像なのですが、とにかく高く高く、上の方へ上の方へと立っているねぷたです。
五所川原の本気度は高く、この立佞武多をやりたいがために電線を地中に埋めてしまうほど気持ちがこもっています(笑)
青森県内各地でねぶた・ねぷた祭が行われているようですが、近年は「青森ねぶた」「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」の3大ねぶたが有名となり、JR東日本はこの三つのポスターを作成して招致を図っています。
また、このねぶた祭りに関しても青森県内のライバル心があるのかないのか分かりませんが、どれも開催期間が被っていて、「もう少しずらせばいいのに…」と田代さんは憂いていました(笑)
松緑酒造大奮発の日本酒2種で乾杯!!ペアリングもご紹介♪
今回は六根大吟醸祭!!
松緑酒造さんから大盤振る舞いの純米大吟醸2本をご用意いただきましたので、留学生のみなさんと共に乾杯しました♪
蔵元自伝のペアリングや留学生の感想を交えながらお酒に対する想いなどをお話ししていただいたので、それぞれご紹介したいと思います!
【1本目】 六根 純米大吟醸 吟烏帽子(ぎんえぼし)
青森県産の酒米「吟烏帽子(ぎんえぼし)」と青森県産酵母「まほろば吟(ぎん)」を使用した純米大吟醸です。
日本酒度-5の表記から、強めの甘口を想像しますが、酸度とのバランスにより華やかで上品な甘みと切れの良さが感じられ、お米の風味をしっかり味わえるように仕上がっています。
冷酒(冷蔵庫から出して15分ほどの温度帯)でいただくのがおすすめ♪
使用している「吟烏帽子」は、南部地方で収穫される酒米です。
南部地方はヤマセ(冷たい風)にさらされる地域で、耐冷性に強い酒米として誕生しました。
吟烏帽子という名前の由来は、八戸で開催される郷土芸能「えんぶり祭」の舞手である太夫が被る烏帽子(えぼし)からきています。
この烏帽子姿に、重くこうべを垂れた稲の姿を重ね、そこに吟醸や大吟醸の華やかな香りを連想させて「吟烏帽子」と名付けられました。
ちなみにこちらの「六根 純米大吟醸 吟烏帽子」のラベルデザインは千田社長自ら考案し、ディレクションしたもの!
えんぶり祭の一番手の舞手の烏帽子には、牡丹の花が飾られていることから牡丹の花をメインに、そこに流水模様を合わせて艶やかで風情のあるラベルに仕上げてもらいました。
牡丹の花は、陸奥弘前藩津軽氏の家紋に津軽牡丹が使用されていることもあり、まさに津軽を代表する日本酒とも言えるでしょう!!
そんな地元の想いが詰まった「六根 純米大吟醸 吟烏帽子」は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」「全国新酒鑑評会」「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」など様々な品評会で数々の賞を受賞している実力派です。
六根 純米大吟醸 吟烏帽子」と相性の良いおつまみは!?
六根 純米大吟醸 吟烏帽子 ペアリング
- 真鯛と季節野菜のカルパッチョ
- ホタテの刺身
- クルマエビの酒蒸し
- シャモロックのしゃも鍋
純米大吟醸ですので、そのままでも十分楽しめますが、料理と合わせるとしたら華やかさを邪魔しないようなさっぱりとしたカルパッチョや淡白な刺身、シャモロックなどがおすすめです!
青森県の地鶏「シャモロック」は、濃厚なダシときめ細かい肉質が特徴で、名古屋コーチンや比内地鶏と同等の評価を受けているほど良質な味わい。
しゃも鍋と日本酒との相性は抜群で、是非、六根とセット販売してほしい食材です♪
「六根 純米大吟醸 吟烏帽子」を飲んだ留学生の感想
個人的には酸のある日本酒が大好きなので、この六根を飲んで『うまぁ~』となりました。
冷蔵庫から出した時はシャープなキレだったんですが、おすすめの温度帯になるにつれて丸みが出てきて美味しかったです。
【2本目】 六根 純米大吟醸 華想い
吟烏帽子と共に純米大吟醸の両輪を成しているのがこちらの「華想い」。
青森県弘前市など、気象や土壌の条件の良い地域で栽培されている酒造適合米「華想い」を40%まで精米し、その旨さを引きたてる青森県酵母「まほろば吟」を使用して醸しています。
吟烏帽子に比べ、日本酒度-10とさらに高めですが、こちらも酸とのバランスで軽快な飲み口となっています。
優美な香り、ふくらみのある豊かな旨味、透明感ある上品な味わいが楽しめます。
おすすめの温度帯は、冷酒ですが、燗を付けても酒質が崩れることなく味わうことが出来るので是非お試しください!!
弘前城と桜のコラボレーションを見ることが出来る弘前公園は、日本三大桜名所の一つに数えられています。
公園の四方は外濠で囲まれており、桜が満開の時にお堀の水面に花びらで埋め尽くされる「花筏(はないかだ)」は、“死ぬまでに見たい絶景”と称されるほど。
その弘前のシンボルでもある花筏を、弘前を代表する酒米で醸された「六根 純米大吟醸 華想い」のラベルデザインに取り入れました!
非常にシックで雅なデザインは上品かつ高級感があり、贈答品としてもおすすめな一本です♪
「六根 純米大吟醸 華想い」と相性の良いおつまみは!?
六根 純米大吟醸 華想い ペアリング
- キノコと真鯛の土瓶蒸し
- 茹でトゲクリガニ
- ヒラメの昆布締め
- サザエのつぼ焼き
吟烏帽子と同様、青森の特産品と合わせていただくのがおすすめです♪
中でも、「陸奥湾の毛ガニ」と呼ばれるトゲクリガニは味噌が濃厚で日本酒との相性はぴったり!
毛ガニと比べるとやや小ぶりですが、味わいも同等で、毛ガニの3分の1、4分の1ほどの価格で味わえるので是非春のシーズンに食べに来てください♪
「六根 純米大吟醸 華想い」を飲んだ留学生の感想
青森の酒蔵として県産のお米と酵母へ懸ける想い
これまでのお話を伺って、松緑酒造は県産のお米と酵母にこだわった、まさに「地酒」と呼ぶにふさわしい日本酒を醸していることが伺えます。
しかし、この県産の原料にこだわることに至るまで、“お米が育ちにくい青森県”の酒蔵として様々な苦悩や試行錯誤がありました。
青森悲願の酒米「吟烏帽子」
これまでの県産酒⽶は、寒さや病気にあまり強くないため、ヤマセの影響が出やすい県南・下北(しもきた)地域での栽培には不向きでした。
吟烏帽子は、県南地域の蔵元から“地元の酒⽶で⾼品質な地酒を造りたい”という期待を受け、平成15年より開発が着手され、2018年(平成30年)に利用が開始された青森県悲願の酒米なのです。
冷害知らずの「吟烏帽⼦」の誕⽣によって、⻘森県のすべての酒蔵で、地元の酒⽶による地酒づくりが可能になりました。
松緑酒造チャレンジシリーズ
現在、松緑酒造でも銘柄のタイプによっては県外の「山田錦」や「秋田酒こまち」などを使い分けて醸しています。
県内の酒蔵が山田錦を使い、純米吟醸など王道の日本酒を醸す中、松緑酒造では他蔵と差別化を図るため、山田錦を敢えて『十水仕込』や『再醸仕込』にした【六根?】シリーズをリリースするなどチャレンジしたシーズンがありました。
この他にも新商品を続々リリースするなど松緑酒造のチャレンジには賛否両論ありましたが、とある辛口の酒販店に「何がしたいか分からない」と言われることに。
そこで、一度原点に立ち戻り、奇をてらった商品を開発するより定番商品のアップデートを図ることにします。
自分たちの特色を出すには、やはり県産米と県産酵母で醸す酒蔵としての土台を構築することを改めて認識。
現在は、六根を青森県を代表する“地酒”に育てることを目標としています。
日本酒をもっと飲んでもらいたい!
県産米にこだわるとはいえ、やはり他県に比べるとまだまだ青森県の酒米の種類は少ないのが現状です。
温暖化が進んでいると言われていますが、ヤマセのある寒い地域はやはり寒いので、お米作りには不利となります。
「(米が美味いところは酒が美味い)は真理」と千田社長が仰るように、青森県はその分ハンデを背負っている状況です。
やっとの思いで開発された吟烏帽子に次ぐ新たな酒米が誕生するには、やはり日本酒需要の増加が必須になってきます。
千田社長は、日本酒業界、そして青森県の地酒の未来のため我々消費者に『もっともっと日本酒を呑んでもらいたい』というのが本音だと語ってくれました。
青森県の酒米をご紹介!
華吹雪(はなふぶき)
「おくほまれ」と多収で寒さに強い「ふ系103」を交配した品種で、青森県のスタンダードな酒米。
米の旨みが凝縮された味わい深いお酒に仕上がりますが、高精白すると割れやすく、精米歩合の高い大吟醸酒などには不向きです。
華想い
「⼭⽥錦」と「華吹雪」を交配した品種で、青森県の酒米の王様と呼ばれています。
純米大吟醸や大吟醸向きとなっており、県産酵⺟との組み合わせで、きれいな味わいと華やかな⾹りが調和したお酒が味わえます。
華さやか
「華想い」の選抜過程で偶然みつけた変わり種です。
「⿊1900」と「吟ぎんが」を交配した品種で、雑味となるアミノ酸が極めて少なく、すっきりした味わいのお酒に仕上がります。
吟烏帽子
ともに耐冷性に優れた酒造好適⽶「出⽻の⾥」と⼀般うるち⽶「⿊2065」を両親にもち、寒さに極めて強く、病気にも強い品種です。
⼤吟醸酒から純⽶酒まで、キレのある旨みが特徴のお酒が造られています。
青森県の酵母「まほろば」シリーズをご紹介!
まほろば吟(ぎん)
吟醸酒や⼤吟醸酒など⾼精⽩が必要な⾼級酒⽤の酒⽶「華想い」の誕⽣にともない、従来の商品と差別化できる華やかな⾹りが必要と考えて開発されました。
六根の純米大吟醸で使用されているのがこちらの「まほろば吟」です。
本来はりんごの爽やかな⾹り成分「カプロン酸エチル」を⾼⽣産しますが、松緑酒造で使用するとバナナやメロンのような香り成分「酢酸イソアミル」が出現するという不思議な現象が起こります。
酵母と蔵との相性で性質が変わってくるのも面白いですね!
まほろば醇(じゅん)
「まほろば吟」と同様、「華想い」の誕⽣にともなって開発された酵⺟です。
純⽶⼤吟醸酒や⼤吟醸酒に使⽤されています。
「カプロン酸エチル」と「酢酸イソアミル」のバランスが良く、酸味がきれいで⾹味の調和したお酒に仕上がります。
まほろば芳(かぐわ)
「まほろば吟」「まほろば醇」と同様、「華想い」の誕⽣にともなって開発された酵⺟です。
純⽶⼤吟醸酒、⼤吟醸酒、純⽶酒に使⽤されます。
「酢酸イソアミル」を⾼⽣産し、酸味がきれいで⾹味良好なお酒に仕上がります。
まほろば華(はな)
⻘森県初の県産酵⺟で、「まほろば吟」「まほろば醇」「まほろば芳」の親株。
県内の酒蔵から酵⺟を分離し、選別・改良を重ねて開発されました。
「酢酸イソアミル」と「カプロン酸エチル」のバランスが良く、酸味はやや低めで、⾹味良好なお酒に仕上がります。
テイスター直伝!日本酒のテイスティングの本質とは?
今回、初のテイスター登壇ということもあり、田代さんに日本酒のテイスティングのコツを伝授していただきました!
好きか嫌いかだけは言えるようにする!
テイスティングについて、仕事であれば色々と細かいことを考えなければならないが、現実的に楽しむ分には「好きか嫌いか」が結論になります。
田代さんは、自身の教室などで参加者に「自分の好きか嫌いかだけは言えるようになってください。」と伝えるそうです。
例えば、お店に行ってお酒が10種類あったとします。
・そのうちの2種類は好きなお酒。
・もう2種類が嫌いなお酒。
・残りの6種類は好きでも嫌いでもないお酒。
ここで3種類飲むとした場合、 好きなものをちゃんと言えれば、好きな2種類に当たる可能性が高く、嫌いな2種類に当たらないで済みます。
逆に好きと嫌いを伝えられない場合、3種類のうち2種が嫌いなお酒に当たってしまったら非常に勿体ない。
これを回避するために、好きなお酒と嫌いなお酒はハッキリお店の人に伝えるのがベストとのこと。
好きな理由と嫌いな理由を見つけて記憶させる!
田代さん曰く、今まで日本人含めアジア人で味覚音痴の人に会ったことがなく、“味覚をどれだけ分けれるか”がテイスターの世界だと言います。
酸味を例にした場合、お酢の酸味とフルーツの酸味があります。
フルーツの酸味が好みとして、そこから分割すると、「柑橘系」と「ベリー系」に分かれます。
柑橘系をさらに分割すると、「オレンジ」「グレープフルーツ」「レモン」「ライム」と細かく分けることが出来ます。
一見難しそうに感じますが、実際に頭で想像してみても誰でも簡単に上記のような味覚を分けられると思います。
この味覚の分割を応用して日本酒をテイスティングする場合、味わいの一部分(甘さや余韻、酸など)に注目して好きか嫌いかを見つけるのがポイントになります!
例として、日本酒の甘さに注目した場合、ずっと甘さが残る感じが嫌いだとなったら、“余韻が甘いお酒が苦手”となり、“スッと余韻が残らないお酒が好き”という好みを発見することが出来ます。
このようにお酒に対して「好きな理由」と「嫌いな理由」を見つけてあげることで好きなお酒と嫌いなお酒をはっきり言えるようになるのです。
最終的には美味しければ何でもOK!!
ここまでテイスティングについて色々と知識を教えてもらいましたが、最終的には細かいことを気にせずそのお酒が美味しければ「美味しい!最高!!」と言ってれば良いそうです!(笑)
実際にコンテストなどで審査員のコメントもバラバラなことも少なくはないようで、「人の味覚は意外と頼りにならない」と千田社長も述べていました。
飲んでいるシチュエーションや相手、体調などによって味の感じ方は変わってくるので、結局のところは、
【お酒のテイスティングは自己満】
それがテイスティングの本質でした!(笑)
千田社長と田代さん両名より心強いお言葉をいただきましたので、これからも日本酒を楽しんで味わっていきましょう♪
【ディスカッションタイム】松緑酒造の推しフレーズを考えよう!!
オンライン酒蔵留学の魅力の一つでもあるディスカッションタイム!
今回のテーマは『松緑酒造の推しフレーズを考えよう』です!!
前半に松緑酒造や六根、千田社長たちの魅力を知ったところで、留学生がいくつかのグループに分かれて推しフレーズを考えてくれました♪
それぞれのグループでまとめられた推しフレーズとYouTube Liveでのコメントでも挙がっていたのでそちらも併せてご紹介させていただきます!
- 社長と一緒に六根呑んでみませんか?
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誕生月に贈りたいお酒♪
(ルビーやサファイアなど誕生石にかけて) - 熱燗にしても酒質が崩れない純米蔵!
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弘前のツインバズーカ!!
(純米大吟醸の吟烏帽子と華想いを花火のように打ち上げるイメージ) - 香りと味わい深さが秀逸の蔵!
松緑酒造Q&A
今回の留学中に挙がった松緑酒造さんへの質問を一部ご紹介したいと思います。
- 【田代さんへのご質問】日本酒関係の資格はお持ちですか?
- 特にはないですが、SSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)からは唎酒師と同等レベルの認定は受けています。
- 【田代さんへのご質問】コーヒーと紅茶にも唎酒師みたいな資格はあるんですか?
- コーヒーにはありますが、紅茶には特にないです。
コーヒーの場合は商品としての味を見るというよりは原料の豆の品質を見る形になります。 - 【千田社長へのご質問】田代さんのコーヒーは弘前に行けば飲めるんですか?(笑)
- 多分飲めないと思います(笑)
なにかスペシャルな会を開けば飲めるかもしれません。 - 【千田社長へのご質問】千田社長から見て津軽の人はどういうイメージですか?
- 城下町だったということもあり、男女問わず容姿端麗な方が多いです。
あとは本音を言わないイメージです。仲良くなれば意外と毒舌になりますけど(笑)
【松緑酒造】オンライン酒蔵留学に登壇してみた感想
なので今回このように皆さんと繋がって色々なお話を聞けるって幸せだなぁと思いました。
やはり直接美味しいと言ってもらうことが何よりの力になりますので、今日はとても幸せな時間を過ごすことが出来ました!
今後とも日本酒をよろしくお願いします。
蔵では「お客さんの気持ちを一番わかるのは私だから!」とスタッフに言っているように、蔵側の立場ではなく、皆さんと同じ呑兵衛の立場として消費者の味方であろうとという気持ちは誰よりもあります!
どこかで六根を見かけた時は思い出してくれると幸せですし、皆さんに喜んでもらえるようなお酒をお届けできるように頑張りますので今後ともよろしくお願いします。
是非オフラインでお会いしましょう(笑)
千田社長は、今回がオンラインでのイベント初参加だと思えないほど軽快にお話しをしてくれていましたが、やはり苦手のようでしたね(笑)
それでも、後日SNSなどで楽しんでもらえた様子を投稿していたので非常に良かったなぁと思いました!
千田社長は全国の居酒屋で開催される「六根の会」に足を運び、皆さんと交流されているようなので、いつかオフラインでお会いできるのを楽しみにしています♪
また、田代さんのコーヒーと紅茶の会が開かれることも今後期待したいと思います!(笑)
まとめ
松緑酒造さんから様々なお話を伺って、青森県の酒蔵がどれだけのハンデを背負って日本酒造りに向き合っているのか、そして県産の原料にこだわっているのかを知ることが出来ました。
千田社長ご自身は、六根の知名度について県内・全国共にまだまだ低く、「地味な酒蔵」と度々自称しており、今回、留学生の中に「六根を飲んだことがある人」が大勢いたことに千田社長は喜んでいました。
私たちからすれば六根は十分有名で、実力派だと思いますが、千田社長の中ではまだまだ実感するレベルではないようです。
この謙虚な姿勢が松緑酒造の伸びしろに繋がり、青森県を代表する酒蔵に成長する要因なのだと思います。
今後も是非松緑酒造を推していきたいと思いました!
そして、日本酒のテイスティングは細かいことを気にせず自分が美味いと思ったらそれが正解としていきたいと思います!(笑)
留学生の皆さんもトイレ休憩中にもかかわらず、積極的に交流をするなど酒蔵留学を楽しんでいるのがとても伝わってきて、楽しい宵(酔い)になったのではないでしょうか♪
今回は、司会進行のまっすーが機械トラブルで度々画面から消えるという珍事がありましたが、これもオンラインの良さだと思いました(笑)
そういったトラブルも含めて楽しめるのが日本酒、そしてオンライン酒蔵留学の魅力だと思います。
また次回のオンライン酒蔵留学でお会いしましょう♪
松緑酒造さん、留学生の皆さん、今回はご参加いただきありがとうございました!
参加後の感想まとめ
- テイスターの田代さんのお話しが興味深かったです
- 純米大吟醸2種飲み比べでコスパが良過ぎる
- 機械トラブル
- オンラインイベントにめったに参加されない社長のぶっちゃけトークが聞けたこと、いつかお蔵に伺ってリアルトークしたいと思いました。
その前に六根を販売しているお店も紹介いただけたので、買いに行ってみようと思いました。
- 平均:4.1
- 平均:4.5
- 平均:4.3
- 松緑(まつみどり)、六根(ろっこん)とも、最初はどう読めば良いか分かりませんでした。
ラベルに平仮名かローマ字もあると良いな、って思いました。
燗つけたらホント美味しかったです!美味しいお酒をありがとうございました - まだ見ぬお酒の酒蔵留学を楽しみにしております。
- ありがとうございました
- リアルなコミュニケーションが戻って来たけど、遠く離れた酒蔵さんとオンラインでやり取りできることはあらためて貴重な機会だと思いました。これからもよろしくお願いします!!
<次回予告>第44回 オンライン酒蔵留学 世喜の一酒造・四代目蔵元 佐藤航氏
■次回日時:7月20日(土)19:00~
■登壇者:世喜の一酒造 四代目蔵元 佐藤航氏
次回のオンライン酒蔵留学は、岩手県の「世喜の一酒造」さんをお迎えいたします。
世喜の一酒造は、40年以上、日本酒造りを休業しており、100周年を迎えるにあたり四代目蔵元の佐藤社長が『もう一度日本酒を造りたい』という想いで日本酒造りを再開しました。
気になる日本酒造り復活のストーリーなど様々なお話しが期待できると思いますので、是非次回もご参加ください♪
つくり手さんと「つながる」
つくり手さんの想いを「のぞく」
自分たちの世界観を「ひろげる」
次回もハンズオンポーズで乾杯!
※過去のレポート記事はこちらから!!
1件のコメント
お世話になりました。
こちらこそ、蔵の事と松緑酒造のお酒を詳しく知ることができたことに感謝します。
少しでも松緑酒造のお酒をいろんな方に飲んでもらえたら嬉しいです。
ありがとうございました。
酒縁に感謝。