【森酒造場×ハンズオンローカルSAKE】
長崎といえば、古くから貿易が盛んな町として有名ですが、異国の文化の発信地となったのが平戸。
そんな平戸で120年を超える歴史を持つ森酒造場。
今回は、日本酒界隈で『若き天才杜氏』と呼ばれている森雄太郎杜氏についてちょっぴりご紹介!
オンライン酒蔵ツアー参加者はこの内容をもとに、もっと聞いてみたいことを直接ぶつけてみてくださいね!
蔵について教えてください
長崎県平戸市(長崎北部に位置する)の北部に位置する城下町の中にある酒蔵です。
平戸は長崎出島より以前に貿易の拠点として栄えた港町でもあり、海と山に囲まれた自然豊かな場所です。
創業のきっかけは、江戸時代から酒蔵を生業としてきましたが、明治28年に(合資でやっていたと推測される)数件の酒蔵が廃業し、弊社のみ独立して単独で森酒造場として再開しました。そのため、森酒造場としては今年で126年目を迎えています。
地域の特徴を教えてください
創業当時から枯れたことない水源があり、軟水で酒造りに向いた綺麗な水と日本酒の美味しさを引き立ててくれる新鮮なお肉やお魚といった食材が豊富にあるからだと思います。
森杜氏がお酒造りに携わり始めたきっかけは何ですか?
酒蔵の長男というのもありますが、経営者ではなく現場にこだわったのは、蔵に酒造りの責任者である杜氏(とうじ)が長年おらず、思ったようなお酒を造れてなかった厳しい事情があったからです。
今まで造ったベストなお酒を教えてください
正直まだ自分の中でこれがベストというお酒はないです。ただ、お酒の会などで飛鸞を知ってもらい「美味しい!」など心から喜ばれている姿を見た時、私はその人にとってベストなお酒を造れたと思って勝手に喜んでます。瞬間、瞬間であれば今まで造ってきたお酒はそれぞれにベストなお酒であったと考えてます。
酒造りに込める想いを教えてください
飛鸞の酒造りを通して関わった人たちが幸せになって欲しいと考えています。飲んだ方が喜んでくれるお酒を造り、そして飛鸞の生産量増加に伴いお米の需要度も増やしていき、平戸の耕作放棄地が減少し、平戸の農業が活性化する。こういった好循環を生み出していきたいと思っています。
将来のビジョン
今季、初めて生酛(きもと)にチャレンジしました。その理由は、添加物のないもっと自然体に近い酒造りをしたいと考えたからです。今後、米作りも無農薬米にシフトしていき、自然の力を存分に活用した生命力に溢れたお酒を造っていきます。
森雄太郎杜氏ありがとうございました!
オンラインイベントでは、森酒造場の日本酒を片手に森さんに直接質問することができますよ〜!
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