【宗政酒造×ハンズオンローカルSAKE】
佐賀県有田町といえば、全国的に有名なのが「有田焼」ですね。
街中にもたくさん有田焼のオブジェを見かけるのですが、驚きなのは"まるでドイツの宮殿"のような観光スポット「有田ポーセリンパーク」!
今回は、そんな有田ポーセリンパーク内でお酒を醸す「宗政酒造」の山崎社長・大野杜氏に6つの質問をお尋ねしました♪
蔵について教えてください

■山﨑社長
宗政酒造の歴史は1985年創業という、酒造会社としては新しい蔵です。
しかし、もともと広島県で古くから酒造りをしていた蔵元だったのですが、第二次世界大戦でやむなく廃業の憂き目にあいました。
それを佐賀の地に移り住んだ先先代が焼酎蔵として復活させ、創業から5年目にして念願だった清酒造りに取り組み始めたものです。
蔵人も比較的若い人が多く、日々情熱を持って酒造りに励んでいます。
地域の特徴を教えてください

■山﨑社長
有田町は佐賀県西部に位置し、日本の棚田百選にも選ばれた美しい田園地帯や黒髪連山など豊かな自然に恵まれた地です。
地震や水害が少なく、朝晩の寒暖差があり酒米作りに適しているので、酒造りも盛んです。とくに地元で作られる山田錦は、粒が大きいため削りやすく良いお酒を造ることができます。
水質は※超軟水で、やわらかく、まろやかな口当たりです。濃醇でふくよかな日本酒に適しています。
※超軟水=20程です
お酒造りに携わり始めたきっかけは何ですか?

■大野杜氏
高校卒業時に地元伊万里で内定をもらった会社があったのですが、“ものづくり”への思いが断ち切れず、そこを断って宗政酒造に入社しました。
入社から14年間は焼酎を造っていましたが、機械化された製造方法では満足できず、手仕事の日本酒造りに携わりたいと思うようになりました
ただ現実は厳しく、現場の人員的なこともありすぐには異動となりませんでした。それから2~3年してようやく希望が叶い、日本酒造りの後継者育成を目的に前杜氏の下で2年修行し、独り立ちして4年になります。
今まで造ったベストなお酒を教えてください

■大野杜氏
日本酒造り2年目の時に醸した純米大吟醸です。
これは初めて自分ひとりで造らせてもらったもので、それも「元日届け」という責任重大な企画物でした。
一年の始まりを飾る訳ですから失敗は許されません。そんな中、同時進行で50日間毎日ブログをアップしていました。ギリギリで間に合いましたが、あの時の重圧、緊張感や達成感は鮮明に覚えています。
酒造りに込める想いを教えてください

■大野杜氏
自分が好んで選んだ道なので成果を出したいですね。
自分が、家族が、同僚が、会社がまずHappyになる事。
そして、宗政酒造のお酒を飲んでくださるお客様、お米を作ってくださる生産者の方々をはじめ、関わっている全ての業者さんもHappyにしたいと思っています。
そのためには、皆さんに手に取ってもらえる「売れるお酒、美味しいお酒」を造らなければならないと考えています。
日本酒はまだまだいろいろな可能性を秘めているので、深掘りしていきたいですね。
将来のビジョン

■山﨑社長
「濃醇なお酒・甘口のお酒・旨口のお酒・飲みやすいお酒・=宗政酒造」 として、誰もが認知してもらえるような唯一無二の日本酒を造る会社にしていきたいと考えています。
山崎社長・大野杜氏ありがとうございました!
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直接、つくり手に質問できますよ♪
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1件のコメント
本日第一観光で食事をさせていただきました。その際持ち込み酒可との事で冷酒を購入。グラスに冷えた切子を持ってきてくださり7名の友と美味しく頂きました。ありがたいですね。