鳴滝酒造 日本酒 聚楽太閤 ハンズオンsake オンライン酒蔵留学

【佐賀県唐津市・鳴滝酒造】秀吉ゆかりの名水で造られる日本酒「聚楽太閤」と共に唐津の郷土を味わう!~オンライン酒蔵留学~

オンライン酒蔵留学レポート

オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方のお酒の作り手さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒通販サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。

本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪

今回は、第32回オンライン酒蔵留学にご出演いただいた鳴滝酒造(佐賀県)をご紹介いたします♪

鳴滝酒造(なるたきしゅぞう)について

佐賀県 唐津市 鳴滝酒造 日本酒 焼酎 梅酒 酒蔵
※画像引用元:日本酒造組合中央会 JSS

 

日本最古の水稲耕作遺跡の「菜畑遺跡」がある佐賀県唐津市。
穏やかな気候、肥沃な大地、豊かな海の幸に恵まれ、古代より米どころ、そして城下町として栄えてきた地域です。
また、11月には九州を代表するお祭り「唐津くんち」が開催されることも有名で多くの観光客が訪れます。

鳴滝酒造は、この地で宝永2年(1705年)より酒造りを営んできた太閤酒造を中心とした酒造3社の企業合同によって昭和49年(1974年)に設立されました。

設立の際にこだわったのが「仕込み水」
企業合同以前は、街中に蔵を構えていたため良い水質の水が得られなかった。
鳴滝酒造として再出発するにあたり、酒質を上げたいという想いから唐津市各地の水質を調べ、辿り着いたのが「神田・お茶の水」の地でした。

名水の地の俗称である「お茶の水」の水は、とても柔らかくホッとする軟水。
この地に蔵を全面移転し、素晴らしい水を得た鳴滝酒造は、米どころの利点を活かし「一に米、二に水、そして技」の理念を掲げ、代表銘柄「聚楽太閤(じゅらくたいこう)」を誕生させました。

※画像引用元:鳴滝酒造Instagram

唐津産山田錦を中心に、自社精米に徹底し、社員醸造ながら伝統の備前杜氏の技を引き継いで造られたお酒は、口当たり柔らかく、喉越しなめらかでふっくらとした味わい。
口にした人がおもわずホッと優しい気持ちになってくれるような…
そんな願いが鳴滝酒造のお酒には込められています。

その確かな技術と新たな酒質向上により「聚楽太閤」は、唐津の地酒として名を轟かせ、50年続く毎月一度開催される「太閤会例会」では愛飲家たちによって酌み交わされるほど長い間地元の人々に愛されてきました。

現在は「聚楽太閤」を中心に、企業合同した2社の「君恩」「冨久花」の銘柄も継続しつつ、日本酒仕立ての梅酒「太閤梅」や北九州伝統の「正調粕取焼酎」などの本格焼酎類も主軸商品とし、佐賀の酒蔵として地元の郷土を存分に提供してくれています。

300年の歴史を継ぐ唐津の地酒「聚楽太閤」

聚楽太閤 佐賀 唐津 日本酒 酒蔵 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造HP
太閤酒造 聚楽太閤 佐賀県 唐津市 日本酒 酒蔵
※画像引用元:鳴滝酒造Instagram


鳴滝酒造の代表銘柄「聚楽太閤」
前身の太閤酒造から数えると300年もの間、地元の人々に愛され続けてきた唐津の地酒。
優しい口当たりとなめらかな喉越しが特徴で、郷土料理に寄り添ってくれる食中酒です。

豊臣秀吉が朝鮮出兵の拠点として備前名護屋城を建てたのが唐津の地。
当時、唐津の町割りをしたのが秀吉とされており、全国で3つの都市に数えられるほど多くの人が集まってきた歴史があることから地元の人々は秀吉を「太閤さん」と呼ぶほど親しみを感じています。
そうした歴史的背景から地域に根差したお酒として愛されるよう「太閤」と名付けられたのが「聚楽太閤」の始まりです。

全国新酒鑑評会・金賞14回受賞「聚楽太閤 大吟醸」

聚楽太閤 大吟醸 鳴滝酒造 日本酒
※画像引用元:鳴滝酒造Instagram


数ある聚楽太閤の中でも代表的な商品がこちらの「聚楽太閤 大吟醸」

贅沢な吟醸香と軽快な切れ味を持つ聚楽太閤の最高峰であり、平成2年の初出品以来、全国新酒鑑評会にて6年連続を含む14回の金賞を受賞
また、福岡・佐賀・長崎三県の銘酒が一堂に会し、その品質の高さを競う福岡国税局主催酒類鑑評会でも第一位の「大賞」を幾度も受賞する実力派。

日本で最も権威のある清酒鑑評会でここまでの成績を残せるのは300年の歴史と技術、唐津の郷土愛あってのことでしょう。
佐賀そして唐津を代表する銘酒を是非ご賞味ください。
軽く冷やして素材を活かした繊細な料理と合わせて味わっていただくのがオススメです。

唐津くんちで爆売れ「聚楽太閤 上撰」

聚楽太閤 上撰 日本酒 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造Instagram


鳴滝酒造のスタンダード酒「聚楽太閤 上撰」

唐津を代表するお祭り「唐津くんち」では年間15%もの売上をあげるとされる地元の人々にとってはまさに唐津のソウルドリンク的な存在です。

様々な需要に応えられるよう、一升瓶から900ml、小瓶の180mlまで幅広いサイズを揃えており、外箱のカートンには「唐津くんち」の絵巻がプリントされているほど郷土愛が感じられます。

上撰は、純米酒などの特定名称酒とは異なり醸造アルコールを添加した普通酒の位置づけ。
量産のために造られる三倍増醸清酒とは違い、味わいと品質をしっかりと安定させて造られており、特定名称酒に引けを取らないお酒です。
「聚楽太閤 上撰」は、どの温度帯で飲んでも美味しくいただける優れものですが、特に冬の寒い時期にぬるめの燗で飲んでいただくと鳴滝酒造の神髄である水の柔らかさと味わいの優しさを存分に味わえることが出来ます。

最高の水を求めて辿り着いた地「神田・お茶の水」

 

鳴滝酒造最大の特徴が『水への究極のこだわり』

企業合同により設立された鳴滝酒造にとって再起を図るにあたり、酒質向上は最重要課題であり、求めるのは最高の仕込み水。
唐津市内15か所ほどに井戸を試掘し、分析した結果、辿り着いたのが山の中腹にある名水の地「神田・お茶の水」でした。

「お茶の水」は名水の地の俗称とされており、その水質は極めて柔らかくなめらか。
この水質に惚れこんだ鳴滝酒造は蔵を全面移転し、近隣の清流に因み「鳴滝酒造株式会社」へと社名を一新しました。

また、かつてこの場所には、豊臣秀吉が千利休に湧水を用いてお茶を点てさせたという伝説が残されているのだとか。
さらには唐津の歴代藩主たちが城で茶会を開く際にも湧水を運ばせていたという記録もあり、「太閤」の名を銘柄に持つ太閤酒造そして鳴滝酒造にとっては、この地に移転したのは偶然かまたは必然といえるでしょう。

名水から生まれた新ブランド「瀧」

瀧 日本酒 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造Instagram

 

秀吉ゆかりの名水を手に入れた鳴滝酒造は、2015年(平成27年)、酒販店とタッグを組み新たなブランド「瀧」を発売しました。
地域に根差した「聚楽太閤」に対し、「瀧」は全国展開を目指し特約店のみでの限定流通商品。
「聚楽太閤」のような唐津の地酒は濃醇旨口タイプが多いですが、こちらの「瀧」は酸のある辛口タイプで凝縮された締りのあるタイプとなっているのが特徴です。

「瀧」には、最高の仕込水に対する感謝とその水を用い最高の酒造りを行っていくという固い決意が込められていて、これまでなかった袋搾りや原酒の秋あがりなど鳴瀧酒造の新しい一面が伺える商品となっています。

「唐津くんち」を愛する地域密着型の酒蔵

鳴滝酒造 代表取締役 古館正典
※画像引用元:鳴滝酒造HP


鳴滝酒造の代表取締役を務めているのが「古館正典(ふるたちまさのり)」氏。

昭和41年(1966年)に古館家4兄弟の次男として生まれ、教員を目指し筑波大学第一学群人文学類(現・筑波大学人文・文化学群)へと進学。
卒業後は東京の学校法人武蔵野東学園・武蔵野東中学校にて勤務し、順風満帆な教員生活を送っていました。
教員として現役を終えると考えていましたが、蔵の事情により家業を継ぐこととなり唐津へ帰還します。
平成5年の4月から10月の期間、大手酒造メーカー「(株)大関」にて勤務した後、鳴滝酒造へ入社。
酒類総合研究所にて酒造研修などを受講し、佐賀県酒造組合の青年部である「佐醸会」へ入会。
平成9年12月には鳴滝酒造の取締役を務め、その後、代表取締役に就任し現在に至ります。

穏やかでありユーモア、話し出したら聞き入ってしまうくらい話し上手な古館社長。
唐津に帰ってきた当初は瓶詰作業をしているだけでも酔いそうになってしまうほどお酒に弱かったとのことですが、「聚楽太閤」を始め、梅酒や本格焼酎など地域に寄り添った魅力を発信し続けた功績から、現在は佐賀県酒造組合副会長に就任し、佐賀の日本酒の発展に大きく貢献しています。

※画像引用元:鳴滝酒造Instagram


毎年11月初旬に行われる唐津のメインイベント「唐津くんち」
唐津神社の秋季例大祭で、各町会が奉納する14台の「曳山(ひきやま)」と呼ばれる世界最大級の乾漆造(かんしつづくり)の美術工芸品が巡行する豪華絢爛な行事です。
唐津くんちの曳山行事は、国の重要無形民俗文化財、そしてユネスコ無形文化遺産に指定されるほど伝統的で歴史が古く、唐津の人々がくんちに寄せる想いは並々ならぬものではありません。

それは温厚な人柄の古館社長も例外ではなく、唐津くんちの話となればつい熱が入ります。

それもそのはず。
古館家は代々、唐津くんちとは縁があり祖父「古館正右衛門」さんは「曳山のはなし」という著書を出すほど唐津くんちに魅了され尽力された方。

また、前身である太閤酒造が270年間もの間、酒造りをしていたのが米屋町。
米屋町が奉納する曳山が明治2年(1869年)に製作された上記画像の「酒吞童子と源頼光の兜」
当時太閤酒造がこの米屋町で酒造りをしていたことから「酒吞童子」のモチーフが選ばれたという諸説もあり古館家にとっては非常に縁の深い曳山なのです。
そのため現在も古館社長は米屋町の曳山行事に参加しています。

※画像引用元:鳴滝酒造Instagram


コロナ禍では、中止及び縮小での開催となっていた唐津くんちですが、2022年(令和4年)に3年ぶりとなる通常開催が決定された際、鳴滝酒造は祝福と感謝の想いを込め「唐津くんち 祝酒」を発売。
"常温で一番美味しい辛口酒”をコンセプトにお囃子の音色と共にみんなで楽しんでもらえるような酒質に仕上げました。
この祝い酒は昨年も引き続き発売されており、前述の「聚楽太閤 上撰」と共に今後は唐津くんちの名物的な存在となっていくことでしょう。

鳴滝酒造は唐津くんちを愛し、情熱と郷土愛が感じられる唯一無二の酒蔵なのです。

受け継がれる北九州伝統の味「正調粕取焼酎」

正調粕取焼酎 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造オンラインストア

 

今では蒸留できる蔵が数少なくなっている北部九州伝統の焼酎「正調粕取焼酎」

酒粕に籾殻(もみがら)を混ぜて造られる珍しい焼酎ですが、その成り立ちは焼酎作りの目的ではありませんでした。
江戸初期、酒造りの技術が確立され各地で酒造りが盛んに行われるようになった時代、酒粕は有り余るほど多く搾られており、農村では畑の肥料などに使われていました。
しかし、酒粕をそのまま使うにはアルコール分が含まれているため、作物が根腐れしてしまう。
そこで、既に16世紀に中国大陸から蒸留技術が伝来されていたとされる日本の農業の人々は、その技術を活かし、酒粕に籾殻を混ぜて下から蒸気を通すことでアルコール分を飛ばし、最良の肥料として転換させたのです。

この方法が太宰府天満宮の領地で広まり、その後北九州中を中心に全国へと広まっていきました。

蒸留することで焼酎が出来上がり、始めは刀傷の消毒薬として使われていましたが、やがて飲料として広がり、農村の人々の間で暑気払いなど節目の宴酒として親しまれていったのが正調粕取焼酎の成り立ちです。

鳴滝酒造では、蒸留時に籾殻と兜釜(せいろ式蒸留器)を用いる昔ながらの製法で造られており、グラッパやマールと言った個性的で独特なふくらみのある香りが特徴となっています。
この正調粕取焼酎は、非常に手間がかかり、1時間半の蒸留で48リットル程しか造れないのだとか。
そのため現在、蒸留できる蔵は全国に数軒しかなく、鳴滝酒造はその数少ない蔵として地元の人々要望に応え、北九州伝統の味わいを守り続けているのです。

【鳴滝酒造】

847-0824
佐賀県唐津市神田3272-1
TEL:0955-74-3125
FAX:0955-74-3126
HP:https://narutaki.com/

鳴滝酒造の日本酒とペアリングをご紹介♪

聚楽太閤 本醸造 低温瓶囲い

聚楽太閤 本醸造 低温瓶囲い 日本酒 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造オンラインストア

今回のオンライン酒蔵留学では、「純米酒スパークリング」と「太閤梅」の2種類のご提供の予定でしたが、古館社長のご厚意そして是非「聚楽太閤」のスタンダードを味わってもらいたいという想いから急遽ご用意していただいた一本です。

定番である「聚楽太閤 本醸造」は二度火入れに対して、こちらは本醸造の生酒を瓶詰時に一度だけ火入れをし、低温にて貯蔵したもの。
やや辛口淡麗ではありますが、口に含んだ瞬間「ホッ」と和らぐ水の柔らかさを体感できます。
香りは穏やかで全体的に控えめですが、なめらかでフレッシュなみずみずしい味わいです。

唐津の焼物である「唐津焼」のぐい飲みやお猪口で飲んでいただくとより一層まろやかな味わいとなり郷土を感じることが出来ます。

脂っこい料理や新鮮な魚介類との相性抜群ですが、古館社長のおすすめのペアリングは「お豆腐料理」「板わさ」「枝豆」など過程で簡単に準備できる食材と合わせてもらいたいとのことでした。

■聚楽太閤 本醸造 低温瓶囲い スペック■

原材料 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 60%
アルコール度 15度
日本酒度 +1.5
酸度 1.4
アミノ酸度 1.1

聚楽太閤 純米スパークリング

聚楽太閤 純米スパークリング 日本酒 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造オンラインストア


瓶内二次発酵によるきめ細かい自然な発泡が楽しめる大人気のスパークリング清酒。
純米酒ならではの甘酸っぱい旨味と最後にくる炭酸の爽やかさを感じられ、スルスルと飲みやすく女性にも支持されています。

瓶内二次発酵とは、発酵中の醪(もろみ)を粗く搾り、火入れせずに生の状態のまま瓶詰めし、瓶内でさらに発酵(二次発酵)させ、炭酸ガスを発生させる方法です。
瓶内で発酵させるには酵母を元気な状態で詰めること。そして、その後の温度管理の徹底が鳴滝酒造でのこだわりポイント。

瓶に詰めた酵母を低温で管理してしまうと発酵が止まってしまい炭酸が生じなくなってしまう。
逆に高温にし過ぎると一気に発酵してしまい味わいが粗くなってしまう。
鳴滝酒造では、冷蔵庫には入れず屋外で管理し、5日~10日の間に毎日瓶を開けて発泡具合を確認しながら頃合いを見計らったところで冷蔵庫で一気に冷まして発泡を止めるとのこと。
この瓶内二次発酵に関しては、毎年状況が違うため蔵人の見極めがカギとなり、その技術とこだわりが詰まったスパークリング清酒となるのです。

乾杯酒などに是非どうぞ!

■聚楽太閤 本醸造 低温瓶囲い スペック■

原材料 掛米(ヒノヒカリ)・米麹(さがの華)
精米歩合 60%
アルコール度 15度
日本酒度 -10.1
酸度 2.0
アミノ酸度 1.1

「聚楽太閤 純米スパークリング」におすすめのペアリング

聚楽太閤 純米スパークリング 日本酒 鳴滝酒造 ペアリング おつまみ ハンズオンsake オンライン酒蔵留学

「純米スパークリング」は甘酸っぱい味わいで、肉料理やピザ、クリ―ム系のスパゲッティなど洋食との相性抜群!
また、以前行われたパン屋との企画の際、イタリア風ガーリックトーストとも呼ばれる「ブルスケッタ」と合わせたところ非常に相性が良かったとのことで、古館社長はブルスケッタとのペアリングをおすすめしていました。

日本酒仕立乃梅酒 太閤梅

太閤梅 梅酒 鳴滝酒造
※画像引用元:鳴滝酒造オンラインストア


鳴滝酒造の看板商品のひとつである「日本酒仕立乃梅酒 太閤梅」。
梅酒のために特別に醸造した清酒、地元産の完熟南高梅、100%国産原料のてんさいロック氷糖のみで仕上げた贅沢な梅酒です。
焼酎で浸けたものとは違い、日本酒仕立てならではの優しくまろやかな味わいと、あくまで柔らかなその余韻をお楽しみいただけます。

唐津は梅の産地でもあり、古くから各家庭で梅酒づくりが行われてきました。
鳴滝酒造では、酒蔵ならではの梅酒を作りたいと考え、敢えて日本酒仕立てにこだわり、そして地場の逸品である完熟梅を使用することに決めたのです。

こうして完成した唐津産の最高の梅酒は、まろやかな香りと味わい、癒やされる余韻が好評となり、KURA MASTER 2025(フランス)で「GOLD」を獲得するなど国内のみならず世界でも高い評価を得ています。

この「太閤梅」は、もちろんロックやソーダ割りなどで楽しんでいただけますが、古館社長がおすすめする飲み方は、なんといっても奥様考案の牛乳割り!!
ヨーグルトのようなとろみと酸味がクセになり、一度味わってしまうと以降は虜になってしまうとのこと。

その他にも少し梅酒の甘みを抑えたいという方には、「聚楽太閤 上撰」と割っていただくとすっきりと飲めるそうなので、太閤梅は、様々な楽しみ方が出来る梅酒となっているのです。

■日本酒仕立乃梅酒 太閤梅 スペック■

原材料 日本酒・梅・氷砂糖
精米歩合 60%
アルコール度 11度

「日本酒仕立乃梅酒 太閤梅」におすすめのペアリング

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「純米スパークリング」と同様、フライドチキンなどの洋食系やポテトチップスなどのスナック系と合わせていただくのがオススメです♪
肩肘張らずに気軽に楽しめるのが太閤梅の魅力の一つでもあります。

鳴滝酒造Q&A

今回の留学中に挙がった古館社長への質問を一部ご紹介します。

瓶内二次発酵に必要な澱の量はどのように管理していますか?
これは経験によるものですね。
他にも瓶内二次発酵をされている蔵が多くあるので知見をお借りして初年度から上手く発泡を進めることが出来ました。
それを基準に毎年澱の量を調整しています。
唐津の気温は酒造りに適しているのでしょうか?
唐津は北九州の中でも北部に位置しているため九州地方では冬は寒い方ですが、全国的に見たらやはり温暖な気候なので、昔から酒母造りなどを徹底して工夫されながら酒造りを行ってきました。
現在はサーマルタンクや空調設備など技術が発達して酒造りがしやすくなりましたが、お酒造りに関しては温度を下げるより上げる方が難しいとされているので、そういう意味では温暖な気候の九州の方が向いているのかもしれないですね。
一般的に梅酒づくりの際にはアルコール度が20度以上のものを使用されますが、「太閤梅」も20度以上の日本酒を使用しているのですか?
弊社でもアルコール21度に造った専用の日本酒で浸けています。
「太閤梅」の漬け込んだ梅の実はどのように処理されていますか?
2月に梅の実を取り出すのですが、これがものすごく美味しいんです。
梅酒は飲めないけどこの梅の実なら食べられるという人も多く、2月、3月になれば地元で梅の実を販売しています。

オンライン酒蔵留学に参加するには?

 

「もっと酒蔵さんの想いを知りたい!」「オンライン酒蔵留学に興味がある!」という方は、下記よりご参加ください!
毎月異なる酒蔵さんとダイレクトにお話が出来る貴重な場となりますので、推せる蔵が見つかるかもしれませんよ♪
是非皆さんのご参加お待ちしております!

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オンライン酒蔵留学の流れ

①事前にお酒が届く!
・オンライン酒蔵留学をお申し込み後、ご自宅にお酒をお届け。

②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。

③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。

過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
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次回もハンズオンポーズで乾杯!

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じゅん 日本酒ライター ものづくりに携わっている傍ら日本酒ライターをしています。
日本酒の美味しさに目覚め、すっかり虜になりました。
是非、日本酒の文化を広めていきたいです♪

趣味:ガラス細工、旅行、フットサル
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