【大分県佐伯市・大地酒造】笑顔の花が咲く日本酒「花笑み」!佐伯の清酒と焼酎文化を絶やさない想いが宿る継承蔵。~オンライン酒蔵留学~

【大分県佐伯市・大地酒造】笑顔の花が咲く日本酒「花笑み」!佐伯の清酒と焼酎文化を絶やさない想いが宿る継承蔵。~オンライン酒蔵留学~

オンライン酒蔵留学レポート

オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方のお酒の作り手さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒通販サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。

本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪

今回は、第24回オンライン酒蔵留学にご出演いただいた大地酒造(大分県)をご紹介いたします♪

大地酒造(おおちしゅぞう)について

大地酒造
大地酒造本社上浦醸造所
画像引用元:大地酒造HP

九州大分県の最南部に位置する美食の街「佐伯市」にて明治18年(1885年)に創業。
佐伯藩を収める毛利家御用達の清酒として長きに渡り親しまれていました。

そんな歴史ある酒蔵も五代目蔵元「大地正一」の代には後継者問題で廃業の危機に陥ります。
幼少期から、酒屋の息子として地元の酒文化に親しんでいた現六代目蔵元「池田敬」氏は、
大人になってから“佐伯の清酒と焼酎の文化を後世に残さなければ”と、立ち上がりました。

廃業に進む大地酒造にあらゆる手を尽くして飛び込んだ池田社長は、五代目の元で酒造りを学び、2019年(令和元年)には事業承継という形で蔵を引き継ぐことに。
そして、数か所の造り酒屋で酒づくりの経験を重ねた弟の「池田司」氏を杜氏として招き入れ、新生大地酒造を再スタートさせます。

2020年(令和2年)には、酒造りで最も重要なより良い水を求め、蔵を佐伯市船頭町から上浦へ移設。
仕込部屋や貯蔵庫の空調を完備し、アプリで室温を管理するなど蔵と共に作業の質もアップデートしました。

大地酒造 日本酒 花笑み
※大地酒造 「花笑み」ラインアップ
画像引用元:大地酒造HP

 

心機一転、新生大地酒造が新たに造る日本酒として、『飲んだ人が皆、笑顔になるように』と願いを込めて誕生したのがこちらの「花笑み(はなえみ)」です。
前述の通り、大分県佐伯市は海の幸、山の幸ともに恵まれた美食の街。
だからこそ食事へは特別な想いがあります。
食事を120%満足できるように目指すお酒は“香り穏やか、味わい深い食中酒”

食事の邪魔をせず、飲み飽きしない、食を引き立て、お酒との相乗効果を楽しむ。
そんなお酒を心がけています。

そんな大地酒造では、酒造りにいくつかのこだわりがあります。
まず、仕込み水には“神の水”と言われる暁嵐(ぎょうらん)の滝の地下水(軟水)を使用。
原料米は、自社で育てた山田錦や契約農家で栽培された地元産のお米を使用して生産者の想いと愛情をお酒に込めています。

さらに絞ったままの味わいを提供するため”無濾過”にこだわり、薬品や添加物など“剤”のつくものは一切不使用を貫く徹底ぶり。

また、「心に動き記憶に残るお酒」を目指し、麹の使用量を通常より高くしています。
もちろん、麹量が増えればその分手間と労力が増えますが、感動するお酒を目指し、手間暇惜しむことなく美味しさに妥協しない酒造りが行われているのです。

これだけ聞くと、一本気な姿勢の酒蔵イメージですが、実に柔軟さを持ち合わせた蔵なんです。
直近では音楽家の"マーク・パンサー氏が自ら育てたお米"で醸した日本酒「ぶっかきまい」を手掛けたり、小手川酒造とタッグを組んで生み出した純米酒焼酎「瑞鶴」を誕生させるなど斬新な企画力で話題を呼んでいます。

廃業危機からの承継。佐伯の酒文化に根強い思いを馳せた「池田敬」社長。

大地酒造 池田敬社長
※大地酒造 代表取締役 六代目蔵元 池田敬 氏
画像引用元:大地酒造HP

 

五代目蔵元に後継者がいない...当時の大地酒造は廃業を考えていました。
当時、実家の酒屋に勤めていた現六代目の池田社長は、いても立ってもいられなかったと言います。

「何とか、この蔵を継がせてもらえないだろうか...」
そう思い、何度も蔵元に頭を下げました。
明らかな拒絶はされないものの、なぜか首を縦に振ってもらえることはありませんでした。当時の蔵元にとっては、日本酒離れの時代背景や高齢化、さらに本当に後継を委ねられるのか、といった懸念は当然あったのだと思います。
「いきなり申し出て、蔵元さんも驚かれたのでは?」と尋ねると、池田社長はこう振り返ります。

「私は20代の頃から、親父と一緒に酒屋をやっておりましてね。うちの酒屋を始めるときに、大地酒造の先代が国税局の鑑定官で、うちの免許取得にものすごく尽力してくれたんです」
そもそも大地酒造との縁は、池田氏が生まれる前から続いていたのです。また子どもの頃から大地酒造に出入りし、酒造りの現場を身近に見て育ちました。なので、池田社長は決して“突然現れた第三者”ではなかったのです。

それでも、承継の話は簡単には進みませんでした。 2000年頃から頻繁に蔵へ通うようになったものの、しばらくはまったく相手にされなかったといいます。

「11年ぐらいたった2011年頃から、ようやく少しずつ教えてもらえるようになりました。でも、それでもまだ全然でしたね」
蔵に通い、作業を見て、話を聞く。それでも「継ぐ」という話になると、空気は一変する。
なかなか答えは出ないままでした。

転機は、2014年頃に訪れます。ある日、杜氏の何気ない一言が、池田社長の頭に残りました。
「俺は、山田錦しか使わんのや」

「だったら、自分で山田錦を作って持って行けば、酒を造ってくれるかもしれん」と池田社長は笑いながら振り返りました。

「農家の知識なんて、まったくありませんでしたけど、それでも、種もみから自分で育ててみようと思ったんです」
結果は、残念ながら簡単ではありませんでした。結局、収穫できた米のほとんどがくず米だったといいます。
それでも池田社長は、その米を抱えて蔵へ向かいます。

「これで、酒を造ってください」
返ってきたのは、厳しい一言でした。
「こんなくず米、使えんわよ」、と。

それでも、熱意が通じたのか、
「まぁ、せっかく作った米だから」と、何とか酒造りに使ってもらえることになったのです。
この一歩が、蔵元の心をわずかに動かしました。

それからも、米を作り、蔵に通う日々が続きます。
実はこの頃に、池田氏が栽培して持ち込んだ山田錦で誕生したお酒があります。

大地酒造 日本酒 龍爽香 さちかぜ
※大地酒造 日本酒 龍爽香 さちかぜ
画像引用元:大地酒造HP

銘には、蔵の象徴でもある龍神の「龍」と、爽やかな香りを届けたいという想いが込められた「龍爽香」──それを表す名が「幸風(さちかぜ)」です。
この酒は、現在の若手杜氏である「大野仁士」さんが脱サラして大地酒造に入る決意をするきっかけにもなった重要な酒。
大野さんが酒屋に勤務していた頃、数多くの銘酒を飲んできた中で、「美味しい」という単純な言葉を超え、造り手の熱量が心に届いた酒だったと言います。
その熱量に突き動かされ、大野さんは社長のもとを訪ね、現在も杜氏として活躍しています。

その味わいは、いわば“ど真ん中の直球”。
すっきりと飲みやすく、アルコール度数は16度。精米歩合や造りの基本は同じでも、麹歩合の違いが酒質に明確な個性を与えています。
まだ酒造りを知らなかった池田社長の熱意で生まれた素晴らしい酒ではありますが、後継者問題に悩んでした当時の蔵では、それでもなお、正式な承継の返事はもらえませんでした。

「もう、5年くらい同じことを繰り返してましたね。全然、首を縦に振ってくれなくて」

そんな中、池田社長は弟に声をかけます。
「こういう事情で、蔵を継ごうと思っとるんやけど、お前、酒造り好きやろ。やってくれんか」

弟から返ってきたのは、迷いのない返事。
「兄貴がやるなら、俺もやる」
その弟の言葉を蔵元に伝えたとき、状況は一変します。
「お前のところの弟さんがやるなら、ええぞ」と。
こうして、長年にわたる紆余曲折を経て、ようやく承継が決まりました。

池田社長自身は酒造りの経験がなかったものの、プロの杜氏としての経験を持つ弟がいたこと。
それに加え、何年もかけて米を育て続けた池田社長の“行動そのもの”が、最後の決め手となったと言えるでしょう。

そして2019年、大地酒造は新たなスタートを切ります。あえて蔵を上浦へ移し、新蔵を建てるという決断です。その理由として池田社長はこう語ります。

「上浦は、弟の生まれ育った土地でもありますし、酒屋として、ずっと地域の人に支えられてきました。その恩返しができたら、という思いがあったんです」

さらにもう一つ、大きな理由--。
この上浦・浅海井(あざむい)は、とにかく水が良いんです。地下水が素晴らしいことは、昔から分かっていました」
土地への恩返しと、水への絶対的な確信。
その二つが重なり、大地酒造は新天地で酒造りを始めることになったのです。

”笑顔で酒造りに向き合いたい”兄を支える「池田司」杜氏

大地酒造 池田司杜氏
※大地酒造 杜氏 池田司 氏
画像引用元:大地酒造HP

ではここで、大地酒造の酒造りを支えるもう一人の主役、蔵元の弟さん、杜氏の池田司さんの歩みについて触れていきましょう。
池田杜氏は最初から蔵人の道を歩んでいたわけではありません。高校卒業後に、彼が就職したのは酒問屋でした。

「実はその頃、全然お酒が飲めなかったんです」
そう笑いながら振り返ります。
それでも仕事として様々な酒を扱う中、少しずつお酒を知るようになり、最初はワイン、次に日本酒、そして焼酎へと、10年単位で学んでいきました。

「最初は“これ美味しいね”くらいだったんですよ。でも、飲み続けていくうちに、感動に変わって、最後はなんか悔しくなったんです」
――なぜ、こんな酒が造れるんだろう。
――もしかしたら、自分にもできるんじゃないか。

そんな思いが、静かに、少しずつ、しかし確かに芽生えたそうです。
そして44歳の時。池田杜氏は長年勤めた問屋を辞め、蔵人への転身を決めます。

「ちょっと遅いんですけどね」
と、言いながらも、その一歩は本気。大分県内の蔵に入り、複数の名だたる蔵で経験を積み、実際に酒造りに携わった年数は約11年に及びます。
実は問屋勤務時代、勤務時間中にちょこっと時間を見つけては様々な蔵を訪ね歩いていたそうで、
「今だから言えますけどね(笑)」と、少し照れたように語ります。

そんな池田杜氏にとっての一大転機は、やはり兄である池田敬社長から「一緒に蔵を継がないか」と声をかけられた時。
「正直、兄貴一人じゃ無理だろうなと思ってました(笑)。だから、じゃあ一緒にやろうか、という感じでしたね」
兄弟だからこそ通じる何かと覚悟があったのでしょう。ただ、不安がなかったわけではないと言います。

「当時も不安でしたし、今でも不安ですし、多分、死ぬまで不安だと思います」
試行錯誤を重ねながら、理想の酒を追い続ける日々に終わりはないという心境でしょう。池田杜氏自身、それをこう表現します。
「死ぬまで修行中、ですね」
実際、取材されたテレビ番組の中で「杜氏 修行中」というテロップが出たことがあり、自分の心情が多くの人々に代弁されたようで、嬉しかったと言います。

では、そんな池田杜氏が目指す酒とは、どんな酒なのでしょうか。
「注ぐときから、とろっとする。飲み応えのある酒ですね」

なかでもその味わいを支えているのが、大地酒造の仕込み水――“神の水だと強く言います。
「やっぱり水が一番大事です。原料の中で、一番多いのは水ですから。水のおかげですね」
池田司杜氏の酒造りは、完成というものがなく、「修行」という謙虚さが大きな土台となっています。

「花笑み」のラベルに込められた想い

大地酒造 花笑み 日本酒
※大地酒造 「花笑み」 ラベル
画像引用元:大地酒造Instagram

 

大地酒造「花笑み」シリーズ──
ラベルに描かれた花と味わいで選ぶ日本酒の楽しみ方が最大の特徴です!
6代目蔵元が大地酒造を継承し、新たな一歩として生まれた日本酒シリーズが「花笑み」。
名前のとおり、花が咲いたように人の表情をやわらかくする酒を目指しています。

「花笑み」は、赤いラベルの純米80を起点に、順に甘みが増していく構成になっています。 辛口から旨み豊かなタイプまで、味わいの方向性はラベルの色でも直感的に分かるようにビジュアル化されています。
酒質に関しても、それぞれ
・酸が立ちすっきりしたタイプ
・米の旨みがじんわり広がるタイプ
と幅広く、日本酒初心者から愛好家まで楽しめるバリエーションの豊かさが特徴。

「花笑み」シリーズのもう一つの大きな魅力が、花をモチーフにしたラベルデザインです♪
それぞれの酒のラベルには異なる花があしらわれ、その花言葉は味わいのイメージと重ねられています。

大地酒造 花笑み 特別純米
※大地酒造 花笑み 特別純米
画像引用元:大地酒造HP



象徴的なのが、シリーズの中心となる「花笑み 特別純米」。
この酒を搾った際、キレのあるシャープな印象を受けたことから、「キレのある花」を探し、デザインは、ダリアになったとか。その"ダリアの花言葉は「華麗」「感謝」。
蔵の継承にあたり、多くの人に支えられた感謝の気持ちを伝えたい――そんな想いが、この一本に込めた、と蔵元は語ります。

このように花の選定やネーミングは、職人が実際に搾ったときの味わいや目指す酒質を花に置き換えるという、酒の自己紹介のようなもの。
これが「花笑み」シリーズのラベルづくりの基本となっています。

池田杜氏が一貫して目指しているのは、腰を据えて、ゆっくり飲める“とろっとした”酒だそう。
特に緑やピンクのラベルの「花笑み」では、その"ねっとり感を出すため"に熊本酵母9号系を使用。
以前受けたテレビ番組の取材の中でも「ねっとりしている」「とろっとしている」と表現されることが多く、杜氏自身もその言葉に手応えを感じたといいます。

また緑ラベルの「花笑み 純米」に描かれているのは、カスミソウ。花言葉は「無邪気」「清らかな心」です。
カスミソウが選ばれた理由は、酒の“表情の変化”にあったといいます。
搾った直後に、冷やで飲むとすっきり軽快な味わい。けれども、燗にすると、一転してボリューム感のある味わいに変化したのです。

「冷やと燗で、こんなに違うのか」
そう感じた瞬間、杜氏の頭に浮かんだのが「やんちゃ」という言葉。
そこから導き出されたのが、"無邪気"という花言葉を持つカスミソウでした。

「花笑み」は“選ぶ楽しさ”まで含めた日本酒。
花・色・花言葉・味わいが一体となり、選ぶ時間そのものが楽しい♪
だから、日本酒に詳しくなくても、まず好きなお花から選んでみるというのもいいですね♪
自分や家族、送りたい相手が好きなお花ラベルのお酒を選ぶ。日本人ならではの感性で醸されたお酒ではないでしょうか。

大地酒造”奇跡”の熟成酒「瑞鳳30年熟成古酒」

大地酒造 日本酒 瑞鳳 熟成30年古酒
※大地酒造 日本酒 瑞鳳 熟成30年古酒
画像引用元:大地酒造HP
 

船頭町にある旧蔵に大きく記されている銘柄「瑞鳳(ずいほう)」
長きにわたって地元を中心に愛されていた今は亡き大地酒造伝説の銘柄です。
第二次世界大戦中、海軍空母「瑞鳳」が佐伯に停泊した際、艦長が大地酒造のお酒を気に入ったことで命名されました。

その後も地元の人々から親しまれていた「瑞鳳」でしたが、不幸にも1995年(平成7年)1月、大地酒造は大火災の被害に遭い、設備の大半が燃えてしまったのです。
そんな絶望的な状況の中のこと。なぜか「瑞鳳」の入ったホーロータンクだけは1基のみ奇跡的に無事だったのです。
酒蔵は昔より神様を特に大切にお祀りするという文化がありますが、偶然か必然か、貯蔵していた瑞鳳は神棚の下にあったそうです。

それから時を経ること30年。
池田社長が大地酒造を継承後、蔵の片隅でひっそりと佇んでいる"1基のホーロータンクを発見"します。
中を確認してみると、お酒が良い状態で保存されていました。熟成具合も良く味も申し分なかった。
池田社長は大地酒造の歴史を感じてもらうためこの熟成酒を商品化することにしたのです。

こうして、奇跡的に焼失を免れた「瑞鳳」は十分な熟成期間を経て、この度、熟成古酒として数量限定で復活を果たしたのです!

その色味は照りのある綺麗な琥珀色、香りはメープルのように芳醇でリッチ。
味わいはとてもまろやかで、シェリー酒や高級な紹興酒のような味わい深さ。
蔵の歴史と苦難を体験する中で熟成された"まさしく奇跡の古酒"です。

※大地酒造 蔵人 大野仁士 氏
画像引用元:大地酒造Instagram

この30年熟成古酒の魅力を皆さんと分かち合いたいと立ち上がったのが”若旦那”の愛称で親しまれている大地酒造の若き杜氏「大野仁士」さん。
前述の通り、大地酒造承継時に醸された「龍爽香さちかぜ」に惚れこみ、務めていた酒屋を退職して同蔵に飛び込んできた情熱ある蔵人。
酒作りに従事してから間もないながらも、毎年秋冬に限定発売される「花笑み 純米80」の造りを任され、毎年自身の技術と共に酒質もアップグレードさせています。

大野さんは、業界でも異例の30年古酒を通じて、
時間とともに変化する味わいも日本酒の魅力の一つなんだ!”
と感動。
そんな思いを皆さんにも是非味わって頂きたいという想いで、ハンズオンSAKEのクラウドファンディングサービス「SAKEクラファン」にてプロジェクトを実施していただいたことは記憶に新しいです。

※プロジェクトの詳細はこちらからご覧いただけます。
↓ ↓ ↓

【大地酒造】

879-2601
大分県佐伯市上浦大字浅海井浦277-1
TEL:0972-48-9388
FAX: 0972-48-9387
HP:https://uozushuzo.co.jp/
オンラインストア:https://hongoshuzo.base.shop/

大地酒造の日本酒とペアリングをご紹介♪

花笑み 特別純米

大地酒造 花笑み 特別純米
※大地酒造 花笑み 特別純米
画像引用元:大地酒造HP


「花笑み(はなえみ)」という名には、「飲む人が思わず微笑むように」という、蔵の再生への切実な願いが込められています。
なかでもオレンジ色のラベルが印象的な「特別純米」は大地酒造の代表銘柄シリーズの中核を担う一本。ラベルのお花は「ダリア」で、花言葉は「感謝 / 華麗」。
すっきりとシャープなやや辛口の味わいです。地元産米を中心に使用し、無濾過・火入れで仕上げることで、大地酒造の思想が素直に反映されています。
池田社長によると、
「若干華やかな香りとともに酸味も出るような香味でございます。食事に合うように酸でボディを構成しているような、そういうお酒で"魚料理全般に合いやすい"ように設計しています」とのこと。

■花笑み 特別純米 スペック■

原材料 米(国産)・米麹(国産米)
原料米 山田錦
精米歩合 60%
酵母 KA-4
アルコール度 15度
日本酒度 +5
酸度 1.9

「花笑み 特別純米」におすすめのペアリング

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※大地酒造 花笑み 特別純米に合うペアリング

 

この特別純米に合うペアリングについて若旦那の大野さんにお聞きしました。

「この『花笑み特別純米』は、少しオレンジがかった色合いで、すっきりとした酸が印象的なんです」と大野さん。
この酸味。九州地方ならではの甘みのある醤油とよく合うとか。

「お寿司やお刺身なら、特にカンパチがおすすめです。醤油の甘さと酒の酸が、ちょうどいいバランスになるんですよ」

さらに地元グルメでも定評のある、大分の郷土料理の話題へ。

「ポン酢で食べる“とり天”もとっても相性がいいです!唐揚げよりも軽く、さっぱり食べられるので、さらにお酒が進みます」

ご存じの方も多いかもしれませんが、「とり天」は、大分では言わずと知れたソウルフード。実は大分市では、"1世帯あたりの鶏肉消費量が全国トップクラス"とも言われています。
あえて「唐揚げではなく、とり天」。日本の地域別による食文化の豊かさがよくわかりますね。

ほかに、「シラスに醤油を少し垂らすだけでも、味わいがぐっと変わります」と大野さん。
お好きな海の幸を中心に、気負わず、自由に楽しんでほしい――
こんな「花笑み 特別純米」は、料理を引き立て、食卓の会話をやさしく彩る一本です♪

花笑み 純米大吟醸

大地酒造 花笑み 純米大吟醸
※大地酒造 花笑み 純米大吟醸
画像引用元:大地酒造HP

「大吟醸らしくないかもしれませんが……」と、
前置きしてから語る池田杜氏の言葉が、この酒の個性を端的に表しています。
一般的な大吟醸といえば、立ち上がる華やかな香りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし「花笑み 純米大吟醸」は、そんな王道とは少し距離を取った酒。
まず、おすすめの飲み方――”冷やしてワイングラスで”
またはぬる燗。
池田杜氏が目指したのは、"香りで主張する酒ではなく、食事に寄り添う大吟醸"

「やはり香りが強すぎると、料理の邪魔をしてしまうこともあります。だから“味わい系”を目指しました」
その言葉どおり、香りは控えめで、バナナやメロンを思わせる香りに、ほんのりヨーグルトのようなニュアンスが重なり、とても穏やかな印象。

前述したように「花笑み 純米大吟醸」は無濾過仕上げ。そのため、完全な無色透明ではなく、うっすらと琥珀色を帯びたような色合いになっています。
精米歩合は50%。これは純米大吟醸としては比較的スタンダードな数値なのですが、なぜか味わいは数値以上に奥行きを感じます。
スペック表記ほど辛くは感じず、ほのかな甘みと米の旨みが広がり、ボディは軽やかすぎず、やや濃厚寄り。池田杜氏曰く、その理由の一つが、麹歩合の高さだそうです。

「通常より麹を多めに使用することで、旨みを引き出すと同時に、酸味をやや高めに設計しています」とのこと。
その理由としてはやはり、
「食事と一緒に楽しめる酒で、幸せな気分になってほしい」
その狙いどおり「花笑み 純米大吟醸」は料理とともに真価を発揮する1本となっています。 紫のラベルの、胡蝶蘭の落ち着いたデザインがこのお酒の設計を見事に表現しています。
花言葉は「幸せが飛んでくる」。
大地酒造らしい「豊かな食材とともに幸せを運ぶ酒」という哲学がはっきりと表れた一本ですね。

■花笑み 純米大吟醸 スペック■

原材料 米(国産)・米麹(国産米)
原料米 山田錦
精米歩合 50%
酵母 KA-4
アルコール度 16度
日本酒度 +2
酸度 1.8

「花笑み 純米大吟醸」におすすめのペアリング

大地酒造 花笑み 純米大吟醸 日本酒 おつまみ ペアリング ハンズオンsake オンライン酒蔵留学
※大地酒造 花笑み 純米大吟醸に合うペアリング

 

「花笑み 純米大吟醸」は、やさしく上品な甘みと、控えめで穏やかな香りが特徴の一本。

その繊細な味わいには、チーズやクリーム系のパスタとよく合いますとのこと。
乳製品のコクと酒の酸味が重なり、互いの風味を引き立て合います。
また、ハーブを使ったソーセージのように、香りに特徴のある肉料理とも好相性だそうです。
これは"香りが強すぎない純米大吟醸だからこそ"、料理の個性を邪魔せず、自然に寄り添えるということですね!

さらに大野さんが特におすすめするのが、 和スイーツ!

 実際にご提案いただいた和スイーツは、佐伯で創業100年以上を誇る老舗菓子店「城山堂(しろやまどう)」の塩羊羹。
天日精製の塩を使い、北海道産小豆100%の餡で仕上げた一品。塩加減と甘さが上品と評判です!
そこに「花笑み 純米大吟醸」のやわらかな甘みが合わせることで、甘さが引き締まり、後味がよりクリアになり、羊羹の甘味、塩味とじんわりよく重なります。
「城山堂」さんの情報は【こちら】

さらに大野さんが酒の肴としておすすめしたのは、やはり佐伯名物のシラス。
佐伯市は九州でも珍しく「生のシラスが味わえる地域」として知られており、季節には「シラスフェア」が開催されるほど、新鮮なシラスが水揚げされます。
「シラスと純米大吟醸、バッチリ合います。ぜひ試してみてください」

先の「城山堂」の塩羊羹とともに「花笑み 純米大吟醸」は“広がりを楽しむ酒”といえるでしょう。
チーズや洋食、海の幸、そして和菓子までと、ジャンルを超えて楽しめる日本酒ですね♪

大地酒造Q&A

今回の留学中に挙がった大地酒造への質問を一部ご紹介します。

通常、澱下げ剤としては何を使用するのですか?
澱下げ剤には、粉末タイプのものや液体のものなど、いくつか種類がありまして。
それらを加えて撹拌すれば、わりと短時間で澱を沈めることができますし、蔵によっては、より早く澱を落とすために炭を使うところもあります。
もちろん、それ自体が悪いというわけではありません。造りの考え方や事情は、それぞれですからね。
ただ、私たちは「できる限り、自然なかたちで酒を届けたい」という思いが強いので、余計な手を加えず、お酒が自ら落ち着くのを待つという姿勢でやっています。
熊本酵母の使い分けはどのように決めていますか?
お酒ごとに酵母を使い分けることで個性を引き出しています。
まず、「KA-4酵母」ですが、熊本9号酵母に比べてやや華やかな香りが出やすく、酸もほどよく感じられるのが特徴なんです。
なので、香りと味わいのバランスを大切にした「花笑み 特別純米」と「花笑み 純米大吟醸」で使っています。
「熊本9号酵母」は、香りが穏やかで、コクや旨みをしっかり感じられる酒に仕上がりやすい特性があるので、「花笑み 純米酒」と「花笑み 純米吟醸」といった、どっしりとした飲みごたえを設計の場合は、9号酵母を採用しています。
吟醸酒と言えばすっきりとした淡麗のイメージですが、「花笑み」のとろっとした酒質はどのようにイメージしたのですか?
酒の問屋時代にいろいろな酒を飲んだのですが、中でも富山で出会った一本の日本酒が原点ですね。
とろりとした質感と、深い旨みを持つその酒を飲んだ瞬間、なんだか「悔しい」と感じました。その体験が忘れられず、酒造りの道へ踏み出す決意にもつながったんだと感じています。
なので、「花笑み」は、私のその記憶をもとに、とろっとした旨みのある酒を目指して生まれた一本なんです。

オンライン酒蔵留学に参加するには?

 

「もっと酒蔵さんの想いを知りたい!」「オンライン酒蔵留学に興味がある!」という方は、下記よりご参加ください!
毎月異なる酒蔵さんとダイレクトにお話が出来る貴重な場となりますので、推せる蔵が見つかるかもしれませんよ♪
是非皆さんのご参加お待ちしております!

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オンライン酒蔵留学の流れ

①事前にお酒が届く!
・オンライン酒蔵留学をお申し込み後、ご自宅にお酒をお届け。

②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。

③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。

過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
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つくり手さんの想いを「のぞく」
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とも 日本酒ライター 趣味:立ち飲み、ロックバー巡り、ジム、料理、映画
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じゅん 日本酒ライター ものづくりに携わっている傍ら日本酒ライターをしています。
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是非、日本酒の文化を広めていきたいです♪

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