オンライン酒蔵留学レポート(小澤酒造)
オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方の酒蔵さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒体験型サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。
本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪
今回は、300年以上の歴史を持つ東京奥多摩の酒蔵「小澤酒造」をご紹介いたします♪
小澤酒造(おざわしゅぞう)について

まず「東京の日本酒」と聞いて、思い浮かぶのはどんな銘柄でしょうか。
もし「澤乃井(さわのい)」の名前がふっと浮かんだなら、あなたはきっと日本酒がお好きな方に違いありません。
居酒屋や和食店で一度は目にしたことがある「澤乃井(さわのい)」。それぐらい日本酒好きにはメジャーなお酒です
でも、いざ作り手のこだわりや、東京で300年以上も続いている酒蔵であるという歴史、奥多摩の風土など、意外と知らないことばかりではないでしょうか。
親しみやすいお酒だからこそ、意外とその裏側にあるストーリーは語られる機会が少ないものです。
今回は、23代続く小澤酒造の知られざる歴史から、現代を切り拓く23代目蔵元・小澤幹夫(おざわ みきお)社長の哲学、そして観光酒蔵の魅力をご紹介します!
奥多摩の澤乃井の蔵を訪ねてみたくなるはずです。
武田氏家臣から始まる小澤酒造の歴史

奥多摩の清流のほとりに佇む「小澤酒造」。
「300年以上、23代」――この数字を聞くだけで、日本酒業界の中でも小澤酒造がいかに歴史ある蔵かがお分かりいただけるのでは?
さらに驚くのは、そのルーツが戦国武将の家臣にまで遡るということでした。
23代目蔵元「小澤幹夫(おざわみきお)」社長いわく、
「もともと、うちのご先祖さんの出身は、隣の山梨県なんです」
実は、1代目は戦国武将・武田信玄の家臣、それも「筆頭家臣」と呼ばれるほどの重鎮だったといいます。
大河ドラマにも登場する武将、穴山梅雪(あなやまばいせつ)をご存知でしょうか。
小澤家のご先祖様はその「穴山一族」だったのです。
「私も今でこそ小澤と名乗っておりますが、一族初代の人は元々は穴山さんという方でございます。もし武田信玄が敗れなければ、今頃「穴山酒造」として名を馳せていたかもしれないですね」。
しかし武田信玄が戦に敗れると、筆頭家臣であった穴山家は当然「打ち首対象」になります。
武田カンパニーで言えば取締役クラスです。そうなると、命からがら逃げる必要があったのです。
「山梨からですね、県の山を超えて抜けると隣の東京の奥多摩にたどり着きまして、ちょっと山深いとこなので、奥多摩からもうちょっと民家の方に降りてくると、
今の小澤酒造があるところ、青梅市沢井というところに繋がってるんです」。
しかし身を隠している立場であるため、「穴山」の苗字はあまりに目立ちすぎます。
そこで沢井の地に住んでいた「小澤さん」という方に頼み込み、苗字を譲り受けたのだそう。
それ以来、この一族はずっと「小澤」を名乗り続けているという経緯があるのです。
まさに"戦国の世から生き延びてきた歴史を背負った小澤家"。
そして、武家出身の小澤家は、当然ながら最初から酒造りをしていたわけではありませんでした。
「元々はそれこそ武士だったので」と、ここ沢井の地に身を隠し、密かに武田家再興を願いながら暮らしていました。
しかし時代と共に武田家も途絶え、戦国の世も終わりを迎えます。
一般市民として生きていくと決めた小澤家が酒造業を始めたのは、7代目から。
それまでは何とか一族で林業を営み、家をつないでいたのです。
「当時は、船を作るのも家を作るのも、橋を作るのも全て木材なので、木材っていうのは非常に貴重ですし、高く売買されたんですよ」
酒造業と材木加工業――この二本柱で、なんと約300年以上続いてきました。
しかし戦後、輸入材木の台頭により国産木材が採算に合わなくなり、社長のお父様の代で林業にはひっそりと終止符が打たれました。
「澤乃井」というブランド名は、地元・青梅市沢井(おうめしさわい)の地名に由来し、この地に湧き出る豊富で清らかな水そのものを表しています。
実は同じ蔵の中に軟水と硬水、両方の仕込み水を持つという、全国的にも極めて稀有な存在でもあります。
現在は23代目蔵元・小澤幹夫社長が伝統と革新のバランスを絶妙に取りながら、東京の日本酒文化を牽引しています。
老舗をトレンドに導く23代目蔵元「小澤幹夫」社長

23代という途方もない時間を受け継ぐ小澤社長ですが、伝統ある老舗を守りながらも決して守りに入らず、時代に合わせて柔軟に舵を切る姿勢で酒造りをしています。
その経営哲学には、これからの日本酒業界を占うヒントが詰まっているように感じます。
「お酒造りってある意味正解がない嗜好品ですので、これが良くてこれがダメでこれがマルとかバツという概念が、そもそも存在しない世界だと思うんです」と、語る小澤社長が酒質設計の軸として掲げるのが以下の「3対3対3」という独自の考え方。
市場トレンド 3割:「商売やってる以上は無視できないなってやっぱり思いますね」
自分の主観 3割:流行り物を作るだけでは面白くない。自分の好みを大切に
澤乃井らしさ 3割:お客さんが澤乃井に抱くイメージと期待に応える立ち位置
"流行に流されすぎず、しかし独りよがりにもならないこと"。この絶妙なバランス感覚こそ、澤乃井の酒が幅広いファン層に長く愛され続ける秘密かもしれません。
ただ意外にも、小澤社長ご自身は杜氏ではありません。
杜氏は別におり、社長は「私は横からやんやんや言うだけの人間なんですよ」と笑います。
とはいえ、実際には、酒造りは社長の一言から始まります。
「僕がこういうお酒造りたいんだけどっていうところからがスタート。で、うちの特徴だったりうちの得意とするところだと、こんな設計になるけどどうですかね?みたいな感じで話し合っていって、で、いやいや、ここじゃあちょっと微調整しようかみたいなのを杜氏さんとやんやんやって詰めてくっていう」
技術のプロフェッショナルである杜氏と、蔵の顔でありビジョンを描く蔵元とのやり取り。企画担当と開発担当の役割に近いかもしれません。
そんな両者の対話から、澤乃井の一本一本が生まれているのです。
そんな小澤社長が経営者として最も試されたのが、やはりコロナ禍。
祖父の代から手広く展開してきた事業を、大幅に整理する決断を迫られたのです。
「その判断基準にブレがあるといけないので、一貫性を持たせるってなった時に、
自分の中ではここの地域で最も必要なもの、重要なものっていうのは『水』だなと思ったので、水に関連するコンセプトの事業は残しましたし、なんなら新規の事業も始めました」
水との関連が薄い事業は思い切って閉鎖。
一方で、蔵の仕込み水を使ったカフェを新規オープンさせるなど、水を軸にした一貫性ある経営へと大胆に舵を切りました。
伝統ある老舗の当主が「残さない勇気」を持てるかどうか。
さらに小澤社長の視線は、日本国内だけに向いていません。
現在、澤乃井は世界10カ国へ輸出されていますが、しかしその現状にも、問題意識を抱いています。
というのも、現状、海外でも都市部では日本酒は飲まれているのですが、地方には置かれていないのです。
「多分現地の人たちからすると、日本酒っていうのはすごい非日常の特別な飲み物みたいな位置付けになっていると思うんですよね」とのこと。
いってみれば、海外で日本酒はまだ「シャンパンのような特別な一杯」というポジション。
しかし社長が目指すのは、
「もうちょっと今の日本人の我々が日常的にワインをね、買い物かごに入れるような感覚で、海外でも日本酒が浸透すると、もうちょっと日常的な飲み物になるといいなっていうのは思っています」と語っていらっしゃいました。
伝統を守りながら、未来を見据える。
23代目蔵元の眼差しの先には、日本の枠を超えた「SAKE」の景色が広がっています。
”軟水”と”硬水”を持ち合わせる唯一無二の酒蔵

日本酒は「原料の半分が水」と言われるほど、水質が味わいを左右しますが、
その水において、小澤酒造は全国的にも極めて珍しい強みを持っています。
それが「軟水と硬水、両方を使いこなせる」という唯一無二の特徴。
「澤乃井」という美しいブランド名。これは蔵のある青梅市沢井(さわい)の地名に由来しています。
「昔の記述を読むと『沢を井戸とする』っていう言葉が残ってまして、沢の水を井戸として使う。沢水が非常に豊富で綺麗な地域、それがもうそのまま地名になっています」とのこと。
近所ではわさびが採れるほどの清流地帯でもあります。
「東京でわさびが採れるんだ」と驚かれることも多いそうですが、それだけこの土地の水が上質である証。
地名が、ブランド名が、そして酒質そのもの。すべて「水」でひとつに繋がっていると言えるでしょう。
そして驚くべきことに、
「川を渡ると水質が変わりまして。蔵がある方は硬水、川を渡ると軟水に変わるっていう地域でして」と、小澤社長は、この土地の奇跡的な立地を教えてくださいました。
たった"一本の川を隔てて、硬水と軟水が湧く"。これは全国的に見てもほとんど例のない地形だそうです。
そこで、蔵は多摩川が流れるV字渓谷のほとりに位置し、川を挟んで2箇所から水を引いています。
「どういう酒造りたいかなって時に、水選び、水の設計からできるっていうのは、小澤酒造の大きな特徴、強みの一つです」
作りたい酒の姿から逆算して「水そのものを選べる」――これは他の蔵には決して真似できない、澤乃井だけの自由度であり強みです。
「男酒」と「女酒」――水が決める、二つの表情とは?
では、硬水と軟水とでは具体的に何が変わるのでしょうか。
小澤社長はシンプルに"発酵力の違い"だと説明します。
硬水はミネラル成分が豊富なため、酵母が元気に働き、発酵がぐんぐん進みます。仕上がるのは力強いフルボディタイプ。昔はこれを「男酒」と呼びました。
一方軟水はミネラルが少なく、発酵が穏やかにゆっくり進みます。
仕上がるのは柔らかく、いい意味で線の細いお酒。かつては「女酒」と呼ばれたそうです。
同じ蔵で「男酒」と「女酒」の両方を造り分けられる蔵。
飲み比べて、水がもたらす表情の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
観光酒蔵「澤乃井MAP」

小澤酒造の魅力は、お酒そのものだけではありません。
奥多摩の豊かな自然に抱かれた広大な敷地には、カフェ、美術館、ギャラリー、そしてお寺まで。
日中楽しめる「観光酒蔵」としての顔があります。
その原点は、社長の祖父の代にありました。
当時、地方のそこそこの規模の酒蔵はテレビコマーシャルで宣伝を行っているという流れがありました。確かに、バブル前後という時代は、中小企業でもテレビコマーシャルを流していた余裕のある時代。
当然、祖父も大きな予算を使ってテレビコマーシャルを打ったのですが、周りの反応は「観たことがない」というものが大多数でした。
落胆した祖父は、「ならばお客さんに酒蔵に来てもらって、酒蔵を知ってもらおう」という、現代では当たり前になっている「酒蔵ツアー」のような企画を思いつくのです。
しかし、一つ障壁がありました。というのも、その当時の酒蔵というのは、良くも悪くも「あくまで酒を造る生産現場であり、一般人が出入りするなどもってのほか」という考え方が残っていたのです。
当然、蔵人から反発の声が上がりましたがそれを押し切り、祖父が自ら案内役となって始めた蔵見学が、やがて澤乃井を代表する観光コンテンツへと育っていったのです。
また最寄り駅から徒歩5分という好立地も、多くの人を惹きつけてきた要因の1つだったそうです。
常時10種類以上の「澤乃井」をご用意!<きき酒処>

蔵見学を終えたら、次にお勧めしたい場所は"きき酒処"。
ここは観光酒蔵・澤乃井を語るうえで欠かせない施設です。
「見学だけで帰るのは面白くないので、有料試飲の"きき酒処"に立ち寄っていただければ、大吟醸だったり、普通酒と呼ばれるものから、ちょっと特別なお酒までいろんなのをちょっとずつ楽しめますよ」と小澤社長。
現在、澤乃井のラインナップは全部で約20アイテム。定番の一本から、なかなか出会えない特別な限定酒まで、実に多彩な顔ぶれが揃います。
「生酛なんかも作ってると、結構どんどん増えちゃって...」と社長が苦笑するほど、
造り手の探究心が銘柄の豊かさに表れています。
きき酒処の醍醐味は、なんといっても少しずつ、飲み比べができることですね。
この記事で紹介する「蒼天」と「東京蔵人」のように、同じ純米吟醸でも水や製法で表情がまるで変わる。それをその場で確かめられます。
だからこそ、「まだ自分の好みがわからないなぁ」という日本酒初心者の方こそ、ぜひ訪れてほしい場所でもあります。
清らかな水で醸された澤乃井を少しずつ味わううちに、きっと「あなただけの一本」が見つかるはず。
澤乃井の仕込み水を使用した珈琲やスイーツが絶品!<CAFE 雫>

コロナ禍を機に、小澤社長が新規事業として立ち上げたのがこのカフェ。
ここでは、酒造りに使う仕込み水で淹れたコーヒーを味わうことができます。
「お酒に使う仕込み水で淹れたコーヒーを提供させてもらってます」。
コーヒーには軟水が適しているという理由から、澤乃井の柔らかな軟水を使用しています。
奥多摩の美しい自然を眺めながらいただく香り高い一杯は、格別のひとときです♪

さらに見逃せないのが、「豆乳チーズケーキ」。
やはり仕込み水を使った豆腐・ゆばも自社製造しており、その豆乳から作られるチーズケーキは「絶対うまいじゃないですか」と司会者も思わず身を乗り出したほどです。
水にこだわる蔵だからこそ生まれる、ここでしか味わえないスイーツです!
お酒が飲めない方も、ドライブの途中でも、澤乃井の「水の恵み」を存分に堪能できる場所です。
日本画壇の巨匠・川合玉堂ゆかりの美術館<玉堂美術館>

敷地内には「玉堂美術館」という施設もあります。
ここに展示されているのは、日本画壇の巨匠「川合玉堂(かわい ぎょくどう)」の作品の数々。
実はこの川合玉堂、小澤家と深い縁で結ばれているそうです。
「私の祖母の家がこの川合家でして、川合玉堂は身内になるんですね」と小澤社長。つまり、小澤社長のご先祖にあたる人物なのです。
その作品を大切に守り、後世へと伝えるために運営されているのが、この美術館。
ここは渓谷の美しい景観に建っており、作品鑑賞だけでなく、窓の外に広がる奥多摩の自然そのものも一枚の絵画のよう。
お酒、芸術、景色に酔う――そんな贅沢な時間が流れています。
お酒と共に芸術にも触れる<澤乃井ガーデンギャラリー>

蔵やお酒を目目当てに、日常的に多くの人が足を運ぶ小澤酒造。
その来訪者たちが、お酒とあわせてアートにも触れられるよう設けられているのが、「澤乃井ガーデンギャラリー」です。
いわば地域に開かれたフリースペース。
「いろんな方がそこに出展したりして、お酒飲んだ方々に絵を見てもらったりとか、自分で趣味で撮った写真とかを展示して見てもらったり」とのこと。
プロの作品だけでなく、趣味で描いた絵や撮影した写真まで、さまざまな作品が並びます。
お酒を片手に、思いがけない一枚と出会う機会の場でもあります。
気楽な気分で芸術と触れ合える体験をしてみてはいかがでしょうか。
【小澤酒造】
〒198-0172
東京都青梅市沢井2-770
TEL: 0428-78-8215
HP:https://www.sawanoi-sake.com/
オンラインショップ:https://shop.sawanoi-sake.com/
小澤酒造の日本酒を紹介♪
澤乃井 純米吟醸 生酒 蒼天

精米歩合は%。柔らかな軟水で仕込まれ、口当たりはやさしく、飲み口は軽やか。
「基本的にうちとしてはバランスをかなり意識した設計にしてますので、香りが強すぎるとか甘みが強すぎるというところの1、2歩手前ぐらいのイメージで酒質を設計しています」とのこと。
香りや甘みを主張しすぎない、絶妙な「引き算」。だからこそ、料理の邪魔をしません。
この「蒼天」が本領を発揮するのは、食事と一緒のときです。
和食やお寿司屋さんに置かれることも多いそうで、小澤社長のおすすめは”お刺身”です。
実際、オンライン酒蔵留学の参加者からは、
「スモークサーモンにお酢をかけてカルパッチョ風にしてみました」
「白身魚とかと合いそう」
という発言もありました。
「蒼天」のネーミング由来は"純米吟醸の透明感や爽快感があるので、さわやかな青い空"をイメージしたとのこと。
線の細い、繊細な味わいだからこそ、淡白な魚介の旨味をそっと引き立て、お風呂上がりの一杯にもぴったりと、参加者を笑顔にした一本です!
■澤乃井 純米吟醸 生酒 蒼天 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 使用米 | 五百万石(新潟県産) |
| 酵母 | オリジナル酵母 |
| 精米歩合 | 55% |
| アルコール度 | 14度 |
| 日本酒度 | +1 |
| 酸度 | 1.6 |
澤乃井 純米吟醸 生酛 東京蔵人

この一本、「蒼天」と原料米も精米歩合もまったく同じ。
それなのに、口に含んだ瞬間から驚くほど表情が違います。
旨味が増し、味わいに重層感があります。
その秘密は、やはり「水」と「製法」。
「蒼天」との違いはたった2つ。
"硬水を使っていること、そして生酛(きもと)造り"であることです。
あとの原材料などは同じ。
実は、ミネラル豊富な硬水は発酵を活発にし、酸をしっかりと生み出します。
「蒼天」が線の細い「女酒」なら、こちらは骨格のある「男酒」となります。
おすすめのペアリングとしては、肉料理、から揚げやチーズ、そしてそれらをぬる燗で味わうのもおススメです!
■澤乃井 純米吟醸 生酛 東京蔵人 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 使用米 | 五百万石(新潟県産 |
| 酵母 | オリジナル酵母 |
| 精米歩合 | 55% |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +1 |
| 酸度 | 1.9 |
小澤酒造Q&A
- 小澤酒造の日本酒「澤乃井」の銘柄は、なぜ「澤乃井」という名前なのですか?
- 「澤乃井」というブランド名は、蔵がある青梅市沢井の地名に由来しています。この地名自体が「沢を井戸とする」という意味を持ち、豊富で清らかな沢の水が湧き出る地域であることを表しています。上質な水が採れる証として、近所ではわさびも採れるほどです。
- 小澤酒造は、なぜ軟水と硬水の両方を使いこなせる酒蔵なのですか?
- 小澤酒造は、多摩川が流れるV字渓谷のほとりに位置し、川を挟んで2箇所から水を引いています。蔵のある側からはミネラル豊富な硬水が、川を渡った側からはミネラルが少ない軟水が湧き出る、全国的にも稀な地形を利用しているためです。これにより、造りたい酒質に合わせて水を選び分けることができます。
- 硬水と軟水で仕込んだ日本酒では、具体的にどのような味わいの違いが生まれるのですか?
- 硬水はミネラルが豊富で酵母の働きが活発になるため、力強いフルボディタイプの「男酒」に仕上がります。一方、軟水はミネラルが少なく発酵が穏やかに進むため、柔らかく線の細い「女酒」と呼ばれるお酒になります。小澤酒造では、この両方を造り分けています。
- 「澤乃井 純米吟醸 生酒 蒼天」はどのような特徴を持つ日本酒で、おすすめの飲み方はありますか?
- 「澤乃井 純米吟醸 生酒 蒼天」は、酒米を55%まで精米し、低温でゆっくり発酵させた純米吟醸の生酒です。フルーティーで華やかな香りと、爽快でキレのある味わいが特徴です。氷温(0℃)や冷や(5~10℃)で飲むのが特におすすめです。
まとめ
東京・奥多摩の「小澤酒造」は、300年以上の歴史を誇る老舗酒蔵です。
そのルーツは戦国武将・武田信玄の筆頭家臣(穴山一族)まで遡り、戦の後に奥多摩へ逃れ、苗字を「小澤」に変えて身を隠したことに始まります。
かつては林業を営みながら家を守り、7代目から酒造りをスタートさせました。
最大の強みは、同一の蔵で「軟水」と「硬水」の両方の仕込み水を使える稀有な立地にあります。
多摩川を挟んで湧き出る水質が異なるため、柔らかく繊細な酒には軟水、力強く骨格のある酒には硬水と、目指す味わいに合わせて水選びから仕込みを行っています。
自然豊かな敷地内は、日中から観光が楽しめる施設としても充実しています。
「きき酒処」では常時10種類以上の「澤乃井」を飲み比べできるほか、酒造りの仕込み水を使ったコーヒーや、自社製の豆乳で作る絶品「豆乳チーズケーキ」が味わえる「CAFE 雫」も人気!
さらに、身内である日本画の巨匠・川合玉堂の作品を展示する「玉堂美術館」や、作品展が催される「澤乃井ガーデンギャラリー」も併設されており、お酒好きだけでなくアートや奥多摩の景色を散策したい方にもぴったりのスポットです。
オンライン酒蔵留学に参加するには?

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毎月異なる酒蔵さんとダイレクトにお話が出来る貴重な場となりますので、推せる蔵が見つかるかもしれませんよ♪
是非皆さんのご参加お待ちしております!
オンライン酒蔵留学の流れ

①事前にお酒が届く!
・オンライン酒蔵留学をお申し込み後、ご自宅にお酒をお届け。
②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。
③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。
過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
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つくり手さんと「つながる」
つくり手さんの想いを「のぞく」
自分たちの世界観を「ひろげる」
次回もハンズオンポーズで乾杯!
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