群馬県の小さな村"川場村"の酒蔵"土田酒造より、6代目蔵元の土田祐士さん、杜氏の星野元希杜氏をご紹介。
江戸時代に一般的であった菌や微生物を活用した生酛(きもと)造りという手法で日本酒を醸す土田酒造が目指すお酒造りとは?
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土田酒造 代表取締役
土田祐士さん
群馬県沼田市出身。
コンピュータ総合学園HALを卒業後、カプコンに入社。
その後、2003年に土田酒造に入社後、六代目蔵元となり、お酒造りのスタイルを大きく変えた。
土田酒造 杜氏
星野元希さん
東京都杉並区出身。
東京バイオテクノロジー専門学校を卒業後、新卒で土田酒造に入社。
お酒造りの世界に入ったきっかけは、高校2年生だった。
目次
「土田酒造」について
創業は1907年、当主は現在6代目。
地元では、誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。
私たちは関東で唯一、名誉賞を受賞した酒蔵でもあります。
名誉賞とは戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会にあたる賞)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。
当時酒蔵数が今の5倍以上ある中で激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけに贈られるこの賞は、全国でも約100蔵のみが成し得ている快挙。
それぞれの当主が時代の中で、よりよい酒造りを目指し、先鋭的な取り組みで維持繁栄して参りました。
現在は、江戸時代に一般的であった、菌や微生物のはたらきを活用した生酛(きもと)造りで日本酒を造っています。
米の旨味を最大限に引き出し、日本酒の多様性や複雑な味わいを楽しんでもらいたい。
私たちはこの技術を次世代へとつなげるべく、日々挑戦を続けています。
群馬県川場村の特徴
"川場村"というくらいなので、一級河川が4本も流れているほど、水が豊かな場所です。
そこから生まれた、お米が特産品です。
"雪ほたか"というブランド米があり、10kgで7,000円もするが、毎年完売するほど。
食味検査コンクールで、10年連続入賞と、日本で初のお米がうまれました。
お酒造りに携わり始めたきっかけ
土田祐士さん
前職のときに、うちのお酒を飲んだ友人が、うまい酒だ、と言ってもらえたのがきっかけ。
星野元希さん
高校2年生の時に酒造りをやりたいと思っちゃった。かっこよく見えちゃった。
お酒造りにおいて、最も嬉しかったこと
土田祐士さん
うちのお酒が好きで、造ってみたいと言って頂けた時。
入社したいとか、海外で同じお酒を造ってみたいから教えてほしいとか。
次男(8歳)が、酒蔵しようかなと、意味はわかってないだろうけど言っていたとき。
星野元希さん
今振り返ると、生酛酵母無添加の造りに辿り着けたこと、かな?
お酒造りにおいて、最も辛かったこと
土田祐士さん
速醸時代の酒で、県外や海外にもっていっても、まったく相手にされてなかったとき。
星野元希さん
H30BY無限乳酸菌汚染ループ
お酒造りに込める想い・将来のビジョン
土田祐士さん
これさえあれば良い、という究極の1本を極める。
次世代が、飲んでみたい、造ってみたいとなるように活動していく。
農家さんも次世代がやりたくなるように相互支援の関係に。
世界中で日本酒が造られる。
星野元希さん
子供が憧れてくれるような職業でありたい。
そのためには収入を上げることがとても大切だと思っている。
そのためにはちゃんと売れないといけない。
そのために今の私が出来ることは技術を磨くこと。
独自の技術や発想を磨き続けたい。
最後に
2022年3月26日(土)19:00から、今回ご紹介した土田社長、星野杜氏を迎え、オンライン酒蔵留学を開催!
"シン・ツチダ"、"誉国光白ラベル"の2種と群馬のおつまみ"和牛ビーフジャーキー"のセットをお届けし、全国の酒蔵留学生と共にオンライン乾杯♪
私たちは、菌や微生物の力、そして先代たちの技術を信じているからこそ実現している "全量を生酛(きもと)仕込み"
土田社長、星野杜氏そして土田酒造の目指すものとは?
ご参加、ぜひお待ちしております♩