オンライン酒蔵留学レポート(月の輪酒造店)
オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方の酒蔵さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒体験型サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。
本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪
今回は、南部杜氏発祥の地に蔵を構える「月の輪酒造店」をご紹介いたします♪
月の輪酒造店(つきのわしゅぞうてん)について

岩手県紫波町。
日本三大杜氏のひとつ【南部杜氏】発祥の地として知られるこの町に、明治19年(1886年)の創業以来、静かに、そして確かに酒を醸し続けている蔵があります。
それが「月の輪酒造店(つきのわしゅぞうてん)」です。
1991年に現会長(横沢裕子(よこさわひろこ)杜氏の父)がオーナーから社長という形で経営を引き継ぎ、
2005年には裕子さんが杜氏に就任し、2015年からは夫の孝之さんが代表を務めています。
親子から娘へ。そして夫婦二人三脚で、家業としての酒造りを絶やさず受け継いできた貴重な蔵です。
さらにこの蔵の歴史をたどっていくと、その一つひとつに、土地の伝承と人の想いが折り重なっていることに気づかされます。
―池に映った月が導いた、「月の輪」という名前―
蔵から車で5分ほどの場所に、「月の輪」という地名の由来となった史跡が今も残っています。
平安時代後期、「前九年の役」の際にこの地を訪れた源頼義・義家の父子が、陣を敷くために水を必要とし、池を掘らせたのだそうです。
すると、その池の水面に月が映り込み、月光を受けてきらきらと輝いた。
頼義たちはこれを戦勝の吉兆だと受け止め、実際に勝利を収めたと伝えられています。
この池のほとりで起きた出来事が「月の輪」という地名として残り、蔵の名前の由来になりました。
蔵元ご夫婦いわく、この由来は本来「熊」とは関係ないのだそう。
それでも「月の輪=ツキノワグマ」という語感の面白さから、蔵のロゴやラベルには熊にちなんだデザインを取り入れています。
紫波町は、盛岡と花巻に挟まれた岩手県の内陸中央部に位置しており、数多くの酒蔵が集まる「酒の町」としても知られています。
日本酒だけでなくワイナリーを構える造り手もあり、町全体が酒どころとしての顔を持っていて、さらに交通の便も良いので、蔵をめぐりながら岩手の酒文化にじっくり浸れるんです!
わかさや酒造店から、月の輪酒造店へ――百十余年の歩み
もともと横沢家は、水沢方面からこの地にやってきた一族でした。
酒蔵の屋号は当初「わかさや酒造店」といい、横沢家の4代目当主が酒造りへの情熱から創業したのが始まりです。
今の蔵の建物も築116年という年季の入ったもので、その古さがそのまま蔵の歴史の重みを物語っています。
こんな酒どころである地にある「月の輪酒造店」は、「南部杜氏発祥の地」の中でも、家業としての酒造りを大切に守り続けてきたのと同時に、地域との一体感を大切にしてきた蔵のひとつであると言えます。
企業としてではなく”家業として”地酒を醸す

月の輪酒造店が掲げる企業理念、それは「企業としてではなく家業として」。
この一見シンプルな言葉の裏には、142年続く蔵ならではの強い覚悟が込められています。
日本酒業界では昔から、味を継いでいくのは「親から子へ」ではなく「杜氏から次の杜氏へ」という形が主流でした。しかしそれでは杜氏が代わるたびに蔵の味そのものが変わってしまう可能性があります。
そこで、月の輪酒造店が平成に入り法人化する際、あえて初心に返って「家業」を理念に据えたのは、代々の当主が蔵の味を伝えていくという、地域の食堂やお豆腐屋さんと同じような"当たり前"を酒造りにも取り戻したかったからなのです。
その姿勢は、原料へのこだわりにもにじみ出ており、仕込みに使う水は北上川の伏流水。
稲作が盛んな紫波町らしく、使うお米もおよそ8〜9割が岩手県産です。
中には麹造りが難しいとされる地元産のもち米まで使い、限定醸造として世に送り出しています。
「地酒屋」と名乗るなら、"よその米ではなく地元の米で造りたい"。
そんな土地への誠実さこそ、家業を営む蔵の矜持といえるでしょう。
この家業としての強さは、体制づくりにも表れています。
横沢裕子杜氏は「誰でもどの部署でも動けるように」と、あえて自分だけに現場を集中させない仕組みを続けてきました。
「私がいなくても動ける、突然倒れてしまっても」
と語るように、一人のカリスマに頼るのではなく、蔵全体で味を守っていくという覚悟と、経営者としての先を見据えた視線がはっきりと表れていると思います。
実際に蔵人6人体制の中、ご主人の横沢孝之社長は瓶詰めや出荷、りんご畑の世話から経理、家庭のことまで幅広く支え、裕子さんは
「二人三脚だから乗り越えられてきた」と語ります。
「穏やかな香り、しっかりとした旨味、しなやかな酒質」——それを目指す裕子さんが大切にしているのは「待つこと」。
日本酒造りは微生物の力を借りる仕事だからこそ、無理をさせず、できるだけ自然に仕上げていくという忍耐力がものをいいます。
急かさず、代を急がず、じっくりと味をつないでいく。
それこそが、企業ではなく家業として地酒を醸すということなのだと思います。
蔵を継いだ女性杜氏「横沢裕子」さん

3人姉妹の長女として生まれた横沢裕子さん。子供のころは「夢は女社長」などと作文に書いていたようですが、思春期を過ぎたあたりから、「絶対に蔵は継ぐものか」と思っていたそうです。
そう思わせたのは、田舎ならではの、右も左も監視されているような閉鎖的な空気。
そして「女はこうあるべきだ」という、親世代の固定観念。そのどちらも、成長した裕子さんにはとても窮屈に感じられたそうです。
だからこそ、高校からの推薦で確実に東京へ出られる進学先として東京の短大を選び、服飾を専攻することになります。
当時は、「とにかく故郷を離れたい」という気持ちが強かったのです。
ところが、東京で最新のものや形だけ綺麗なものに囲まれて過ごすうちに、少しずつ逆に心境は"伝統があり、受け継がれてきたものの魅力、価値”に気付いていったと言います。
故郷を離れてみて初めて、地元の財産に気付くのです。
「酒造りをやりたくてやりたくてという方もいると思いますけれど...私はなんとなくやってみようかなというペースで始めたほうです」と、裕子さん。
でも続けて、「もしかしたら、私の天職かもしれないし、天職でもないかもしれない。そんな気持ちでやっています」ともおっしゃっていました。
これが自分は本当にやりたかったことなのか、という葛藤もありながらも続けている...。 これは意外にも、世の中から成功していると思われている財界人や芸能人でも、かなり多いそうです。
やりたいことをひたすら探すという方法もありますが、やりたくないことを引いていく、という発想でもあり、「今やれることをただやる」という様々な道の選び方があるのだと思わされます。
さて、そんな「なんとなくやってみよう」という気持ちで蔵に戻ると決めた裕子さん。
まず足を運んだのは、広島にある醸造研究所。3ヶ月間、泊まり込みで醪(もろみ)づくりの基礎を学び、地元に戻ってからは現場で杜氏に教わりながら技術を積み重ねていきました。とはいえ、その道のりは決して容易ではありません。
残念ながら、当時は「女性が酒造りをする」というだけで、どうしても偏見のようなものがあったからです。
「みんなと同じように一生懸命やっても、女性杜氏というだけで注目されたりする。自分のやってることじゃないところばかりを取り上げられるのがすごく嫌でした」
そんな複雑な気持ちを支えてくれたのは、同じ研究所で一緒に学んだ仲間たち。
男性であっても、時代の流れもあって、
「この蔵を継いでいいのだろうか」、「実家の蔵を復活させなくては」と悩む人たちがいたのです。 結局、男女関係なく、「蔵の存続」という共通テーマを抱えた人たちが想いを分かち合えたことが、今につながる支えになったといいます。
そして取材当時(2022年)は、8歳になる娘さんを育てながらの酒造り。
蔵が仕事場であり自宅でもあるからこそ、「近くにいるのになんで遊んでもらえないんだろう」と娘さんに寂しい思いをさせてしまうこともあると、母として裕子さんは正直に語ってくれました。
それでも、"なんとなく"から始まった酒造り。今では、 「一生懸命、楽しくやりがいを感じながら」続けられるものへと変わりました。
継ぎたくなかった蔵を、迷いながらも自分の言葉と技術で受け継いできた裕子さん。
その歩み自体が、月の輪の酒にじんわりと奥行きを与えているのかもしれません。
月の輪名物!”米と麹”のジェラート

「日本酒は好きなんだけど、あんまり飲めないんですよね...」
という方にも、楽しんでもらえるものがあります!
それは、蔵直売店で人気の「ジェラート」!
もともとこのジェラートは、お酒として売るために生まれたものではありませんでした。
甘酒が"飲む点滴"と呼ばれるように、体調を崩している方や寝たきりの方にも米麹の栄養を届けたい―
そんな思いから、健康食品として開発が始まったそうなんです。
結局、医療機関などでの採用には至らなかったものの、蔵の直売店で販売してみたところ評判が広がり、今ではジェラート目当てに訪れるお客様も増えたとのこと。
味は全部で6種類。
一番人気は酒粕で、他にかぼちゃ、いちご、コーヒー、抹茶、そして月の輪の焼酎にじっくり漬け込んだレーズンを使った一品も並びます。
ラムレーズンならぬ、蔵の焼酎レーズン。
ほろ苦さの奥からふわりと香る麹の甘さは、ここでしか味わえません♪
原料は米と米麹、そして牛乳。
"お酒は一切使っていない"ので、車を運転する方やお子さんでも安心して口にできますね。
そのぶん、蔵まで足を運んでくれるお客様の裾野も広がったそうです。
中には「どうしてジェラート屋さんでお酒を売っているんですか」と、酒蔵が発祥であることを知らずに、尋ねてくる方もいるほどだそうです。
甘くて優しいひとさじから、はじめて「月の輪の酒」に出会う。
そんなお酒への出会いかたも、現代的でスマートで、裕子さんならではのセンスだと感じます。
紫波町ならではの魅力を発信!

月の輪酒造店の発信力は、蔵の中だけにとどまりません。
2022年2月には、Vチューバーの「今酒(いまさか)ハクノ」さんとコラボレーションしたオリジナルラベルの日本酒を発売しました。
今酒さんは自らを「酒クズ系Vチューバー」と称するほどのお酒好きで、
当時チャンネル登録者は13万人、Twitterのフォロワーも4万人を超える人気の配信者。
※今酒ハクノさんXアカウント(https://x.com/hakuno_imasaka)
そのきっかけは、コロナ禍で出荷量が落ち込むなか、ECサイトを通じて新しい客層を開拓できないかという模索でした。
「南部杜氏発祥の地」である紫波町の日本酒を全国にアピールする方法として、今酒さんとのコラボに白羽の矢が立ったといいます。
横沢孝之社長は、
「コラボするに当たってVチューバーの皆さんについて知り、いろんな分野で活躍する人がいることが興味深く感じましたし、日本酒を知るきっかけにもいろんな切り口があっていい」と、振り返りながら、
「今酒さんのファンの方々の熱量を感じました!」とも。
その結果、これまで日本酒とは縁が薄かった層にも、紫波町の名前と味わいを届けるきっかけになりました。
こんなチャレンジ以外にも、広島のワイナリーからの提案で、"赤ワイン樽に日本酒を仕込んで熟成させる"というユニークな試みも行っています。
赤ワイン樽の中でおよそ2ヶ月寝かせると、色合いにはほんのりと赤みが差し、
香りにもワインらしいニュアンスが移っていきます。日本酒とワイン、それぞれの持ち味が溶け合ったような、これまでにない一杯に仕上がるといいます。

もう一つ、月の輪酒造店が力を入れているのが、"地元・紫波町を巻き込んだ取り組み"です。
岩手大学の生協とタッグを組み、学生が企画からラベルデザインまで手がけるお酒を毎年つくっているほか、
紫波町の4つの酒蔵で持ち回りで、学生インターンを受け入れるプロジェクトにも参加しています。
そんな、次世代のアイデアを自由に取り入れて進化を続けている「月の輪」が受け入れた学生たちに託したのは「酒粕を使った商品開発」です。
例えば、ホイップクリームに酒粕を混ぜてみたり、豆大福のあんに酒粕を忍ばせてみたり。
「酒粕は魚や肉を漬け込むもの」という発想しかなかったところに、若い世代ならではの自由でユニークな発想が加わり、その開かれたプロジェクトが花咲きます。
それは、紫波町日詰の食堂「藤屋食堂」が生み出した名物、"酒かす生クリームのフルーツサンド"
「藤屋食堂」とは、実はマーボラーメンで親しまれてきた昔ながらの食堂。
そこに、月の輪酒造店の吟醸酒かすを練り込んだ自家製生クリームで、メロンやいちごなど旬のフルーツを包み込んだフルーツサンドを出したところ、これが大評判を呼びます!
「メロンサンド」や4種のフルーツを使った「ミミーの気まぐれサンド」といった商品は季節ごとに登場し、酒粕入りの杏仁豆腐まで生まれるほどの人気ぶり♪
NHKの「大好き♡東北」やテレビ岩手「ごきげんテレビ」、IBCテレビ「じゃじゃじゃTV」など、地元メディアでもたびたび取り上げられました。
学生たちが発案した様々なアイデアから始まり、地域の食堂が育てた酒粕グルメ。
そこに携わった人々の根っこにあるのは"紫波町という土地の魅力を、新しい形でひとりでも多くの人に届けたい"という想い。
それが蔵の外へもしっかりと広がり、町全体が"酒粕 of 町"としてPRするまでになっています。
これらのVチューバーとのコラボも、学生たちとの町おこしも、 「紫波町という土地の魅力を、新しい形でひとりでも多くの人に届けたい」。
そんな根っこにある思いが、様々な取り組みにつながっているのでしょう
【月の輪酒造店】
〒028-3303
岩手県紫波郡紫波町高水寺字向畑101
TEL:019-672-1133
MAIL:kura@tsukinowa-iwate.com
HP:https://www.tsukinowa-iwate.com/
オンラインショップ:https://www.tsukinowa-iwate.com/wakasaya/
月の輪酒造店の日本酒を紹介♪
純米吟醸 月の輪

「純米吟醸 月の輪」は、蔵内で"オール岩手"と呼ばれている一本。
というのも、 お米、酵母、麹菌のすべてを岩手県産のものを使って仕込んでいるからなのです。
使っている酵母は、岩手出身の宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の主人公にちなんで名づけられた、岩手県オリジナルの「ジョバンニの調べ」。
麹菌は「黎明平泉」という、こちらも岩手県オリジナルの菌です。
実は、あの東日本大震災の後、「オール岩手で復興に向けて頑張ろう」という機運の中で、"酵母も米もすでに岩手県産のものがあるのだから麹菌"も、と平泉の地から採取して開発されたものだそうです。
あの大変な状況からの開発。東北人の粘り強い芯の強さを感じざるを得ません。
裕子さん曰く、
「岩手の人って人柄もわりと控えめなんです。で、同じくこの麹菌も香り控えめですけど、実際味わい深く穏やかでパンチのあるお酒ができるんですよ」と、
「ジョバンニの調べ」との相性の良さを語ってくださいました。
控えめだけど、強い心と情熱を持っているのが岩手県人の魂です、という裕子さんのメッセージを感じます。
確かに、「純米吟醸 月の輪」。香りは穏やかで、口に含むとまろやかな甘みがふわりと広がり、その奥からしっかりとした旨みが出てきます。
ペアリングに横沢社長がおススメしてくれた料理は「イカやホタテのお刺身や天ぷら」。
全体的に、白身魚の刺身や厚揚げなど、比較的味わいの淡白なものが相性が良いそうです。
というのも、岩手は沿岸部と内陸部の両方を持つ広い県ですので、
内陸で育った人には白身の魚の煮つけ、沿岸部の方は刺身といった組み合わせが馴染み深いのだそうです。
内陸、海沿いの海鮮料理のどちらにも合う、
一口飲むだけで、岩手という土地そのものを味わっているような一本ですね!
■純米吟醸 月の輪 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 使用米 | 吟ぎんが |
| 酵母 | ジョバンニの調べ |
| 精米歩合 | 50% |
| アルコール度 | 16度 |
| 日本酒度 | +2.6 |
| 酸度 | 1.6 |
月の輪 夏酒 旨辛純米酒

「私もそうなんですけど...『夏はどうしてもビールになってしまうんですよねぇ~』という方にこそ試してほしいのが、爽快に飲んでいただける「月の輪 夏酒 旨辛純米酒」です」と、裕子さん。
月の輪には辛口のお酒がいくつかありますが、いずれも「あまり辛くない」と言われるのが特徴。
仕込み水がやわらかいこともあり、口に含んだ瞬間はすっとやわらかく、
そのぶん喉を抜けていく後味にきりっとした辛さが立ち、爽快感を残してくれます。
原料米には、寒さに強い岩手県オリジナル品種「ぎんおとめ」を使用。
純米酒や特別純米酒のようなお酒に向いた米で、そこに合わせた専用の酵母を使って仕込んでいるとのこと。
また、この酵母には「ゆうこの想い」という名前がつけられていて、開発者である女性の名前と、裕子杜氏自身の名前の響きにもどこか重なるところがあり、なんとなく運命的な部分も感じますね。
氷を浮かべてロックで、あるいは水割りやハイボール割り、ライムを加えるといった飲み方もおススメだそう。
そんな「月の輪 夏酒 旨辛純米酒」に合わせる料理として横沢社長が挙げてくださったのが、"塩でシンプルに仕上げた焼き鳥、餃子、冷やしトマト"など、毎日の食卓で用意しやすい料理ばかり。本当に気軽に楽しめますね♪
辛口でシャープな味わいだからこそ、味のしっかりした料理全般とは好相性とのこと。
暑い暑い日の食卓に、すっと馴染んでくれる一本です。
■月の輪 夏酒 旨辛純米酒 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 使用米 | ぎんおとめ、ほか |
| 酵母 | ゆうこの想い |
| 精米歩合 | 65% |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +4.6 |
| 酸度 | 1.6 |
月の輪酒造店Q&A
- 月の輪酒造店の日本酒はどのような特徴がありますか?
- 月の輪酒造店の日本酒は、岩手県紫波町の地元産米(ぎんおとめ、吟ぎんが、結の香など)と北上川の伏流水である敷地内の井戸水を使用し、まろやかでキレのある味わいが特徴です。穏やかな香りとしっかりとした旨味、しなやかな酒質を目指しており、幅広い料理と合わせやすいとされています。もち米を100%使用した純米酒など、新しい挑戦も行っています。
- 月の輪酒造店の「米と麹のジェラート」はどのような商品ですか?
- 月の輪酒造店の「米と麹のジェラート」は、お酒を飲めない方にも楽しめる人気商品です。米と米麹、牛乳を原料とし、砂糖を使わず麹の力で糖化させる酒造技術を応用して作られています。酒粕、かぼちゃ、いちごなど6種類の味があり、アルコールは一切含まれていないため、運転する方やお子様でも安心して味わえます。
- 月の輪酒造店が掲げる「企業としてではなく家業として」という理念にはどのような意味が込められていますか?
- この理念は、代々の当主が蔵の味を伝え続けていくという強い覚悟が込められています。日本酒業界で主流だった「杜氏から次の杜氏へ」という形ではなく、親から子へ味を受け継ぐことで、蔵の味の変化を防ぎ、地域に根ざした酒造りを守ることを目指しています。地元産米を約8〜9割使用し、仕込み水も北上川の伏流水を使うなど、土地への誠実さが表れています。
- 月の輪酒造店がある岩手県紫波町は、どのような地域ですか?
- 岩手県紫波町は、盛岡と花巻に挟まれた岩手県の内陸中央部に位置し、日本三大杜氏の一つである南部杜氏発祥の地として知られています。数多くの酒蔵やワイナリーが集まる「酒の町」であり、交通の便も良く、岩手の酒文化にじっくり浸れる地域です。
まとめ
岩手県紫波町「月の輪酒造店」は、明治19年の創業から「企業ではなく家業」という理念を掲げ、地域の歴史と伝統を重んじる酒蔵です。
現杜氏の横沢裕子氏は、「蔵を継ぐものか」と一度は故郷を離れたからこそ、家業や地域の価値を再発見し、女性杜氏としての葛藤を乗り越えながら、現在、夫婦二人三脚で独自の酒造りを追求しています。
原料にも地元へのこだわりを追求し、岩手県産の米や酵母を積極的に採用しており、
土地の恵みを最大限に活かした酒質は、穏やかな香りと確かな旨味が特徴。
また、日本酒以外にも米麹のジェラート開発や、VTuberとのコラボレーション、地元の学生との商品開発など、伝統を守るだけでなく、柔軟で先進的な感性で日本酒文化の裾野を広げるその姿勢が、多くの人々に支持されています。
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②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。
③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。
過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
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つくり手さんと「つながる」
つくり手さんの想いを「のぞく」
自分たちの世界観を「ひろげる」
次回もハンズオンポーズで乾杯!
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