オンライン酒蔵留学レポート
オンライン酒蔵留学は、おうちにいながら地方の酒蔵さんとダイレクトにつながって、一緒に乾杯できる日本酒通販サービスです。
作り手さんの想いや人柄も味わうことができ、日本酒を通して「人生の学び」や「新たなつながり」、そして「推し蔵」が生まれる場となります。
本記事では、これまでオンライン酒蔵留学にご出演していただいた酒蔵さんをご紹介!
この記事を通して、酒蔵さんの想いやこだわりについて是非触れてみてください♪
今回は、代表銘柄「義左衛門」を醸す三重県伊賀市の若戎(わかえびす)酒造をご紹介いたします♪
若戎酒造(わかえびすしゅぞう)について

「忍者の聖地」で知られる三重県伊賀市。
ここは古来から都(飛鳥・奈良・京都)に隣接していたことから交通の要所として、江戸時代には城下町や伊勢神宮への参拝者の宿場町として栄えてきました。
さらに伊賀市は、四方を山々に囲まれた盆地であり、古くからその特有の気候を活かした米作りが行われてきたため、現在も10蔵の酒蔵が点在する隠れた酒どころでもあります。
その代表的な地酒蔵のひとつが”常若のえびす様”が守護するまほろばの蔵元「若戎酒造(わかえびすしゅぞう)」です。
若戎酒造の創業は嘉永6年(1853年)。
黒船来航で激震する幕末の時代、伊勢詣で賑わう初瀬街道の宿場町「阿保宿」で一人の男が立ち上がります。
その男の名は、重藤家7代目当主であり初代蔵元となる「重藤義左衛門(しげふじぎざえもん)」。
代々、宿屋を営んでいた重藤家だったのですが、なぜか酒蔵に商売替えをしたのでした。きっかけは、向かいに構えていた酒蔵の主人から経営相談を受けたこと。その際に義左衛門は、家屋敷と商売をそっくりそのままお互いに交換しようという、突飛もない発想で酒屋に転身したことが創業のきっかけだそう。
ユニークというか大胆というか、大層不思議な人物だったのだと想像できます。今でいうM&Aなどではなく、「商売の交換」とはかなり突き抜けた行動です。
その後、藤堂藩から酒造りの印札(酒造免許)を受けたことにより若戎酒造の歴史が始まりました。

やがて、時代は戦後。
昭和27年(1952年)、5代目蔵元「重藤久一」は重藤酒造場を設立します。
この頃、酒といえば”ただ酔えばいい”という時代。
そんな風潮を打破するため純米酒及び吟醸酒の製造に着手。新銘柄「若萩」を新発売することに。
そして、昭和58年(1983年)、「日本酒本来の美味しさ、素晴らしさを知ってもらいたい」という想いから創業者の名を冠した純米吟醸『義左衛門』(ぎざえもん)が誕生するのです。
今では純米吟醸酒というのは当たり前に発売されていますが、当時はまだ珍しく、さらに手軽に手に取ってもらうために敢えて二級酒として発売されていました。
その十分すぎる酒質と安価な価格のバランスが徐々に評判を呼び込み、”伊賀の地酒”として定着していきます。
平成5年(1993年)、現在の天皇陛下がご成婚の報告で伊勢をご訪問された際、夕食時に「義左衛門」をご指名されたことが雑誌に掲載されます。
これが話題となり「義左衛門」は一気に人気となり若戎酒造の代表銘柄となったのです。
その後、6代目蔵元「重藤久紘」の代に若戎酒造株式会社へ組織変更し、現在は8代目の「重藤邦子(しげふじくにこ)」社長が義左衛門から始まった蔵の歴史を守りながら切り盛りしています。
そんな若戎酒造は、令和6年に仕込み蔵の大改修を行いさらに進化!
【笑顔に乾杯!】【若戎を体感せよ!】【ワクワクはワカエビスから】
といった様々なキャッチフレーズを掲げるなど、造り手も飲み手もワクワクする蔵へと生まれ変わりました。
また、新たなブランド「ワカエビスプラス」は多種多様な酵母やガス感の違いを感じられるようにラインナップも充実。
伊賀を代表する若戎酒造のチャレンジ精神は、新たな日本酒ファンを引き寄せる予感しかしません。
多種多様な酵母を操る酒蔵。その背景には名杜氏の存在

代表酒「義左衛門」の誕生。そして、その後の若戎酒造発展の歴史において欠かせない存在だったのが『現代の名工』にも選ばれた但馬流の名手「中村貢(なかむらみつぐ)」杜氏です。
昭和51年から若戎酒造の杜氏として、そのたぐいまれなる才能を発揮しました。
当時は、今のように化学的な分析技術が発達していなかった時代。
だからこそ、名手の噂を聞きつけ、中村杜氏の元には新しい酵母を試してほしいと多方面からの相談が相次いでいたといいます。
中村杜氏はそれらの酵母を使用したお酒をブレンドすることによって「義左衛門」を世に送り出したのです。
数十種類の酵母を育てて造ったお酒はおよそタンク30本分にものぼります。
毎年味わいに変化が出るお酒ですが、中村杜氏は、その類まれなる技術と感覚で異なる酵母で造ったお酒を調合し、香りをプラスするなどして「義左衛門」のバランスを整えていました。
中村杜氏はその様をオーケストラに例えています。
”一つ一つの楽器も良い音色を出すが、重なり合うことで素晴らしい音楽を奏でる”
「義左衛門」はそんなお酒だ、と。
こうして、昭和51年から平成15年まで在籍した間に、中村杜氏が育て上げた酵母の数は実に80種類。
三重県酵母として名高い「MK-1」はその一つであり、「中村酵母」とも呼ばれ若戎酒造の基礎を築き上げました。
現在、この看板銘柄「義左衛門」から「Gコレクション」という流通量がごくわずかな幻の限定酒が生まれました。
これはいわば、ブレンド酒ではなく「三重県オリジナル酵母の可能性」を求め、"それぞれの酵母の特性を引き出す醸造方法の確立"に取り組んだ、同蔵の挑戦的なシリーズ。
これに取り組んだのは、2016年から同蔵で杜氏を務めている高松誠吾杜氏。
この「Gコレクション」の魅力は、何といっても"酵母ごとの味わいの違いを楽しめる"こと。
同じ造りでも酵母が変わるだけで、香りや旨味は大きく変化する日本酒ならではの面白さ、奥深さを体験できます。
さらに使用するのは「中取り(なかどり)」と呼ばれる部分だけ、とのこと。
「中取り」とは、お酒を搾るときに自然に流れ出る、雑味が少なくバランスのよい真ん中の部分のことで、いわば“いいとこ取り”の贅沢仕様!
純米吟醸の生原酒で、フレッシュでほんのり微炭酸、ジューシーな飲み口。初心者にもやさしい味わいに仕上がっています。
限られた特約店のみで販売される、希少な一本となっています。

前述のとおり、「若戎酒造」に2016年、新たな息吹を吹き込んだのが、Gコレクションを生み出した山形県出身の杜氏、高松誠吾氏です。
山形杜氏として培った鋭い感性を持つ高松氏は、就任当初、三重県産の米の性質の違いに試行錯誤しながらも、独自の「技の融合」を模索してきました。
その情熱は、「徹底した全量自社精米というこだわり」に表れています。杜氏自らが精米師として米を見極め、吸水を管理する。この妥協のなさが、若戎の酒に類まれな透明感を与えているといいます。
代表銘柄「義左衛門」では、性質の異なる4種の酵母を巧みにブレンドし、重層的な香りと深みを生み出しています。まさに「酵母の魔術師」。
その実力は、全国新酒鑑評会での5年連続金賞受賞、2024年の「純米大吟醸 義左衛門」で金賞という輝かしい実績が証明しています。
しかしそんな高松杜氏の姿勢は実に謙虚。
「酒造りは毎年が1年生」と語り、伝統の看板を背負いながら、時代に寄り添う最高の一滴を追求し続けています。
伊賀の地で復活した「三重山田錦」

若戎酒造の大きな特徴のひとつが、三重県内で唯一、"自社で精米設備を持っている"こと。
通常、日本酒造りでは外部の精米所に米を委託するケースも多いのですが、若戎酒造では「酒米の状態を自分たちで見極めたい」という想いから、自社精米にこだわり続けています。
精米は単なる下処理ではなく、酒の味わいを大きく左右する重要な工程でもあります。 削り方ひとつで、香り・旨味・キレのバランスが変わるため、ここを自分たちの手でコントロールできることは大きな強み。
米の個性を見ながら、その年ごとに最適な磨き方を調整できる――
この柔軟さこそが、若戎の酒質を支える土台になっています。
そんな自社精米の背景には、酒米への強いこだわりがあります。
伊賀での山田錦栽培復活に尽力したのは、現社長の祖父の代だったとのこと。
当時は「鑑評会で評価されるには山田錦が必要」という流れや風潮がある一方で、兵庫県産の山田錦はなかなか手に入らない状況だったといいます。
しかし「三重の酒のレベルを上げたい」という想いから、伊賀の地での栽培復活に奔走したといいます。
ただ品種の栽培には県の認可が必要であり、検査制度の壁もあって簡単には実現できませんでした。
関係各所との粘り強い交渉の末、ようやく三重県での栽培が認められた――
その背景には、酒造りだけでなく地域農業への強い情熱がありました。
若戎酒造では現在も、山田錦に加えて「神の穂」や「三重県産の一般酒米」など、地元の米を積極的に使用しています。
伊賀はもともと米づくりに適した土地。
そのポテンシャルを信じ、「地元の米で酒を造る」という姿勢を貫いています。
そして、その米の個性を最大限に引き出すのが“自社精米”です。
外部に委ねず、自分たちで米を磨くという姿勢。
それは単なる設備の話ではなく、「米と向き合う姿勢」そのものと言えるでしょう。なぜなら、米の状態を見極め、年ごとの出来を感じ取り、酒質に合わせて削りを変える、という工程が必要になるためです。
こうした積み重ねが、若戎の酒に一貫した個性と安定感をもたらしていると言えます。
県内唯一の自社精米という強みは、単なる設備ではなく、先代から受け継がれてきた「三重の酒を高めたい」という想いの結晶なのです。
8代目の決断!若戎酒造「令和の大改修」!

「跡継ぎ」が当たり前だった、幼い頃の記憶――
重藤社長は、小さな頃から「この子が跡継ぎや」と言われて育ったそうです。
ですから、特別な決意をしたというよりは、自然とその道が目の前にあった感覚。
「やりたいかどうかっていうのは、正直わからなかったんですけど…違和感はなかったですね」と重藤社長。
なかでも、印象的なのは祖父の存在。
酒造りの話を、子どもにもわかるように、そして何より楽しそうに話してくれたといいます。
「すごく楽しそうやなっていうのは、ずっと思ってました」
“楽しそうな仕事”としての酒造り。その原体験が、今に継承されていると言っていいでしょう。
現在は蔵を率いる立場にある重藤社長ですが、もともとは前に出るタイプではなく、どちらかというと裏方気質だそう。
ただその気質が大きな意味を持ちます。というのも、彼女は栄養士としての経験があり、一見すると酒造りとは遠いようですが、この経験があるからこそ、
・数値や状態を冷静に見る力
・現場を支える視点
・チーム全体を見渡すバランス感覚
といった、華やかさよりも、丁寧さや積み重ねに徹することができるのです。裏方に徹することができる人がいてこその蔵の改革。
これは蔵に限らず、他のビジネスにも通底している原則のようなものではないでしょうか。
とはいえ、一方で酒造業界は、今もなお男性中心の文化が色濃く残っています。
そんな中での歩みについて、重藤さんは少し笑いながらこう話します。
「目立ちますよね。だけど逆にやりやすい部分もあるかもしれないです」
伊賀の地には、同じように蔵を継ぐ女性たちがおり、女性の蔵元さんたちが集まるコミュニティがあるそうで、
「同じような悩みがあるので、気軽に話せて。楽しくやれてます」と重藤社長。
当然、重たい責任がある中にも、どこか明るさがある。それが重藤社長の強みかもしれません。
未来のための決断──「令和の大改修」
若戎酒造の大きな転機となったのが、「令和の大改修」。
きっかけは、重藤社長の、これまでの酒造りに対する違和感でした。それは、大きなタンクで仕込み、ブレンドで品質を整える従来の方法。
「気にはなってたんですけど、なかなか手をつけられなくて…ちょっと片目つぶって、見て見ぬふりをしてる感じでした」
そういうもやもやとした気持ちの中、背中を押してくれたのが“次の世代”の存在。
「息子たちが“楽しそうやな”って思って入ってきてくれたらいいなって思ったんです」
祖父の"楽しそうに酒造りを話す姿”の原体験がここで着火剤のようになります。
「息子たちなどの未来につなぐために、今やる時やなって思って、大決心しました」
自分は少し“ビビり”だと笑いながらも、大きな一歩を踏み出した瞬間でした。
この改修によって、蔵の中身は大きく変わりました。
まずは、大型タンクから小型タンクへ。
"仕込み量を約3分の1にする"ことで、もろみの状態を細かく見られるようになります。
「小仕込みにしたことで、しっかり管理できるようになりました」と、小回りの利く蔵へ。
さらに、仕込んだお酒はすぐに瓶詰めし、冷蔵管理。出荷に合わせて次を仕込む“フレッシュローテーション”へと進化します。
さらに、以下のような改修を重藤社長は断行しました。
・仕込み蔵の冷蔵化
・断熱設備の導入
・土間の全面改修による衛生向上
気候変化による酒造りの難しさにも、しっかり対応しています。
「このままやと酒造りできへんって思ったんで、とにかく冷やせるようにしました」
そんな大規模改修の中で、少しこの蔵ならではのユニークなエピソードもお聞きすることができました。
新しく導入したタンクを、すべて鮮やかなブルーに自らの手で塗装したのです。
これはスタッフの「この色が好き」という声から生まれたアイデアを即反映したのだそう。
「もろみ室開けたら、パーって好きなブルーが目の前に広がるんですよ。めっちゃ楽しいです。勿論、スタッフのテンションも上がります!」
機能性だけでなく、働く人の気持ちも大切にする。その姿勢が、蔵の空気を明るくしています。まさに経営者の役割はこれだ!と感じますね。
この大改修後、確かな変化がありました。
代表銘柄の評価は向上し、コンテストでも金賞を受賞。
蔵の改修によって向上した品質の手応えを、自分たちの実感としても、外からの評価としても得ることができたのです。
「皆さんに“良くなった”って言っていただけるのが、すごく励みです」と、重藤社長。
そんな「若戎酒造」が大切にしている言葉があります。
「ワクワクは若戎から」
それは、飲み手だけでなく、造り手自身もワクワクできる酒造り。挑戦を楽しみながら、未来につなげていく姿勢そのもの。
「造ってる側も楽しくないと、あかんと思うんです」と、苦労も多かったはずの改革を、明るく語る重藤さん。
伊賀の地から届く一杯には、未来へつなぐ優しさと、ワクワクが詰まっているのです。
ワクワクは”ワカエビス”から♪新たなチャレンジ「ワカエビスプラス」!

「ワカエビスプラス」ってどんなブランドなのか。
その原点には蔵の改修を機に、重藤社長が掲げた目標があるといいます。
それは「ポジティブ・クリエイティブ・イノベイティブ」。まずはやってみる、ワクワクすることに取り組む、今までの常識をひっくり返す——そんな姿勢を体現したブランドが「ワカエビスプラス」です。
「今までの若戎に何かプラスしたい。今までなかったことにさらにプラス、そして皆さんの笑顔がプラスして生まれてくれたらいいなということで、ワカエビスプラスという名前にしているんです。」と、重藤社長。
そしてロゴにも遊び心が光ります。「若戎」の「戎」という漢字の中に、実は「+(プラス)」が隠れているんです!それを発見してロゴに取り入れたということなのですが、実に遊び心がありつつ、鋭く繊細なセンスですよね。
このワカエビスプラスのラベルには「ガス」と「酵母」という2つのキーワードが書かれています。これがこのシリーズの個性を示す重要なポイント。
【ガスタイプ】
おりがらみでガス感をたっぷり楽しめるタイプと、絞り立てのピチピチ感を堪能できるタイプの計2種。シュワっとした爽快感がクセになります。
【酵母タイプ】
2種類の酵母をブレンド。ベリー系・バナナ系・爽やか系など、酵母の個性が香りや味わいにしっかり現れています。
どちらのタイプも、実は"ラベルを見れば一目でわかる仕組み"になっています。
なにより、楽しみ方をもたらしたのが、重藤社長が思いついた「推し酵母」という発想。酵母タイプのワカエビスプラスには、使用している酵母のキャラクターを示すカラーシールがボトルに貼られているんです。わかりやすく表すと、
・赤シール:1801酵母使用。ベリー系・華やかな香り
・青シール:MK3酵母使用。爽やか系・フレッシュな味わい
「『青は私の好きな酵母を使ってるお酒やから買ってみよう』とかっていう推し酵母ができたらいいなっていう発想で、それを目に見えるような形にしたんです」とのこと。
このアイデアの原点は、重藤社長がたまたまテレビで見た「推しキャラ特集」だったそうです。「推しがつくものはお客さんを惹きつける」というヒントを得て、日本酒の世界に「推し酵母」というコンセプトを持ち込んだのです。
ただ、もともとは全然違うデザイン案で進んでいたところを、途中でデザインを変更してシールを追加したのだとか。
「めちゃくちゃこっちの方がいい出来になった」と語ります。
「推しキャラ」「推しアイドル」といった言葉は聞いたことがあっても「推し酵母」は斬新過ぎます!
酵母という神秘的な生物を入口に日本酒の世界にハマっていく——そんな新しい扉を若戎酒造は開いたと言えます。
さらにこだわったのは、ワカエビスプラスのラベル、実はすべて「手貼り」。何千本ものボトルに、スタッフ全員で一枚一枚丁寧に貼っているのです。
「スタッフに手張りをお願いしますっていうのは、なかなか怖くてギリギリまで言えなくて...いざ言う時は『私もやるから』って言って……みんなで頑張って貼ろうぜみたいな感じになりました」と重藤社長は笑います。
一枚一枚に込められた手仕事と愛情が、このお酒の「プラス」をさらに特別なものにしているんですね。
さて、同蔵の「ポジティブ・クリエイティブ・イノベイティブ」を合言葉に、若戎酒造が挑んだ新しい日本酒。ガス感のピチピチ、推し酵母のワクワク、手貼りラベルのぬくもり——どれをとっても「笑顔になれる理由」がいっぱい。
あなたの「推し酵母」は赤ですか?それとも青ですか?ぜひ、飲み比べてみてください!
【若戎酒造】
〒518-0226
三重県伊賀市阿保1317
TEL:0595-52-1153
FAX:0595-52-2141
HP:https://www.wakaebis.co.jp/
オンラインショップ:https://shop.wakaebis.co.jp/
若戎酒造の日本酒をご紹介♪
純米吟醸 義左衛門

三重県伊賀の地で醸される人気銘柄「義左衛門」。
その中でも定番として親しまれているのが「純米吟醸 義左衛門」です。
この名前は創業者に由来しており、蔵の象徴ともいえる1本。
原料は国産米と米こうじのみを使用しており、精米歩合は60%と、吟醸酒らしいバランス型の設計になっています。
全体としてクセが少なく、食中酒としては王道で完成度の高い設計になっていて、安心感のあるスペック。
その安心感の理由は、"酵母の個性を活かしたブレンド製法"です。複数の酵母で仕込んだ酒を組み合わせることで、奥行きとバランスを生み出すのです。
もう一つ、「純米吟醸 義左衛門」の特徴は、なんといってもその軽快さ。
香りは穏やかなで、華やかすぎず落ち着いた印象。口に含むと、すっきりとした入りからやさしい旨味が広がり、後味はスッと引いていきます。
"飲み続けても疲れにくく、食事の流れを邪魔しない"
また、生酒タイプになると印象はちょっと変わり、よりフレッシュでフルーティなニュアンスが前に出てきます。
また温度によって表情を変えるのも飲み飽きない理由。
冷やして飲むと、よりシャープで爽やかな印象が際立ち、特に10〜15℃ほどの温度帯では、香りと味わいのバランスが非常に良好とのこと。
常温に近づくと、米の旨味がふくらみ、やや柔らかな飲み口になります。食事に合わせて調整できる柔軟さを持ち合わせた一本。
若戎酒造「純米吟醸 義左衛門」は、派手な個性ではなく、「迷ったときに選びたくなる安心感」を与えてくれる日本酒です。
■純米吟醸 義左衛門 スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 酵母 | 三重県酵母 |
| 精米歩合 | 60% |
| アルコール度 | 15度 |
| 日本酒度 | +1.5 |
| 酸度 | 1.6前後 |
| アミノ酸度 | 0.9前後 |
純米吟醸 義左衛門 ペアリング

まず試してほしいのがクリームチーズの伊賀漬け載せ。
コクと塩味、発酵の旨味に酒が寄り添い、口の中でまろやかにまとまります。シンプルながら完成度の高い組み合わせです。
さらに、天ぷらや唐揚げフライなどとの相性も秀逸。
油の余韻をすっと流しつつ旨味だけを残し、特に鶏の唐揚げは、ジューシーさを活かしたまま後味を軽やかに整えてくれます。
そして意外性のある組み合わせがピッツァ・マルゲリータ。
トマトの酸味とチーズのコク、バジルの香りに、酒の酸と旨味が重なり、ワインとはまた違う一体感が生まれます。
香り・旨味・酸・キレのどれもが突出せず、全体として整っているからこそ、和洋問わず調和する1本です!
純米吟醸 Cheers & Cheese

明治-Meijiとのコラボ企画で誕生した「純米吟醸 Cheers&Cheese(チアーズ&チーズ)」。
その名の通り、“チーズと楽しむため”に設計された、日本酒の新しいかたちを提案する一本です。
“ほどよい酸”が、チーズのコクや塩味を引き立てながら、口の中を心地よく整えてくれ、香りもあえて穏やかで、個性の強いチーズとも自然に調和します
"日本酒らしさはありつつも、どこかワイン感覚で楽しめる"――そんな印象の仕上がりです。
この商品が生まれたきっかけは、以前手がけた地元三重の企業“ベビースターラーメンに合う日本酒”。
その取り組みを見た明治-Meijiから、「チーズに合うお酒を造ってほしい」という声がかかったといいます。
「とにかくチーズに合う4種類か5種類のお酒でブレンドして、このお酒を仕上げています」とのこと。
そのターゲットとなるチーズは「明治北海道十勝スマートチーズ旨味濃厚チェダーブレンド」。
「実際合わせて飲んでみると、私たちもちょっと感動したぐらいでした」と重藤社長。
その完成度は、偶然ではなく“設計された相性”だからこそ生まれたもの。
「ベビースターの時も、想定以上に合って感動して。もしかして私たち、何かに合わせるの上手かもって(笑)」
そんな「純米吟醸 Cheers & Cheese」は、“日本酒とチーズをつなぐ架け橋”となる1本です!
■純米吟醸 Cheers & Cheese スペック■
| 原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
|---|---|
| 精米歩合 | 66% |
| アルコール度 | 15度 |
純米吟醸 Cheers & Cheese ペアリング

「純米吟醸 Cheers & Cheese」のペアリングとして、特におすすめなのは、
「明治北海道十勝スマートチーズ旨味濃厚チェダーブレンド」はもちろん、クリームチーズ、カマンベールなどの白カビ系、ミモレットやコンテのような熟成系や チーズを使った軽めの前菜やピッツァなど、あらゆるチーズやチーズを使用した料理を口の中で「融合」してくれます。
ワイングラスに注いで、お手軽に手に入るチーズと合わせるだけで、少し特別な時間に変わる、そんな時間を味わえますので、日本酒にあまり慣れていない方でも親しみやすいですよね。
若戎酒造Q&A
- 若戎酒造の代表銘柄「義左衛門」は、どのような経緯で誕生したのですか?
- 「義左衛門」は、日本酒本来の美味しさを知ってもらいたいという想いから、創業者の名を冠して1983年に誕生しました。当時は珍しかった純米吟醸酒をあえて二級酒として発売し、その高い酒質と手頃な価格が評判を呼び、伊賀の地酒として定着しました。
現在の天皇陛下が伊勢訪問時にご指名されたことで一躍人気銘柄となりました。 - 若戎酒造の酒造りに貢献した「中村貢杜氏」は、どのような功績を残しましたか?
- 中村貢杜氏は「現代の名工」にも選ばれた但馬流の名手で、昭和51年から平成15年まで若戎酒造の杜氏を務めました。多種多様な酵母を操り、異なる酵母で造ったお酒を巧みにブレンドして「義左衛門」を誕生させました。在籍中に80種類もの酵母を育て上げ、三重県酵母「MK-1」(中村酵母)を確立し、若戎酒造の基礎を築きました。
- 若戎酒造の「ワカエビスプラス」とは、どのような新しい取り組みですか?
- 「ワカエビスプラス」は、若戎酒造が新たなチャレンジとして立ち上げたブランドです。多種多様な酵母やガス感の違いを感じられるようにラインナップを充実させており、新しい日本酒ファンを引き寄せることを目指しています。造り手も飲み手もワクワクするような、進化し続ける若戎酒造のチャレンジ精神を象徴する取り組みです。
まとめ
三重県伊賀市に位置する若戎酒造は、1853年創業の長い歴史を持ちながら、伝統と革新を融合させた酒蔵です。
代表銘柄の「義左衛門」は、かつての名杜氏が確立した多種多様な酵母を操る技術を継承し、重層的な香りと深みを実現。
現在は8代目の重藤邦子社長のもと、酒造の斬新な大改修を経て、小型タンクによる精密な管理や「フレッシュローテーション」を導入し、品質向上を徹底しました。
さらに自社精米による三重県産米へのこだわりや、遊び心溢れる新ブランド「ワカエビスプラス」の展開など、飲み手にワクワクと笑顔を届ける挑戦を続けています。
幅広い料理との調和を重視した酒造りは、和食からイタリアンまで幅広く寄り添う高い完成度を誇り、「推し酵母」という新しいアイデアを取り入れつつ、伊賀の地から「挑戦的でユニーク」な酒を醸し続けています。
オンライン酒蔵留学に参加するには?

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毎月異なる酒蔵さんとダイレクトにお話が出来る貴重な場となりますので、推せる蔵が見つかるかもしれませんよ♪
是非皆さんのご参加お待ちしております!
オンライン酒蔵留学の流れ

①事前にお酒が届く!
・オンライン酒蔵留学をお申し込み後、ご自宅にお酒をお届け。
②オンライン酒蔵留学に参加!
・つくり手さんと乾杯!(ZOOMまたはYouTube LIVE)
・前後半に分けて皆さんと交流しながら推し蔵ポイントを探る。
③全国に飲み友達が出来る!
・オンラインで全国の日本酒ファンと情報交換し、飲み友達が出来る。
過去のオンライン酒蔵留学の様子をまとめたレポートは記事はこちらからご覧いただけますので、是非参考にしてみてください!
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