日本酒おつまみペアリング3選!世界を股に掛ける天吹酒造 木下社長おすすめはこれだ!

日本酒おつまみペアリング3選!世界を股に掛ける天吹酒造 木下社長おすすめはこれだ!

【酒蔵社長・杜氏直伝】日本酒おつまみシリーズ

 【酒蔵社長・杜氏直伝】日本酒おつまみシリーズ、今回は佐賀県の天吹酒造様からとっておきのメニューを教えていただきました!

佐賀県といえば最近、日本酒地理的表示GIを取られるなど、日本酒酒蔵さんがとても熱く活躍してらっしゃると何かと話題の県ですよね。

その中でも今回紹介する天吹酒造様は333年の歴史を誇り、なんと11代も続く老舗中の老舗。しかも世にも珍しい「花から取り出した酵母」でお酒造りをなさっている酒蔵さんです。

今回、11代目社長木下壮太郎氏に、花酵母のお酒に合うペアリングメニューをご紹介いただきましたので、まとめてお伝えします。

木下社長はとても気さくなお方で、お酒とおつまみのマリアージュについても大変参考になるお話も伺えました。

日本酒がまさかあの国の代表料理と合うなんて!

という驚きばかりのペアリングメニューをお楽しみください。

【大人の酒蔵留学】ハンズオンローカルSAKE

オンライン酒蔵ツアー ハンズオンローカルSAKE

本記事を書いております私たちは『大人の酒蔵留学』というお題目で、酒蔵社長・杜氏さんと直接乾杯できるサービスを行っています。

なかなか外出しづらい昨今でも、おうちにいながら地方の酒蔵の社長や杜氏さんと乾杯し、お酒について学べちゃう、とっても素敵なサービスなんです♪

(→自分でいうな!笑)

 

酒蔵社長・杜氏というお酒のプロから、日本酒ペアリングの理論から、実際に合うペアリングメニューまで教えていただくことができ、参加するだけであなたの日本酒ライフがとても豊かになります。

 

今回ご紹介する日本酒おつまみメニューは、酒蔵社長・杜氏に直接聞いたリアルなおすすめです。

 

■【大人の酒蔵留学】ハンズオンローカルSAKEの公式サイト

https://hands-on-local.com/

日本酒マリアージュ・ペアリングとは

23区内唯一の酒造『東京港醸造』が造る日本酒を港区で“地産地消”! 江戸開城×春食材のマリアージュ を楽しむペアリングセット|株式会社Globridgeのプレスリリース

 画像引用元:prtimes

今回の記事では、日本酒に合うおつまみについて解説していきますが、その前に!マリアージュ・ペアリングという言葉についてご説明したいと思います。

マリアージュ・ペアリングという言葉は、とてもオシャレなイメージですよね。マリアージュはフランス語、ペアリングは英語から由来するもの。

ざっくりとした言葉の意味だと、マリアージュは「結婚」、ペアリングは「組み合わせ」です。

これだけではちょっとわかりにくいので、具体的にどんな意味なのか、違いも一緒にご紹介します。 

 

マリアージュとは

マリアージュは「結婚」という言葉以外にも、食の世界で用いられています。特にワインでよく使われている表現です。

2つの異なるものが一緒になると、新たなものが生まれる、というまさに「結婚」という言葉にマッチした表現方法ですね。

マリアージュは、A×B=Cのように、美味しさの掛け算的な要素を持っている感じです。

お酒と料理を掛け合わせると、個々にはなかった新しい味が生まれる、といった期待値の高い結果を表現する際に、マリアージュがよく使われるようです。

ペアリングとは

一般的に、ペアリングはマリアージュと比べると、もう少し柔軟な意味合いになります。お酒と料理を組み合わせて食事を楽しむといったところですね。

A+B=ABというように、それぞれの美味しさを足し合うといった感じです。

日本酒の場合、マリアージュとペアリングのどちらを使うべきか、というよりも、それぞれの銘柄に合う料理はたくさんあるので、掛け算的な組み合わせになるものはマリアージュ、広い範囲で相性が良いものをペアリングと使い分けするケースが多いようです。

その他細かいところは、下記の記事にてご紹介しておりますので、よければご参照ください♪

日本酒マリアージュ・ペアリングに関しての詳しい紹介記事はこちら

 

 

酒蔵社長・杜氏がおすすめする日本酒おつまみ 9選〜佐賀県みやき町・天吹酒造編〜

次に、今回紹介する佐賀県三養基郡みやき町・天吹酒造と今回紹介する木下壮太郎氏について紹介します。

 

 佐賀県三養基郡みやき町・天吹酒造について

北部九州の中央あたりに位置する佐賀県三養基郡みやき町。今も筑紫平野の穀倉地帯として有名です。山が近く、美味しい水も豊富な地域です。

米どころで水も豊富、となるとやはりお酒造りが盛んになります。

その中でも天吹酒造さんは創業333年を超えていますから、かなりの歴史がある酒蔵さんといえます。

現在では米国の鑑評会「TEXSOM INTERNATIONAL WINE AWARDS」でゴールドメダルを受賞するなど数々の輝かしい成績を残されています。 

  • 天吹酒造合資会社
  • 佐賀県三養基郡みやき町東尾2894
  • 0942-89-2001
  • ホームページは、こちら

 

天吹酒造合資会社・11代目木下壮太郎社長について

実は、先代までの天吹酒造さんは95%以上が佐賀県内での消費であり、全国展開は長らくしてらっしゃらなかったそうですが、今から20年以上以上前に、現社長の木下壮太郎氏が「花酵母」を使ったお酒造りを始めたことから全国展開、そして現在の世界展開への転機になりました。

世界に認められたお酒を醸す木下壮太郎社長は海外での活動も盛んであり、今回のペアリングも「海外から見た日本酒」としての視点が十分に活かされた内容になっています。

 

 

今回ご紹介するお酒とペアリングメニュー

今回ご紹介するお酒は下記の3つ。これらのお酒合うおつまみペアリングメニューを1品ずつ紹介します。

  1. 天吹 純米吟醸ひまわり酵母
  2. 天吹 生酛純米大吟醸
  3. 天吹 純米吟醸いちご酵母

 

天吹 純米吟醸ひまわり酵母のペアリングメニュー

天吹酒造 ひまわり酵母 オンライン酒蔵留学 ハンズオンローカルSAKE

夏らしいひまわりの花酵母を使った純米吟醸がこちら。やはり夏の花だけあって夏に飲みたい少し辛口タイプの日本酒です。

ひまわりの花言葉は「あなただけを見つめる」と、ロマンティックなものです。パートナーとのちょっと特別なディナーの時に出してみるのも良いかもしれません。

吟醸ひまわり酵母にあうおつまみの系統はいわゆる「ちょっとクセのあるおつまみ」です。

例えば酢漬けにしたサーディンなどの青魚系のおつまみやシーフード系のおつまみなど、「魚介特有の味わいが濃い」おつまみとのペアリングが最適。

また、チーズのクセとの相性もいい日本酒です。ブルーチーズやクリームチーズなどと合わせるのもいいでしょう。

  • お酒:純米吟醸ひまわり酵母
  • 使用米:酒こまち
  • 精米歩合:55%
  • アルコール度:15度
  • おすすめの飲み方:5~15℃ , 20~25℃

 

    クリームチーズとアンチョビの海苔巻き

    画像引用元:那珂川町ケーブルテレビ

    さまざまなペアリングを紹介していただきましたが、木下壮太郎社長のイチオシはこれ!

    手も汚れないし簡単で美味しい! という3点揃ったおつまみです。

    チーズのコクやアンチョビのクセとひまわり酵母のやや辛口な日本酒とのマリアージュが最高。

    洋風な感じに海苔巻きすることで、日本風の要素も取り入れたおつまみは最高ですね!

    佐賀は有明海苔が有名ですので、旨味たっぷりの有明海苔で巻けば、もっと美味しいはず!

     

     

    天吹 生酛純米大吟醸のペアリングメニュー

    天吹酒造 生酛純米大吟醸 オンライン酒蔵留学 ハンズオンローカルSAKE

    こちらの純米大吟醸はいわゆる生酛造りのお酒です。

    生酛造りとは、酒母に人工の乳酸菌を添加せずに自然に乳酸菌が発生しやすくする製法で造ったお酒のことであり、通常の酒母造りの2倍は時間がかかってしまう伝統的な製法です。

    純米大吟醸でフルーティさもありながら、冷やでも熱燗でもいけてしまうなんとも万能な日本酒です!

    • お酒:天吹 生酛純米大吟醸
    • 使用米:雄町
    • 精米歩合:40%
    • アルコール度:16度
    • おすすめの飲み方:全温度帯

       

        アラビアータ

        本当においしい〝ベーコンとしめじのアラビアータ〟 by おねこ | レシピサイト Nadia | ナディア - プロの料理家のおいしいレシピ

        画像引用元:ナディア

        天吹 生酛純米大吟醸に合うメニューは、イタリアンなパスタ「アラビアータ」

        アラビアータとは、イタリア語で唐辛子を効かせたトマトソースのこと。

        え!?アラビアータと日本酒!!??

        すごく意外に思われたかと思いますが、ぜひ試してみてください!

        また新しいマリアージュの誕生です。

        アラビアータの唐辛子感溢れる辛味と生酛造りならではの酸が効いた味が、お口の中でパチパチと刺激し合って合わさっていく感じです。

        こんな新しい世界観を見出すことができるのは天吹の木下社長ならでは!
        是非ともご賞味あれ!

         

        天吹 純米吟醸いちご酵母のペアリングメニュー

        天吹酒造 いちご酵母 オンライン酒蔵留学 ハンズオンローカルSAKE

        名前も可愛いいちご酵母のお酒は、いちごらしいフルーティな味わいが特徴です。

        いちご酵母の特徴は、いちごの花のような穏やかな香りと舌の上いっぱいに甘みが広がるところ。

        先ほどご紹介したひまわり酵母と比べると、アルコール感がでた辛口な感じはなく、同じ花酵母でも対照的だと感じます。

         

        • お酒:天吹 純米吟醸いちご酵母
        • 使用米:雄町
        • 精米歩合:55%
        • アルコール度:16度以上17度未満
        • おすすめの飲み方:全温度帯

           

          冷凍苺

          画像引用元:pixabay

           

          純米吟醸いちご酵母の美味しいおつまみ……というよりももはや飲み方は、木下壮太郎社長直伝の方法があります。

          それは、凍ったいちごを入れるだけ!

          凍ったいちごを数粒お酒のグラスに入れて日本酒を注ぐとあら不思議、ペアリングというよりももはやおしゃれなカクテルになってしまいます。

          いちごが溶けてくるまではいちごの風味を楽しみつつ日本酒を飲みましょう。溶けてきたら日本酒を含みながらいちごを食べてみてください。いちごの酸味といちご酵母の甘みがマリアージュして、日本酒なのにフルーツワインやフルーツカクテルを飲んでいる気分になります。

          夏場、凍ったいちごを買ってきて作っておくと身体もひんやりしてきて、良さそうですね。

          ぜひお試しください。

           

          天吹酒造のペアリングメニューを全部検証!

           

           

           

          その他、様々天吹酒造の木下壮太郎社長におすすめしていただいたため、実際にどれが美味しいのか検証動画も作ってみました。

          ぜひご参考ください!そして、ご覧いただいた方はいいね!コメント!チャンネル登録を忘れずに!

           

           

          今回紹介していただいたのは、一見日本酒に合わないように見えるおつまみもあったかもしれません。しかし、日本酒に秘められた可能性は無限大。

          海外で鍛え抜かれ、磨かれたその感性から生み出されるペアリングメニューのアイディアを皆さんも試してみませんか? 

           

          酒蔵の社長・杜氏とおうちで交流するならハンズオンローカルSAKE

          オンライン酒蔵ツアー ハンズオンローカルSAKE

          毎回異なる酒蔵さん、日本酒に関する異なるテーマでイベントを開催しておりますので、今回のオンライン酒蔵留学のテーマが気になる方は下記からチェックお願いします!

          今月のオンライン酒蔵留学をチェック

           

          その他、各SNSでは酒蔵社長・杜氏の日本酒ペアリングメニュー、日本酒一問一答、イベントの最新情報など配信しておりますので、ぜひフォローお願いします♪

           

          ●公式インスタグラム

          https://www.instagram.com/handsonlocalsake/

           

          ●公式Twitter

          https://twitter.com/handsonsake/

           

          ●公式YouTube

          https://bit.ly/3mIoY8K

           

          ●公式Facebook

          https://www.facebook.com/handsonlocalsake

           

          ●酒蔵留学生限定Facebookコミュニティページ

          https://www.facebook.com/groups/handsonlocalsake

          ブログに戻る

          コメントを残す